June 6, 2009

ソフトバンクの社債

自分の携帯は去年の8月からソフトバンクモバイルになったので、ソフトバンク関係の動向は気にならないといったらウソになる。


最近の話題はソフトバンクの個人投資家向けの社債だろう。

ソフトバンクとSBIホールディングスとは現在は資本関係が無いと思うけど、好評みたいだったSBI債は利率が1.84%で期間1年(完売御礼)。一方ソフトバンクの無担保社債(愛称:「福岡ソフトバンクホークスボンド」)は利率が5.10%で期間2年。

日本国債の金利水準を考えると、5.10%はかなりのハイイールド債券の部類なのではないだろうか。
しかもこの資金は現在の借入金の返済と社債の償還資金に充てる予定らしい。総額600億円。


現在の金融情勢からすると、金融機関から資金調達することは難しいのだろうか?
もし調達できたとしても、かなり条件が悪いとか、いろいろと縛りがあったりするのかな。


そこで、個人向けの高利の金融商品ですよ。お客さん!
オマケは、購入者全員に福岡ソフトバンクホークス・エコバッグのプレゼント。あと、抽選で20組40名様に2010年シーズンのホーム開幕戦のペアチケットおよび開幕戦当日のホテルペア宿泊券をプレゼント。

自分は元ダイエーホークスファンだったりしたけど、このようなプレゼントや金利につられて投資しようとは思わないなあ。


シロウトの個人相手にこのようなニンジンをぶらさげて買ってもらって資金調達をするような状況って、いったいどういうことなんだろう?

 

ソフトバンクモバイルは、月間契約純増数首位を続けているけど、財務状況からインフラ投資は停滞したまま。そのうち回線状況がかなり悪化することが目に見えている。
個人的には、日本の携帯業界がドコモ寡占状態になると未来に希望がもてないので、
いっそのこと、次世代への切り替えのタイミングでauとソフトバンクが一緒になって、インフラはKDDI系、サービスはソフトバンク系が主導でやったら、面白いのになあなんて思ってみたりする。


しかしまあ、ユーザとしてソフトバンクと付き合うのは、いろいろと神経を使わされて、ボケ防止には良いことなのかもしれないかも。(笑)
いろんなサービスの条件も複雑だったりして、一筋縄ではいかなくて、不利な点がないだろうかといちいちチェックが必要な気がするのだ。


もし、ソフトバンクモバイルが買収などにあって現在のサービス形態を継続できなくなった場合を想定してみる。
(続きは別エントリーで)
 

March 31, 2009

最近

最近はというと、

やはり本業では多忙状態から抜けきれず、(しかし業績はさっぱりだし)
週末は子供の遊び相手で時間がとられ、(落ち着くのは平日の寝る前ぐらい)
なかなか時間的&精神的な余裕が無い状態が継続中。

そこに、身内の病気が発覚したりして。。。


そんなわけで、とりあえず月一で定期的に更新していたポートフォリオは止めることにした。
株式市場は少し面白くなりそうな兆候が出てきたのにね。


もともとは投資系のブログだったのだけど、これからしばらくはあまり投資にこだわらずに、
ぼちぼちと不定期にやっていこうかと思っているのであった。
 

June 21, 2008

商品インデックスファンドの買い持ち

最近、家で過ごす時間といえば、子供の相手をしているか、撮ったビデオの整理をしているか、電子ピアノをいじっているかで、ブログのメンテをしている時間がほとんどない。

ビデオをキャプチャしてDVDを焼いたりすると、PCがずっと占有されてしまう。
その待ち時間は、リハビリがてらにピアノいじり。
よく考えたら、左ひじを粉砕してから楽器をさわるのは初めてなので、思っていたよりもはるかに指が動かない。本当にリハビリ状態。頭で強く命令しても、指が言うことを聞かないのだ。

 

水瀬さんのブログに、近頃カルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)などが商品インデックスファンドを買い持ちすることの是非について書かれているが、これについてコメントしようかと思ったけど、また迷惑をかけるといけないので自分のところで戯言でも書いてみる。


自分の場合、結論から言うと、「好きにすればよい」である。
あるルールに則って取引している限り、他人がとやかく言う筋合いはないというスタンス。
良いか悪いかはその人の価値観や立場によって変わる。
ここで善悪を言い出すと、各自の価値観がぶつかり合って宗教論争になるだけ。


商品の場合、長期に持っているだけではキャッシュフローを生まないので、ゼロサムゲームである、というのはたしかにその通りだと思う。

でも、株式や債券は無理に関わりあわなくても生きていけるが、商品の場合、石油や農産物は使わずに生きていくのは不可能だと思える。
商品先物市場やETFなどのファンドの世界だけでゼロサムゲームが閉じていればいいけど、長期に負け続けるのが末端の消費者である可能性もある。

だから、経済活動に参加している限り、商品ファンドを持っている戦略もあってもいいと思う。
生産者が商品先物でヘッジをかけるように、消費者が商品先物関連のファンドでヘッジをかけてもいいのではないだろうか?
少なくとも自分にはこれが悪であると判断することはできない。

労働者よりも投資家の立場になる方が良いので、株式に投資をするように、末端の消費者だけでいるよりも商品の権利を少しでも持っている方が良いという論理は間違いとはいえない。


とはいえ、この状況でちゃっかり利益を得る人もいるんだと思う。

商品インデックスファンドの買い持ちの続きを読む

January 28, 2008

ELEMENTS

前回書いたロジャーズ国際商品指数(RICI)連動のETNについて、ちょっと補足しておこうかと。


このELEMENTSのETNは、いわゆるDebt Securities(負債証券)の一種である。
ETFなどと違って、NAVというものがない。
その代わり、理論的な価格は算出できる。
(組成時の価格×指数連動分)-(annual fee 0.75%の日割り分) である。
配当は無い。指数によって価格が変化するのみ。ノートの満期は2022年10月24日。

RICI指数は、ブルームバーグやロイターの端末がないと最新の値はすぐにわからないようなので、個人投資家にとっては本日現在の理論価格を計算するのは簡単ではない。前日の指数ベースの価格はELEMENTSのページに掲載されている。
まあ、少しプレミアムがついている雰囲気があるけど、だいたい適正なBid/Askの値が立っているようなので、それなりの指値で買えば大きくボッタクられることはなさそうだ。


このETNの出口としては、市場で売却する他に、発行体に買い取ってもらう方法もある。
その制限日が2008年1月28日だから、明日以降は発行体への買取請求が可能になる。
ただし、最低金額は5百万ドルなので、一般の個人投資家には縁が無さそう。
あと、ブローカーが買い取って、5百万ドル分まとめて発行体に買い取ってもらう方法もとれなくはない。

まとまった資金があれば、もし市場価格が割安にディスカウントされていた場合に、市場で買って発行体に買い取ってもらう裁定取引は理論的には可能。
でも、現在の出来高では、短時間で5百万ドル分買い集めると、市場価格が上昇して割高になってしまう可能性が高い。


ETNの発行体はスウェーデンの政府系金融機関である。幹事はメリルリンチ。
略称はSEK(スウェーデンクローナのことではない)で、正式名称はAB Svensk Exportkredit、英語表記はSwedish Export Credit Corporation、
日本語ではスウェーデン輸出信用銀行と呼ばれている。
スウェーデン政府が100%株式を保有している。格付けはAa1/AA+だからかなり優秀な部類。
もしものことがあっても、スウェーデン政府がSEKをつぶすことは普通はまず考えにくいように思える。

ELEMENTSの続きを読む

January 26, 2008

結局のところはジムロジャーズ指数

以前に書いた商品指数連動のETFだけど、

結局のところ、ジムロジャーズ御大のロジャーズ国際商品指数(RICI)連動のETN (RJI)を買ってしまった。

一番大きな理由は、中国株ETF(FXI)を売った米ドルがあったという、行き当たりばったりの理由だったりする。(^^;
とりあえずユーロよりも米ドルの方が使いやすかったので。


ロジャーズ国際商品指数は、少し前から注目していたけど、手数料が高いファンドしかなかったので手が出なかった。
この指数はエネルギー、農産物、金属の割合が程よいように思う。品目も多いし。
嶋田さんのブログの情報から、最近になってロジャーズ国際商品指数のETNがAMEXに上場されていることを知り、さっそく確認して物色することにした。
一番オーソドックスに全部入りのやつ。

正確には、ELEMENTSという会社が組成しているElements Linked to the Rogers International Commodity Index - Total Return というもの。ここってスウェーデン由来の会社なのかな?
このノートのYearly Feeが0.75%ということだから、まあまあのレベルでしょう。ファンドを買うよりははるかにマシだと思う。

結局のところはジムロジャーズ指数の続きを読む

January 7, 2008

ユーロ建てのCRB ETF

昨日書いたユーロ建てのCRB指数連動のETFについて、

ふと思ったのだけど、


CRB指数が上がったときに、国際的に商品の価格が上がったのか、ドル安によって上がったのか、どちらの要因が強いのかがユーロ建てだと少し区別がわかるかもしれない。


ただそれだけ。


まだ少し様子見だけど、なんか買いたい気持ちが強くなってきた。

 

最近の市場の状況はつかみづらい。見通しが難しいように思える。
こういうときはどうしたらいいか、腹が決まってきた。

ユーロ建てのCRB ETFの続きを読む

January 6, 2008

年初からいきなり調整

あけましておめでとうございます。


4日から仕事をしたりしているけど、なかなかこちらには時間を割けない状況が続いている。
何も手が出せない状態の中、年初からいきなり調整がきた。

年越しでプット売りポジションなんか持っていたら、即撤退になるところだった。幸いにしてノーポジだったので助かった。
1日にインデックスで2~3%も下がるとさすがにキツい。
逆にチャンスが出てきたようなので、今週はエントリーしてみようかと思う。


あと、やはり少しは商品モノも持っていた方が良いのかな?
もともと、昔は純金積立とか金鉱株とかをやっていたので、金などには少しなじみがあるのだけど、去年あたりは今更買うのもなんだかなあと思っているうちに、そこからさらにかなり上がってきた。以前の値段の感覚があるだけに、なかなか手が出せなかったのだが、周りの状況がかなり変わっているので、水準が変わった可能性もある。
タイミングを逸した感があるけど、気になるものは少しでも持っていた方が精神的に良いかもしれない。自分が買って下がったら、それはそれで良いのだから。
これからもインフレの気配は続きそうな雰囲気もあるし。

商品の指数の1つとして、CRB指数というのがあって、これはインフレの先行指数とも言われていて、モーニングサテライトなどでも毎日メジャーな株式指数や為替レートと一緒に放送で挙げられているポピュラーなものである。
しかし、米国市場でざっくり探しただけでは、CRB指数連動のETFは無さそう。他の商品指数はあるけど、個人的にはCRBが好み。
CRB指数は、去年8月の底からは20%ぐらい上昇したところ。
欧州や香港ではLyxorのものが上場されている。

というわけで、
以前に自分も書いたけど、non-energyのものもあるので、これをユーロネクストあたりで少し買ってみるかな。
それとも、少しエネルギー関係が落ち着くのを待ってノーマルのCRB連動モノにしようかな。

年初からいきなり調整の続きを読む

December 28, 2007

401K口座の近況

海外市場はクリスマス明けで閑散としながらも、年末年始は元日ぐらいしか休みが無いので、今年のまとめはまだできない状態。

今年の収穫はなんといってもオプション売買が思ったよりも面白くて自分でも続けられそうなことがわかったこと。
これについては後日にでも少し書いてみようかと思う。


で、ネタもあまりないので、
少し前にあった確定拠出年金(日本版401K)のニュースなどをからめつつ、自分の401K口座の近況でも。

以前に書いたかもしれないけど、2006年5月から401K口座を運用することになってしまった。
近頃の市場の荒波を受けて、口座残高がどうなっているのか、最近確認してみたら、予想に反してプラスであった。
てっきり、マイナスに落ち込んでいるかと思ったけど、意外と海外株式はパフォーマンスが悪くない。

約1年半の期間で、今年の春からの状況を考えると、プラスであるのは悪くないんじゃないだろうか。
自分の場合、海外株式が多め、海外債券が少し、日本株式が少々である。ほとんどがインデックス運用。長期で負けないことを重視している。
ボラティリティは高目かもしれないけど、自分のスタイルには合っている。
もう少し日本株式の割合が大きかったら、マイナスになっていただろう。


よくよく考えると、401K口座は無視できないぐらい将来の懐事情に影響が大きいかも。
例えば月々23000円ずつ拠出するとして、20年の運用で拠出金だけで552万円。30年では828万円になる。
運用によっては、これが200万円にも2000万円にもなる。

401K口座の近況の続きを読む

September 19, 2007

18日のFOMC

0.50%の利下げで来ましたか。

今までのやり方だと0.25%利下げもあり得たけど、それだとやっぱりヤバイだろうと思ったかどうかはわからないが、みんなの期待通りに手を打ってきた。
つまり、コンセンサス通りで特にサプライズというわけではないと思う。

しかし、0.25%と0.50%で意見が割れていて、大きい方の0.50%になっただけで、「大幅利下げ」なんていう見出しはいかがなものか。


下がると思っていた人が多かったからなのか、逆に株価は大幅上昇に。
ブラジル株のETF(EWZ)なんてザラ場で+7.49%ですよ。


でも、これだけで単純に安心できるとは思えないなあ。
ロイターかどこかの識者のコメントに、「株価は6カ月先を読みに行っている」なんてあったけど、
そのわりには毎回毎回いちいち反応が大きすぎないか?
もう少し現在価値に割り引いたらいかが。


個人的には、早く買える(プットを売れる)状況になって欲しいなあというのが本音だけど。

18日のFOMCの続きを読む

August 28, 2007

シティカレンシー買い納め

vox mundiさんのブログで知ったのだけど、シティカレンシー(現在の正式名称はレッグ・メイソン・グローバル・マネー・ファンズ・エフシーピー)がこの9月までで募集を停止するみたい。
以降は新規購入、追加購入、スイッチングができなくなる。解約のみを受け付ける。

現在保持しているものは自分で解約するかファンドの償還があるまでは持っていられる。ちなみに、信託期限はいちおう無期限となっている。


少し前からシティカレンシーを少し追加しようと思っていたので、これを機会に買い納めをした。
今回は、特に長期の塩漬けが前提でもあるし、米ドルやユーロは他にもあるので、英ポンドにしてみた。


まずは、先週の半ばに電話で目論見書を請求。
投資信託用のテレホンバンキングに電話したけど、特に問題なく請求できた。以前に購入していることもあるし、渋る様子は特に見られず。
ここでも9月までしか新規購入できない旨を確認。

この間にシティに少し資金を移動しておく。


しばらくして、今週の頭に目論見書が到着。
そして、投資信託用のテレホンバンキングに電話して購入の指示。

2003年の1月以来、シティでは投資信託を購入していない(このときもシティカレンシー)が、ずいぶんと勝手が変わっていた。
注文が完了するまでに30分ぐらいはかかった。フリーダイヤルだからまだいいけど、我慢の限界に近い感じだ。

シティカレンシー買い納めの続きを読む

August 20, 2007

サブプライム

米国のサブプライム問題で世界中が大騒ぎになっていて、
今後は個人消費などの実体経済への影響が懸念されているけど、

ところで、


日本のサブプライム層への信用供与の市場はどうなっているかというと、
先のグレーゾーン金利の撤廃によって、


もうすでに、
とっくの昔に崩壊している

ように思える。


だから、
個人的には、
日本の内需関連にはあまり強気になれないところがある。
単純にひとくくりにして判断するのは難しいと思う。

サブプライムの続きを読む

August 16, 2007

今週

株式市場は予想以上に面白い状況になってきた。(^^;


QQQQのオプションだけど、
ナスダックは自分が想定していたペースより、約1日分以上は下落幅が大きい。
つまり、大きく下げた日が想定より1日は多かったということ。

8月限の期日は今週の金曜の17日。
あと2日残っている。
プット売りポジションは1日だけだったら問題なく期限を迎えることができる。
しかし、もう1日あるので、今日の動向しだいでは買い戻して手仕舞う必要がある。
なぜ今すぐにでも手仕舞わないのかというと、今の状況では、クローズする注文の手が止まってしまうほど、あまり利幅がとれていないということ。
逆に言うと、期日まであと2日しかないのに、アウトのプットオプションにかなりのプレミアムが残っているわけ。
こういうのは勝負してみたくなるじゃない。


今日のNY市場は楽しめそうだ。(笑)
来週からはプット売りだけでなくコール売りやプット買いも少し検討するか。


こうやって小銭は少し稼げているけど、本体の現物株のロング分がやられているので、焼け石に水だったりするけど。
現物株は、持っているものは今のところホールドで、新規の買いの様子見状態。


そういえば、昨年の5月から開始された我が401K口座の残高を見てみたけど、
思ったほどには大きく下がっていない。
といっても最近は結構下がっているのだけど、それまでがインデックス中心の運用で年利回り+20%ぐらいと鬼のような成績だったので、頭が少し冷えてよかったのではないかと思っている。


あと、今週の頭に、日本株はとりあえず売ってしまった。さわかみファンドだけになった。

今週の続きを読む

August 7, 2007

最近の下落相場でやったこと

本業が多忙ながらも、NY市場の寄り付き前後は時間がとれるから、オプションや外国株はちょっと動かしたりしている。

備忘録的に最近やったことなどを列記してみる。
これが結構そのときの頭の中を表していて、後でみると自分自身で面白いと思ったりする。


(1)まず、持っていたQQQQのプット売りを薄利and損切りで一旦撤退。
今年の2月末の急落の場合は、最初の下げが大きくて、すぐに戻ったから、結果的にはプット売りをそのまま持って粘っていた方が儲かったような気がする。
このような経験も邪魔をして、次の手を打つのだが、少し傷を負うことになる。(^^;

(2)下落したところで、また新たにQQQQプット売りを建てる。
第2弾、第3弾の下げが大きくなければ、粘っていれば大きなプレミアムを得ることができる。
がしかし、今回は後の方が下げが大きく、すぐに損切りで再度撤退。

(3)(2)の撤退と同時にドテンしてQQQQプット買いにいく。
また大きく下げたところで売ってうまく手仕舞いできた。ある程度は取り戻すことができてラッキー。

(4)(3)の手仕舞いとほぼ同時に期限が近い8月限のQQQQプット売りを建てる。(今はこの状態)
最近はボラティリティがかなり上がっていて、オプション売買では利益がとれる可能性が高まったので、面白い状況ではある。
でも、ポジションを外しまくるとすぐにオケラになる可能性もある。

一つだけ言えるのは、期限までわずかのオプションは、原資産価格よりも少し離れたアウトのプットオプションについては、期限がくるまでに権利行使価格まで下がる確率はかなり低いと思えること。
ここまで結構下がっているし、これから連続して大きく下げることは、乱高下するよりも可能性として低い気がする。すぐにゲームオーバーの時がくる。
そこで、少し強気に売ってみた。さすがにプットは短期的に買われ過ぎているんじゃないだろうか。

最近の下落相場でやったことの続きを読む

June 27, 2007

トレンド転換?

欧州株が下落する日が多くなった。
米国株も似たような動き。
トレンドが転換したのかな?

なんか、上昇トレンドは一休みで、レンジ相場かもしかしたら下降トレンドの始まりかもしれない。
いつも感覚的な表現ばかりで申し訳ないけど、これはハッキリと数字で示せるようなものではないと思っている。


自分の最近のポジションの変化としては、
まずはMan group → Lloyds TSBの乗り換え。
Manはかなり上がったと思ったので、Lloydsに乗り換えてみた。でも、乗り換えてしばらくはManが上昇してLloydsは横ばいに近い状態で、相変わらずトレードが下手だなと思った。
Lloydsの株は長くホールドする気はあるので、これぐらいは気にしない。
ここ2,3日は仲良く下がっているけど、Manの方がボラティリティが高いので、ディフェンシブに考えると結果オーライなのかもしれない。

貧乏性が抜けないので、どうしてもポジションを持ちたがる傾向にある。
あと、自分の場合、基本的に順張り系の人なので、下落したときに利確とか損切りとかポジション変更が多くなってしまう。


次は、eBayの衝動買い。(^^;
これはほとんどオーダーミスに近いものだけど、しばらくは付き合ってみるかな。
オプションをちょっと見ていただけなんだけどね。

トレンド転換?の続きを読む

June 14, 2007

イールドカーブ

一瞬真夏のように暑くなったと思ったら、梅雨空に。。
自分にとっては一番嫌な季節。ひざやひじの調子が悪くなる。


先週から米国の長期金利が急騰したけど、個人的には悪くないと思っている。
ニュース記事などを見ても、そんなに悪い感じでは書いていないし。
まあ、潮目がちょっと変わった気がするのは確かだけど。

グリーンスパンが謎と言った逆イールドが解消されて、気持ち悪さが無くなった分、良い傾向だとは思う。
少しぐらいはイールドカーブが立った方がまともだろう。逆イールドのままでずっと続くと、何か変なことが起こりそうな恐怖がある。英国だとまたちょっと事情が違うようだけどね。


この場合、直接的には、長期債券が売られて価格が値下がりしていることになる。
その売ったお金はどうするのか?
債券は詳しくないので、想像の世界だけど、キャッシュのまましばらく様子をみるか、新発債や短期債に乗り換えるぐらいだろう。
この状況で債券を売って株や商品、不動産などにお金が回ることは考えにくい。


今回の長期金利上昇で株も下落したけど、個人的には強気継続中。

企業の業績面でみると、短期金利の上昇は今期や来期の業績に直接影響を受けそうだけど、長期金利の上昇は、バランスシートに長期債をたくさん持っている企業を除けば、直接的に大きな影響を受けるとは思えない。
たしかに、リスクフリー金利が上がるから、資本コストは上がるように思うけど、それは債券との相対的なものであって、直ちに企業の利益が減るわけではないはず。
株を売ってウエイトを減らして新発債を買うほどの劇的な変化には思えないのだ。既発債だとまだ値下がりリスクもある。

このへんはマクロ経済に詳しい人に教えを請わないといけないかも。

イールドカーブの続きを読む

June 7, 2007

投資の科学

少し前に読んだ本「投資の科学」についてのエントリ。


著者のマイケル・J・モーブッシンは、レッグメイソン・キャピタルマネジメントのチーフ・インベスト・ストラテジストで、コロンビア・ビジネススクールの非常勤教授。どちらかというと実践派である。
これは自分にとって当たりの本。
マーケットの性質をうまくとらえていると思う。


1つのポイントは、ほとんどの自然現象は、株式市場などの人間が絡むものも含めて、正規分布に従わない。べき乗法則に従うフラクタルなシステムである。ということを、明確にして書いていること。
一般的なファイナンス理論で使われる、正規分布を前提としたものは、自分も少し違和感があったが、この本を読んで頭がスッキリとしてきた。

自然界での分布や株式会社の分布などは同じで、大多数の小さいものから、極少数の巨大なものまである。これが、フラクタル、べき乗法則である。グラフの縦軸を対数にすると、分布は右下がりの直線になる。
これは株式市場も同じであり、わずかな変動が大多数であるけど、ごくたまに大きな変動が起こる。企業の業績分布なども同じであるとのこと。
異常値は確実に存在し、ときには無視できない。
この考えは正しいと思う。


現状のファイナンス理論は、実践的な理論といえるまで完成していない。
実態と異なる仮想的なモデルを前提に組み立てられているので、ときに実際の現象とは乖離が生じ、うまく当てはまらない点が結構ある。学問のための理論から脱することができていない。前提のモデルに怪しさが隠れているから、説明できない現象も多い。

この本では、効率的市場仮説のように、すべてのプレーヤーが合理的な行動をとるという前提とは、異なる考えを示している。
アリやミツバチの行動などを例に出して、集団の行動は正しいと結論づけている。人間で実験しても同様な結果が出ているようだ。
個々の判断は間違っていても(多くの場合はそうだ)、多様な個が集まってできた集団全体としての結果はほぼ正しいものになる。これが集団の能力であり、マーケットも同じようなものらしい。

投資の科学の続きを読む

May 26, 2007

住民税

今年度の住民税の税額通知を受けた。


多くの人は、住民税↑、所得税↓でトータルで変わらないという話になっているけど、今年度から定率減税が廃止されているので、実質は増税と考えてもよい。
徴収された分を少しでも取り戻そうと思ったら、自分の場合は、子供の通院&処方箋薬によって、自己負担分の乳幼児医療費助成で受けるしかないかな。これで健康保険料と住民税のうちのいくらかは還元される。といってもわずかだけど。
幸いにも、うちの子は健康なので、しばらく病院に行っていない。
東京都の場合、小学校入学前までは医療費の自己負担はゼロ。23区は親の所得制限も無いし、区によっては中学卒業まで医療費がかからない。


まだデフレ脱却したかどうかよくわからない状態だし、上がっているのは都心部の不動産と企業の収益ぐらいだから、この実質増税による効果を考えると、消費が上向く要素は考えにくい。
ここでさらに政策金利を上げると、心理面では景気にマイナス要素となる確率の方が高そう。


日本株の内需系は買いにくいなあ。
でも、新興市場の優良株はそろそろ上がってきてもよさそうな雰囲気を一部で感じる。
このような状況で良い企業の株を安く買うのがバリュー投資の本道のように思えるが、地合的にはまだ下がる確率も高そうなので、なかなか難しそうだというのが本音かな。
かなり良い選択眼を持っていないと、ボロボロになってもおかしくない。

そういう意味では、大きな資金力を持っていれば、分散して仕込んでいけばトータルで良いパフォーマンスが出る可能性はある。
バリュー系インデックスファンドの1つでもあれば、無難な選択なんだろうけど。
あとは、バリュー系や中小型系のファンドというのもそろそろアリかもしれないと思っている。


自分の場合は、基本的に日本はアンダーウエイトでしばらく待ちかな。少しは買ってみたりしているけど。

住民税の続きを読む

April 27, 2007

売りの効用

先日のコメント欄にちょっと書いたけど、少し前から日本株の空売りをちょっと試したりしている。


現段階での感想は、精神安定剤としてはいいかな? という感じ。


投資をするにあたり、個人的なスタンスは、自分が想定するようなことになる見込み(確率)と、それが起こったときのインパクト(結果)とを総合して考えている。一般的に言われる期待値みたいなものをいちおうは考えているわけ。そんなにキッチリとした数字ではなくて、ある程度漠然としたものだけど。
でも、最終的な判断は「好み」ということになるので、アートな領域なのかもしれない。

これが基本線だから、自分の思惑とは全く異なるような部分はできるだけ排除したいと思っている。
だから、インデックスなどに投資する場合も、総合インデックスではなく、バリューや小型などの個別のものに賭けて買っている。
(家族分は何も考えずに放置だから、これとは全くスタンスが違って保守的にしている)

この路線でいった場合、今後しばらくはこのセクター(地域や業種など)は他と比べてまずパフォーマンスが低そうだなと思ったものは、できるだけポートフォリオから外したくなる。
この延長で考えて、今年の年初ぐらいから日本の中小型株はどうみても上がるより下がる方の確率が高そうな銘柄が多いんじゃないかと思ったので、空売りを検討してみた。
今の水準で全部売ってしまうのも賢明ではなさそうだし、そのうち上がるだろうとのノーテンキな思いもあるので、自分なりの対策を考えてみた次第である。

売りの効用の続きを読む

April 20, 2007

バロンズ拾い読み

先週ついに外為どっとコムの口座を開き、今週から「バロンズ拾い読み」が読めるようになった。
バロンズ拾い読みは、外為どっとコムに口座を開設して、5000円以上の資金を置いておけば、オンラインで読めるようになる。


これは、あの有名な米国の投資系週刊誌であるBARRON'Sの記事をいくつか抜粋し、少し要約した状態で日本語に翻訳したもの。全訳の約3分の1程度に要約しているらしい。
エグゼトラストというところが製作・発信元である。発行元は時事通信社になっている。ちなみに、本家のバロンズはダウジョーンズ社が発行している。
ここのブログに『バロンズ拾い読み』作成に必要な英語として、翻訳するにあたっての背景が連載のエントリでいろいろ書かれている。翻訳者の考え方などがわかり、参考になる。


毎週の記事は10本程度。記事部分は25ページぐらいだから、個人的にはとてもしっくりくる分量だ。
PDFファイルだけど、ダウンロードして読むことはできない。ログインしてオンラインの状態で読んだり印刷ができるだけだ。まあ、これは仕方ないかな。

米国市場を中心とした海外の状況をおおまかに知るには、良質な情報源だと思う。
バロンズ自体が少し引いた目線で書いている記事が多いと思うし、翻訳する段階でも、できるだけ中立な視点で訳すことを心がけているようである。

現在は新規購読の申込受付は行っていない。残念。たしか購読料は年間で1万円ぐらいだったと思う。
このため、今から読みたければ外為どっとコムなどで読むしかないのだ。

バロンズ拾い読みの続きを読む

March 30, 2007

VIX指数

エルさんのブログで書かれていたVIX指数についてのエントリーは、ボラティリティについて再確認するきっかけを与えてくれたので、こちらでも紹介したいと思う。

  恐怖指数上昇 ~恐怖指数とは~
  恐怖指数で、今回の世界同時株安を予知できなかったのか?


この2つのエントリーはある意味で必見である。市場で取引されているものに投資している投資家は、読んでおいて損はないと思う。
市場の価格変動のトレンドの一つの特徴がVIX指数に現れているように思えた。


VIX指数は、S&P100指数を対象とした株価指数オプションの価格からバイノミアル・モデルに基づいて計算されるインプライド・ボラティリティを表すものである。
これじゃあなんのことかさっぱりわからないだろうから、大雑把に言ってしまうと、S&P100インデックス(米国市場の大型株のインデックス)の現在のボラティリティ(変動率)の水準を表しているものと考えていい。
つまり、VIX指数が小さいときは米国市場が落ち着いていて株価があまり変動していない状態であり、大きいときは米国市場が荒れて株価が大きく動いている状態であることを示す。


今年の2月の急落前は10~12のレンジでかなりボラティリティは低い状態だった。
最近は多少落ち着いたものの以前よりは少しボラティリティが高くなっている。

自分の場合は、オプション売買をかじるようになってから、VIX指数は横目で眺めてボラティリティの水準をときどき確認しているだけだった。
でも、このVIX指数は、個別株やETFのロングポジションに関しても、市場の状況を側面から見る指標としてある程度は参考になるのではないかと思うようになった。
米国市場の大型株の動向は、株式投資をしていれば誰でも絶対に影響を受ける。また、これは債券市場にも関連があるだろうし、商品市場などにも影響がありそう。

VIX指数の続きを読む

March 19, 2007

その投資対象は儲かるか?

最近、日本株を投資対象から外してみようかと一瞬思ったりしたが、その後にいろいろ考えていちおうの結論が出たので、そのときの過程を記録として残してみる。


いきなり核心部分にふれると、投資して資産を増やしたいと思っている場合は、結局のところ、ぶっちゃけた話「ところで、その投資対象は儲かるのか?」ということが判断基準になっていると思う。
十分に資産があって、これから特に増やす必要がない場合は、社会貢献などを第一に考えて投資対象を選んでもいいと思う。でも、資産を「増やす」ためには、必ず利益が出て儲からなくては、増えていくことは無い。

つまり、表面的には綺麗事の理屈を並べていても、裏では損得を考えてプラスのリターンが期待できる(プラスのリターンが得られる確率が高い)ものでないと、増えていかない。お金には綺麗事だけでは済まない面がある。
(ここでは、社会的な名誉とか、心の充足感とか、正義感とかは傍に置いているので、そのへんは誤解なきよう願います。)


で、日本の株式市場は、開示資料の内容が怪しいことがありその確率は米国市場などに比べてかなり高いのでは?という疑惑について、大手証券や取引所の行動をみていると、やっぱりそうだと思える状況になっている。
そんなに信用ができないのなら、今後は日本株投資は止めようかと思ったりしたのだけど、上に書いた原点に戻って考えてみて、ちょっと気が変わった。
儲かりそうな期待が持てるのなら、そのような基準で選別せずに、枠や箱にとらわれずに自由にやればいいと思ったから。

ただし、ファンダメンタルの細かい数字にこだわりすぎると、その根拠に不正があれば失敗してしまうので、そのへんのさじ加減は必要になってくるのかもしれないなと思う。
結局、真実は市場にしかないということになるけど、市場はときどき間違えるみたいなので、付き合いは難しい。最近は改めてそう思う。

その投資対象は儲かるか?の続きを読む

March 6, 2007

ポジション縮小

とりあえず、現時点のメモの続き。


本業は相変わらずだけど、週末は斑尾に行っていたりして、忙しいながらもスキーも堪能して充実はしている。
ゲレンデは春スキーの雰囲気で、スキーウェアだと汗が出てくる陽気だった。ニュースによると、長野でも15℃ぐらいにはなったみたいだから、山でもかなり気温が高かったのだろう。
雪は昼頃にはシャワシャワっとした感じになって、ワックスも合わなくて全然滑らない。でも、今シーズンの滑り納めとしてはまあ満足できたかな。


やはり、調整は一時的なものではなく、少し長引きそうな雰囲気。
イヤな予感があるときは、悪くなる方向に進むのはいつもの通り。


KONGは06年度の4Qと期末の決算発表の後、利益が期待値よりも下回ったため、急落してストップオーダーに引っかかり、これまた強制売却となって損切りで手仕舞いに。
JOBSも決算発表の後にさらに下がっているので、先日の撤退は結果的には悪くなかったということになる。

KONGはコールオプションの買いで含み損の穴埋めをしたりなど、いろいろと勉強になったので、いい付き合いができたように思う。これもまた機会があったら投資してもいいかな。


あと、Lloyds TSB (LLOY)も一旦売却して様子を見ることにした。
これでさらにポジションを縮小することに。状況を少し見てからいろいろと買いの検討を始めるつもり。

ポジション縮小の続きを読む

February 26, 2007

未成年口座

うちの場合、自分の口座とは別に子供名義の口座でさわかみファンドを積み立てている。
最近、以前にちょっと書いたように子供用資金は新規積み立て分をさわかみファンドから乗り換えようとしていて、セゾンバンガードファンドなどを検討していたのだけど、ここにきてセゾン投信については口座開設を断念することになった。


理由はただ一つ、未成年口座が開けないから。
今朝、うちのポストを見てみると、セゾン投信から口座開設キットが届いていて、早速確認してみると、申込書は完全に大人仕様だし、約款をみてみたら、しっかりと未成年は口座を開設できない旨が書かれていた。残念。


これでまた1ヶ月前の状態に戻ってしまったけど、やはりマネックスで未成年口座を開いて資産設計ファンドやトヨタバンガードファンドなどを検討するしかなさそう。
どうしてもセゾンバンガードファンドじゃないといけないという程の差でもなさそうだから。
証券会社の方がまた後日少し気が変わったときに自由度が高いというのもあるし。

自分が代わりにセゾン投信の口座を開いてもいいのだけど、個人的には、本人名義の口座で資金を増やしていきたい。
いくら元は同じだとはいっても、子供にとって、自身のことに関するお金は本人名義の口座から出した方がいいような気がしているから。


でも、未成年口座というのは、多少の問題を含んでいる口座なのかもしれないとは思っている。

未成年口座の続きを読む

February 21, 2007

インデックスでのパッシブ運用

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドについて、前回のエントリーで書ききれなかったことはコメントでほとんど書いてしまったので、ここでは繰り返さない。


自分の思いとしては、インデックスでパッシプ運用をやるのなら、それに徹しきって欲しいという気持ちが一番大きい。

自分の場合、インデックス投資をようやく自分の頭で理解したのは「投資4つの黄金則」を読んでからなのだけど、この本でも、個々のインデックスファンドはいいとしても、その配分については最適解がよくわからなかった。

だから、もしインデックス投資が最善だとすれば、世界の市場に丸ごと投資してパッシブ運用しないと、本道ではないんじゃないだろうか? という思いがずっと胸の中にあったわけ。

これを極少額からローコストで手間無く実行できそうなのが、セゾンバンガードファンドだと思ったので、今のところはこのファンドを支持している。


で、結局のところは、子供用資金は保険や預金との比較なので、いろんなバイアスを取り除いてクールにパッシブ運用に徹して、余計なことはして欲しくないという気持ちだったりする。

インデックスでのパッシブ運用の続きを読む

February 19, 2007

セゾン投信のファンド

先週末に第1弾ファンドの発表があったセゾン投信のファンドについて。

自分もかなり好意的にとらえている。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、今までありそうで無かったタイプだと思う。
一部にはこれでもコストが高いという意見もあるようだけど、実際に似たような運用をやろうと思っても、同等の手間コストではかなり難しい(ほぼ無理)だと思う。現時点ではこれ以上のものを望むのは贅沢な注文だろう。


投資においては、消費者の視点も重要だけど、マネージメントする側の視点はもっと重要だと思う。
利益の源泉をいろいろ考えたり理解したりするときには、この視点から見ないとわからないことがある。
特に、市場の末席にでも参加して平均以上のリターンを得たいと思うのなら、肉を切らせて骨を断つような考えも時には必要になる。
ファンドを買っているだけだとしても、市場のプレーヤーの一人であることは確かなこと。


資料を請求して詳細を確認しないと、まだ細かいことはよくわからないけど、セゾンのバンガードファンドは子供名義や奥さん名義の積み立て投資にいいかもしれないなあと思っている。

現在はこの部分はさわかみファンドでやっているのだけど、先々のことに関してなにかと不安要素もあったりするし、やはり海外の投資対象もカバーしたいという思いもあって、ここ1,2ヶ月はトヨタアセット・バンガード海外株式ファンドなど、他のファンドを検討していたところであった。

子供用の積み立て投資は、今でもそれなりに幅を利かせている学資保険や定期預金に対して、18年の期間で楽勝で勝てる運用という、低い目標設定から始めている。基本的には、あまり動かさずにほったらかしにしたいところ。保険や預金との比較だから、手間は最低限にしたい。
現在は運用開始から2年半ちょっとで、今のところはほぼ満足できる経過である。
出口まではまだ15年ぐらいある。このため、パフォーマンスの変動はある程度許容できるのだけど、資金の目的上、あまり大きなドローダウンは避けたいところ。出だしが好調だったので、現状では気分的にはかなり楽ではあるけど。。。

セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドは、海外資産の割合が高いとか、債券の割合が高いとかの意見もあるけど、自分の考えではこれでいいと思っている。

セゾン投信のファンドの続きを読む

January 28, 2007

自宅≠収益不動産

先日のエントリーにさわりを書いたけど、自分は基本的に「自宅≠収益不動産」でいいと思っている。

理想的には、収益不動産と比較して損がないような物件を購入できればいいのだろうけど、特に日本では該当するケースはかなり限られると思っている。

だから、まず前提として、自宅を資産としてはカウントしない考えを持っている。


例えば、資産家は、自宅の土地を更地にしてマンションを建てたら年利回りどれぐらいでまわせるから、DCF法で計算した理論価格がどれぐらいで、それと比較して妥当なこの値段で買ったとか、考えているのだろうか? 大部分の人は考えていないように思われる。
先祖から受け継いだ土地でない限り、新たに土地を購入して、まともでしっかりした造りの建物を建てていたら、不動産事業として採算が取れないケースが日本では大部分じゃないのかなあ。なお商業地とかはちょっと性格が異なるのでここでは除外するけど。
だって、住宅用の収益不動産の建物は基本的に安請負のものがほとんどだ。

耐震偽装問題の根が深いことがこのことを証明しているように思える。
大元締めは別にして、当事者の彼らは、決してボロ儲けしてウハウハというような感じはしない。
せいぜい、小金を稼いでニヤニヤぐらい。つまり、建築コストを削らないと採算がとれないのだ。
その手間やリスクを考えると、割に合わないのが現状なのかなと、勝手に想像してみた。正直に造るとほとんど儲からないのだろう。
今までの日本の不動産業は、基本的に転売のキャピタルゲインがメインで成り立っていた。最近の傾向のように、米国と同様の収益中心に考えたら、採算はどれぐらいとれるのか、今後の業界の成り行きには注目しているけど。


あと、一般的に言われている個人ファイナンスの考え方で、自宅はどうして資産にいれて考えるのだろう。金額が高いからだろうか? 企業会計と同じにしないとダメなんだろうか?

自宅≠収益不動産の続きを読む

January 27, 2007

払える金額

PALCOMさんのブログに何度もおじゃましてマンション購入関連の話題にコメントしているうち、いろいろと昔のことが思い出されてきた。

自分は家を「買っちゃった人」なんだけど、その頃どういうふうに考えてたのだったかなあと。


でも、ネットをいろいろ見ていて、今改めて感じたのは、世の中では、「自分がいくら払えるのか」、払える金額を優先して判断する人がまだ多くいるという事実に、時代はそんなに変わっていないのかなあということだったりする。
月々いくら保険料を払えるから、何千万円の生命保険と日額何千円の医療保険に入っているとか、月々ローンをいくら払えるから何千万円のマンションを買ったとか。
良識あるアドバイスでは、これらは典型的にダメなパターンなので、絶対にしないようにということになっている。合理的な根拠が全く無いから。


自分も昔は近い発想を少し持っていたかもしれないけど、意識して判断材料に使ったことはないなあ。
家を買うときの最終的なトリガーになったのは、納得できる条件のローンがおりたからなんだけど、家賃とローンの支払額を比べて考えたことはない。結果的には当然ローン支払額の方が少ないのは事実ではあるけど。

自分の場合は、まあ大きく損をすることはないかなというとても消極的な考えだった。
自宅が収益が上がるかどうかなんて、端っから考えてない。どちらかというと耐久消費財的な考え。このへんについては別のエントリで改めて書こうかと思う。

家の購入にあたっては、よくあるパターンで、奥さんが主役として登場する。

払える金額の続きを読む

January 19, 2007

円安の影響

雅さんのブログなどで、円安のせいか食料品の値段が上がったということが書かれていて、そういえば自分も最近ワイン価格で円安の影響を感じたので、そのことについてでも。


我が家は毎年ヴィニョーブル・ギョーム(Vignoble Guillaume)のワインを予約注文で買っている。
ここは、アンリ=グザヴィエ・ギョームという、あのDRCを始めフランスやイタリアの有名なワイン醸造者にブドウの苗木を供給している一部では有名な苗木家がやっていて、自分のところでもワインを造っている。
苗木の専門家だけあって、ワインはとてもおいしい。
ここの畑があるフランシュ=コンテ地方は、地域的にも気候や土壌的にもブルゴーニュの近くであるが、有名な地方ではないため、格付け的には高くない。
よって、素晴らしくコストパフォーマンスが高いワインができる。
ヴァン・ド・ペイ(Vins de pays)クラス(地ワイン)だけど、ヘタなAOCのシャトーものには負けないと思う。
シャルドネ(白)やピノ・ノワール(赤)などの単一品種ものがメイン。


今年の予約注文の案内がきたのだけど、なんか以前より値段が高い気がした。
調べてみると、全ての商品が昨年より8%ぐらい高い。ユーロ高円安が効いているようだ。
ちなみに、今年手に入るものは2005年物である。
ブルゴーニュのヴィンテージ評価は、2004年よりも2005年の方が良いみたいだけど、このクラスのワインではヴィンテージによってそんなに値段が変わるとは思えない。一律に上がっているので、為替レートの影響だと思う。

円安の影響の続きを読む

January 10, 2007

Appleはやはりカッコいい?

マッキントッシュの世界では、ずっと昔から年初のこの時期にマックワールドエキスポという見本市がサンフランシスコで開催されて、そこでは毎年新製品の発表などの大きなニュースがあり、マックユーザやデベロッパーは注目していた。
iPodの方がメインになってきた今でも、アップル製品に関するこのイベントは続いているようだ。
たしか、MacWorldという雑誌が主催だったので、その名前が残っているみたい。
ちなみに、自分がマックユーザじゃなくなってから7年ぐらいは経っている。


発表があると噂されていたiPhone、やっぱり出てきた。
アップルらしくカッコいいかも。
基本的にはiPod+携帯電話かな。今日の携帯電話はメーラ&ネットブラウザは標準だから。あと、802.11b/g Wi-Fiの無線LANインタフェースもついている。
ボタンは無くて、全て液晶パネル&タッチパネルのキーから入力する仕様みたい。
昔、京セラかどこかから、白黒液晶&タッチパネルで入力する携帯電話があったと思うけど。

このタッチパネルキー、iPodで評判のインタフェースを進化させたもののようだ。
携帯電話のときはテンキーになるし、メールなどの入力のときはパソコンなどと同じQWERTY配列のキーが出てくるみたい。
自分の場合、携帯電話のキーで文字入力するのはイヤなので、自分からはほとんど携帯メールはやらない。
このようなインタフェースを待っていた。

惜しいのは、今のところGSM端末だけなので、日本じゃ使えないこと。
日本の携帯電話界が独自仕様路線で突っ走ってしまったのは、かなり大きな非関税障壁なのかもしれない。
いずれ日本で発売されることになっても、ソフトバンク端末になるのかな。


アップルの株価は、ここしばらくはグズグズしていたのに、昨日の昼ぐらいから急騰して1日で+8%以上も上がった。
今日も寄付きから高めをキープしている。
オプショントレーダーとしては、こんなわかりやすいイベントを逃してしまったのはちょっと不覚だったかな。
インザマネーにほど近いコールオプションを初夢くじの代わりに買っておけば、たぶん1日で倍以上にはなっただろう。

Appleはやはりカッコいい?の続きを読む

January 3, 2007

Buon Anno

Buon Anno Nuovo 2007
あけましておめでとうございます。

今年も良い年でありますように。


年末年始はいつもどおりに何もしない日々。
また今年も年初の目標を手帳に書きとめておいた。

例年通り、奥さんの実家で年越し。
11月後半から12月前半にかけて、うちの一家全員で風邪が長引いたこともあり、約2ヶ月ぶりの再会だったが、子供の言葉が急に上達していたことに感心していた。
最近は何でもオウム返しのように繰り返して、話したい盛りなので、相手も大変だ。
適当に相手をするとそれを察知して機嫌が悪くなる。わざと間違ってそれを指摘させるような技も使うので、あなどれない。

あと、やったことといえば、年末にできなかったスキーのワックスがけの仕上げ。
昨シーズン末に久々にチューンナップに出していたので、滑走面のフラット具合がバッチリでワックスもかけやすい。

Buon Annoの続きを読む

December 28, 2006

日本に投信の夜明けは来るか

水瀬さんのブログを中心として、いくつかのブログを回っていて、日本の投信の今後について少し考えてみた。
ここでは、日本で買える公募型ファンド(投資信託)のことを「投信」と呼ぶことにする。
海外で売っている公募型ファンドや私募ファンドなどを含めて一般化したものは区別して「ファンド」とする。


特に、インデックス投資家からみて、投信の高コスト体質はなんとかならないだろうか、というのが現状での一番の懸案事項になっているように思う。
まあ、海外のファンドも似たようなものなので、あまり誉められたものではないけど。

ちなみに、自分は個別株、オプション、ETF、株式アクティブファンド、マネーファンドなど、市場での直接売買とファンドとを組み合わせるスタンスである。つまり、使えそうなところは適宜ファンドを利用するという考え。


で、思うに、金融機関は「サービス業」であることを、ちゃんと理解している人は業界内にどれぐらいいるのだろう。
投信という商品は、まだ旧時代のしくみから抜け出していないように思える。
外部の人間が勝手に想像してみると、運営にかかるコストを積み上げていって原価を算出し、これにある程度の利益を乗っけてみて、横並びで周りを見回して、妥当と思われる額の手数料を設定しているようなイメージがある。
これって、昔の通信業界でNTTが設定していた通信料金と似ている。コスト積み上げ方式だ。

通信業界はその後どうなったかというと、いろいろと規制がありながらも、参入してきた他社が価格破壊を起こし、各社が競争して料金を下げ、シェア増加を目指しつつ、その中で利益を得るための工夫をいろいろとしてきたことによって、品質を保ちながらもユーザが低料金を享受できるようになってきた。
まあ、技術の進歩は無視できないけどね。


証券会社の売買手数料は価格破壊が起こったけど、投信の信託報酬は昔とあまり変わっていない。
販売側の論理が前面に出ている。
毎月分配型ファンドなどは、多くの人に喜んで受け入れられているので、顧客ニーズにマッチしたすばらしい商品なのかもしれないけど。(あくまで皮肉です)


ふと思ったのだけど、投信というのは、顧客からの信頼を得て資産を託されるものなわけだから、もっとサービスという面で差別化して支持を集め、利益を得る方向には行けないものだろうか。
サービス業とは、顧客に付加価値を提供してナンボの世界だと思う。

個人的には、一番の課題は「ユーザインタフェースに不満がある」ということだと思う。

日本に投信の夜明けは来るかの続きを読む

December 13, 2006

近頃思うこと

前回のエントリーのまたまた続きで、
近頃自分が投資について感じていることをつらつらと書いてみる。


(1) いつの時代も少数派が勝つ

過去の歴史を振り返っても、投資では、基本的に少数派が利益を得るようになっている。

例えば、バリュー投資やインデックス投資が有効である大きな理由の一つに、「少数派だから」という要素があるのではないかと思っている。

バリュー投資が多数派になると、裁定の機会がほとんど無くなり、大きな利益が得られなくなってしまうと思う。
インデックス投資が多数派になったときのことは想像しづらいが、ある臨界点を超えると、インデックスが現在のような指標としてうまく機能しなくなるのではないかと勝手に推測している。
なかなかあり得ないと思うけど、もし仮に、ほとんど売買しない安定株主とインデックスのパッシブ運用が大多数になったら、一番利益を得るのは、おそらくこの状況を利用した少数派のアクティブ運用(広い意味での自発的売買を行う投資家)なのではないだろうか。あるいは、インデックスをコントロールしてしまう先物投資家かも。

だから、長期投資を考えていても、いろんなケースにぶち当たると思うので、そのときどきで戦術や基本戦略を見直す必要が出てくるかもしれない。
 

近頃思うことの続きを読む

December 12, 2006

わらしべ長者のエビデンス

前回のエントリーのさらに続き。


個人的には、投資で一財産を築いた人はわらしべ長者型の人が多いのではないかと思っている。

だけど、その証拠となると難しい。


株式インデックスや優良企業の株式に何十年も長期投資でホールドしていれば、とても素晴らしいパフォーマンスが得られたことは良く知られている。
これは過去の値段の推移が時系列データで残っているので、それをグラフ化するだけで一目瞭然である。


他の資産に交換していく方法がバイ&ホールドのままよりもパフォーマンスが悪いのかどうか、検証するだけのデータを得るのは不可能だと思う。

そういう方法をとった場合の時系列データがまず無いだろうし、統計的に有意な差が出るほどのサンプルも無いだろう。
資産の交換の際の判断には、投資家のアートの要素が入るので、ルール化して機械的方法によるシミュレーションを行うのも難しいように思える。

わらしべ長者のエビデンスの続きを読む

December 11, 2006

長期投資への応用

先日のエントリーの続き。

わらしべ長者の考えを長期投資に応用するには、単純な話、時間軸を長くするだけ。
頻繁に資産を入れ替えていたら、手数料や税金でマイナスになる可能性があるので、それだけは絶対に避けたいし。

たとえば、1年とか、3年とか、10年とか、自分に合ったサイクルでときどきポートフォリオを見直して調整すればよい。
そのときに、現在持っている資産よりも将来価値が上がりそうな有望な資産があれば、一部またま全部をそれに交換していく。
いくらインデックスに分散投資していても、何年か経てば状況が変わってきているはずなので、セクターや地域の好不調、今後の見通しなどは変化していると思う。
そういうときも不動でいるのがインデックス分散投資の極意という考えもあると思うけど、ポートフォリオのバランスが大きく変化していたら調整した方がいいと思う。


自分の場合、1年ちょっと前ぐらいに書いた出口戦略のエントリーにもあるけど、出口戦略や途中のマイルストーンを重視しているので、何十年もの長期間を考えていても、節目節目の状況とか、それぞれの資産の手仕舞い方などは最初から意識している。

現状では資産を子孫に相続させるかは未定なので、一旦買ったものは売る時のことをほんのわずかでも考えている。
相場で一番難しいとされる「売る場面」というものを意識し、今はまだいろいろと試行錯誤の段階だけど、資産が大きくなったときに失敗を少なくしたいと思っている。


あと、ポートフォリオのリバランスによるマジックを一つ紹介しておこうと思う。

長期投資への応用の続きを読む

December 7, 2006

わらしべ長者

水瀬さんPALCOMさんのプログにコメントしていて、自分の投資スタンスに関して改めて考える機会があったので、とりとめもなく書いてみる。


自分自身はどうなのかというと、前からずっと考えていることなんだけど、ひとことで言えば、「わらしべ長者」を目指しているということになるかも。
全ての経済活動は価値の交換にたとえることができるから、将来価値が上がりそうなものに少しずつ交換していって価値の総額(資産総額)を増やしていくことが投資の王道だと思っている。

童話の場合は、観音様のおつげを信じて特に期待するでもなく、わら→ミカン→布→馬→屋敷と物々交換していって長者になったわけだが、投資においては、現在持っている資産の価格が上がる→売却(全部または一部利確)<現金に交換>→他の将来価値が上がりそうなものに投資<現金を他の資産に交換>→交換した資産の価格が上がる→売却(全部または一部利確)<現金に交換[以前よりも金額が増えている]>というサイクルを続けていって、資産総額を雪だるま式に増やすという皮算用である。


簡単に言うと、現在持っている資産よりも将来価値が上がりそうな資産があれば、どんどんそれに交換していくということ。
例えば株式の場合は、現在持っている個別株やファンドよりも他に将来有望なものがあれば、それに乗り換えることになる。ある銘柄が上昇すると、一部または全部利確して他の個別株やETFを買う。
交換したものの価値がゼロになることはほとんど無いし、この交換分の資産のコストはかなり低い。場合によってはほぼゼロコストである。判断が正しければ、利確した時点で利確分の値下がりリスクは利確前よりもかなり減少するはずである。もし判断を誤ったと確信したら、そのときに新たに他のものに交換すればいい。
利確や損切りというのはあくまで結果であって、根本的な考えは上と同じ。現在よりも他に将来価値が高くなりそうなものがあればそれに乗り換える。これには現金も含んでいる。

でも負のサイクルにハマッてしまったら最悪だけどね。この問題は、適度な分散投資によって回避しようという考え。


これは結局のところ、ポートフォリオ全体のバランスを考慮するという正攻法にも通じる。

わらしべ長者の続きを読む

November 28, 2006

プチダノン

自分も株式を持っているダノンは、欧州がベースだけど、世界的に事業を展開している。
日本人でも、ダノンのヨーグルトを知っている人は多いだろう。
あと、ミネラルウォーターのエビアンなどはかなり有名だと思う。

自分の場合は、イタリアのサッカーチームのユヴェントス(今季はセリエBで謹慎中)のユニホームの胸に80年代から90年代前半まで長年スポンサーとしてロゴが描かれていたことで知っていた。
でもプチダノンは少なくとも90年代から日本で売っていたと思う。


うちの子は、乳製品があまり好きではない。乳児のときのミルクもあまり多く飲む方ではなかったし、牛乳はほとんど口をつけようとしない。
ヨーグルトも同じで、最初ベビーダノンを食べさせてみたけど、お気に召さなかったようだ。
とはいっても、うちの子は食べ物に関してかなり保守的なようで、過去に食べたことがあって気に入ったものは良く食べるのだが、目新しいものはだいたいダメである。
肉や魚、ある程度の野菜はOKだが、果物はほとんどNGだったりする。オムレツなどは大好物。ごはんとパンは好き嫌いの時期が交互にやってくる。

少し大きくなって、ヨーグルトなども少しは食べさせたいなあと思ってプチダノンをあげたところ、やはり最初はほとんど受け付けない。
何日間かかけて、何度かトライしてみたら、プチダノンが好きになってきたみたい。あれほどイヤといって食べなかったのに。1日2個は食べないと気が済まなくなっている。

そうして、我が家の冷蔵庫には、プチダノンが常備されるようになった。
4個1パックのおまけに付いている、ひらがな一文字とそれを頭文字にした動物の絵が描かれたパズルピース風マグネットシートがどんどん貯まって冷蔵庫の扉に増殖している。


ここでふと思ったのは、幼児向けヨーグルトとしては、プチダノンはブランド力が強いなあということ。
うちは皆ヨーグルト好きなので、毎朝のように食べているため、大人用のヨーグルトも常備している。
大人用のヨーグルトは、そのときに特売になっているものを買う。
プチダノンは指名買い。というか、競合するものがあまり無い。

値段をざっくり比較すると、量的には一般のヨーグルトは1個500gぐらいで、プチダノンは45g×4個が1パック、プチダノンが安いときに特売ヨーグルトの倍ぐらいの値段はする。つまり、プチダノンは特売ヨーグルトの5倍強の価格で売っていることになる。
ただし、一般のヨーグルトでもブランドや商品を選んで限定すれば、それなりに高くはなる。でも、単位あたりの値段でプチダノンより高いものは、産地限定のブランドヨーグルトなどを除けば無いのではないかと思う。

プチダノンの続きを読む

November 7, 2006

ARAIの再生は可能か?

不動産流動化関連の企業では、リゾート再生を手がけているところも多い。
少し前まで投資していたダヴィンチも斑尾高原の再生に乗り出したりしている。

日本のスキー場の場合、バブル景気や当時のスキーブーム、その後のボードブームなどに乗っていただけのところが多く、およそリゾートやホスピタリティとは無縁だった場所が多くて、ここ数年の経済環境では破綻するのは必然に近かったところが結構あったのではないだろうか。
現状では、スキー場はゴルフ場や温泉街のホテルなどに比べて、環境的にかなり厳しいと思う。


前から書こうと思っていたARAI MOUNTAIN & SPAの経営破綻についてひとこと。
自分はスキーには思い入れが強くて、歩ける限りは一生続けようと思っているスポーツだ。
スキーとは無縁の地域で育ったので、始めたのはかなり遅かったし、いまだにヘタだけど、イタリアのスキー場で開眼してハマッて以来、毎年この時期はソワソワしてくる自分がいる。
スキーの予定を考えたり、スキーやワックスのことが気になったりする時期。ザウスがあったときは一年中滑っていたぐらい。

10月初めにそろそろ今シーズンの予定を考え始めようかと思っていて、ネット上をウロウロしていたら、ARAIが経営破綻して今年の7月10日に営業停止したことを知った。
最終的にトドメをさしたのは、先シーズン(今年初め)の豪雪によってJR信越線などの交通機関の運休が続き、来場者数が前年同期比20%減となって売上げに直撃したこと。
雪不足ならまだしも、スキー場が豪雪によって来場者不足で破綻するというのは皮肉としか言いようがない。豪雪地帯の新井ならではの予想外のリスクだったのかな。

自分が行く気だったら、喜んで行ってたと思うけど。だって、雪が多くて人が少ないなんて、天国のような状況だ。従業員が通勤できるんだったら、電車止まっていてもなんとかして車で行くでしょう。普通。


ARAIは日本では一番に挙げるぐらい好きだったスキー場。
欧州のリゾートを目指しただけあって、今までの日本のスキー場とは少し雰囲気が違ったし、アバランチコントロールをしてコース外でもエリア内の無圧雪ゾーンを開放するなど、中上級者のニーズにうまく応えていた。
無圧雪ゾーンの開放は、パウダー好きのボーダーやスキーヤにはたまらないもので、聖地のように思っていた人もいたと思う。
自分は体力&技術不足が進行しつつあるので、今は圧雪バーンかっ飛び派だけど。


ARAIには、ある年を境にここ3,4シーズンぐらいは全く行っていない。それ以前はまずARAIに行く日程を考えていたほど、贔屓にしていた。
ベースのビレッジエリアに3つ目のホテルができ、SPAができてとりあえずビレッジエリアの完成と言われてから、なんか少し空気が変わり、なんとなく、雪山を愛する人よりも小金を持っている人を優遇するような雰囲気が感じられたから。
なんかあまり行きたいと思えなくなってきた。
北海道ツアーの方が、費用対満足度でみてポイントが高いと思われたので、以降はキロロをメインにスケジュールを組むようになった。(でも昨シーズンなどは北海道に行けなかったけどね)

ARAIの再生は可能か?の続きを読む

August 31, 2006

オプションの検討

実は、年初より増田丞美著の「オプション売買入門」をボチボチと読んでいる。
少し硬くなってしまった自分の頭には内容がなかなかスッと入っていかないので、かなり時間をかけて何度か読んでいる。

この本は、オプションの基礎を一応説明してから、個人投資家がどう実践につなげるのかについて、それなりによくまとめて解説しているので、良著の部類だと思う。
というか、オプションに関する本で個人が投資or投機をするにあたって参考になる本というのは、あまり無いみたい。高い本ばかりだし。

もし「オプション売買入門」の本に興味がある人は、今年の3月に「最新版 オプション売買入門」が出ているので、こちらの方がいいかもしれない。
5千円もする本なので、それなりの動機がないと読む人はあまりいないかもしれないけど。


なぜ、今頃オプションを研究したりしているのか?

自分の場合、ここのブログでは新興国の株や日本の新興市場の株に投資(投機)してジェットコースターを味わっているのがメインにみえるけど、外貨建てのマネーファンドで置きっぱなしにしている割合の方が多いのは事実である。
だから、日々の投資用資産が毎日数%も上下していたりすることにはなっていない。
でも、株式投資の部分ではちょっとリスクを取りすぎている(無謀)かなあと思うこともよくある。
また、資産が大きくなってきたら、今のままではヤバそうだなあと思ったりもする。


そこで、オプションをちょっと研究してみて、リスク減少のために使えないかなあと思ったのが最初のきっかけ。
また、オプションの概念がわかっていた方が、なにかと投資に役立つことがあるかもしれないと思ったのもある。

と、上のように書くと聞こえが良さそうだけど、本当はちょっと首を突っ込んでみようという好奇心と研究心が芽生えたのが一番の理由かもしれない。


そろそろオプションに関するエントリを書こうかなと思っていながら、なかなか進まなかったが、最近Losin'Boyさんのブログでオプション口座のことが書かれていて、そこにコメントしたりしているうちに、ようやく実現に至るようになった。

オプションの検討の続きを読む

August 9, 2006

英国銀行の不良債権

先週、Lloyds TSBの中間決算の開示があった。
収益は増益だったにもかかわらず、不良債権が増加していることによって、株価が下落した。

そして、ECBとBoEがそろって政策金利を上げて、 ユーロとポンドの短期金利が上昇し、これによってさらに欧州の銀行株が軒並み下落した。


今週は少し落ち着いたが、自分のイメージより逆方向に大きく株価が動いたので、ちょっとここに書き留めておこうかと思う。
不良債権の話題に関しては、バークレイズ銀行のことで去年の5月のエントリーに書いていた。


Lloyds TSBなどは、ロンドン市場で比較的出来高が多く、メジャーな銘柄だ。自分のようなシロウトの取引は少なく、プロの売買がかなりの割合を占めるように思われる。実際はどうなのかよくわからないけど。
だから、株価の動きはセオリー的な動きに近いのだと思う。


まず、不良債権についてであるが、少なくとも1年以上前から話題になっていたことなので、これぐらいはとっくの昔に織り込み済みだと思っていた。
しかし、株式市場は敏感に反応したので、みんなもっと少なく見積もっていたのだろうか。
自分的には想定の範囲だと思った。

英国銀行の不良債権の続きを読む

June 26, 2006

年金脱退権

先日発刊されたフィナンシャルジャパンの8月号で、
編集長の木村剛のコラム「伯楽諫言」の内容はちょっと支持したい気分。

以前から木村氏が主張してきたことらしいのだが、
「年金脱退権を認めるとともに、基礎年金部分を保障し、実質的に税方式へと移行するべき」
という考え。


現在の40歳代より若い世代にとって、年金問題というのはずっと心の奥に引っかかっていて、今はモヤッとしか見えないけれどもジワジワッと利いている感じがして、精神的に重い負担になっている。
自分の子供の世代などは、いったいどうなってしまうのか想像もできない。


社会保険事務局での不正免除・猶予の問題は、普通の人間には考えもつかない悪知恵だと思う。
納付率を上げるために、分母を減らすなんて裏技を思いつき、実際に実行に移すなんて、組織の維持だけが目的となった末期症状の組織にしかできないだろう。

このコラムでは、国民年金は「欠陥商品」で「公的なネズミ講」とまで書いている。
これを読むと、自分の中でモヤモヤしていたものをハッキリ言ってくれたみたいで、なんかスッキリするものがあった。

年金脱退権の続きを読む

June 21, 2006

既知の課題への対策

どうしてもワールドカップ関連のネタから始まってしまうが、
日本の成績が思わしくないこと(順当な結果ではあるけれど)に関して、いまさらながら、15時キックオフの酷暑での試合は厳しいとか、2試合連続で15時からの試合は不利だとか、酷暑の条件では日本の持味であるスピードが生かされないとか言う論調があったりする。
特に日経新聞の沢木○○郎のコラムなどは、大きなスペースをとって載せるだけの価値があるのかは疑問である。

何か言い訳をみつけて納得したいんだろうか?
そこからは何も進歩は生まれないと思う。
そのままストレートに現実を受け止めてみてはどうだろう。


ワールドカップの日中の試合が過酷であることは、何十年も前からずっと変わっていない。
最近は各国リーグ戦の終了から少しインターバルをとれるようになったので、選手のコンディションとしてはだいぶマシになっていると思う。

日本はスピードがあるという話をときどき目にするけど、個人的には、日本のサッカーにスピードを感じたことが一度も無い。
これは緩急のリズムの問題もあると思うけど、絶対的なスピードもワールドカップレベルで見ると並ぐらいだろう。「遅くは無い」程度。


試合の条件や対戦相手などは、組み合わせが決まった何ヶ月も前からわかっていること。

6月のドイツの昼間がどのような環境であるのか、対戦相手のオーストラリアやクロアチアがどういうサッカーをしてくるのか、など、十分な対策をとるべきだし、やり過ぎても足りないぐらいだ。

これらは、選手、監督、スタッフの誰もがいろんな角度でイメージして対策を考えるべきこと。
状況に応じてよりベストなパフォーマンスが発揮できるようにしなくてはいけないのに、メディアを通じて入ってくる情報からは、悔いが残らないぐらいにやっていたと思えるものは何も無い。

あと、自分たちのサッカーをやれば勝てるみたいな論調もあったりするけど、そもそも日本にはどこにでも通用するような強いサッカースタイルって確立されているだろうか? 決定力不足とか、個々の対人プレーの弱さとか、通用しない部分はいくらでも挙げられるけど。
日本の勝ちパターンはコレ!とすぐに一言で言える人はいるのかな?
ブラジルみたいに横綱相撲をできるわけではないので、試合の条件や対戦相手に合わせた戦略や戦術を考えないと、奇跡すらも起こり得ない。


試合へ臨む姿勢において根本的に足りないものがあったのではないだろうか。
つまり、負けるべくして負けていると。


このような既知の課題への対策というのは、日々の生活、仕事、投資など、どのような事柄においても重要ではないかと、ふと思ったりした。

既知の課題への対策の続きを読む

June 14, 2006

シンプルな考え

自分の投資におけるスタンスでは、最終的な決断にいたるところではなるべくシンプルに考えるようにしたいと思っている。


具体的には、現在のような状況ではどうするかというと、

当面の間は企業の業績好調を想定して投資しているので、
値段が下がって安くなったら、

資金があれば買い、資金が無ければ様子見

基本はこのどちらかしかない。


あと考えられるオプションとしては、当初の想定よりも大幅に下落することが想定される場合は、損切りして仕切り直すことぐらい。
それと、適度なところでリバランスというのも必要かもしれないけど。


外部環境が大きく変わってしまうとどうなるかわからないけど、今のところは株式に対する投資スタンスは変えていない。
金利に関しては、株価が敏感に反応しすぎていると思う。インフレ懸念と言われるけど、商品市場だって少し一服して調整してきているような雰囲気でもあるし。


最近ブログの中の文字で見ることが多くなった「退場」というのは、実はあまりよく理解できない。
そもそも、株式への投資資金はリスクを取れる資金でやりましょう、というのは、投資する以前の段階の話。
一旦休んで相場の戻りが確認できてから再開するというのもアリかもしれないが、安心して買える状態になってから買うという行為は高値掴みになる可能性が高くなる。

自分の場合、それぞれのポジションが半分になることがあり得る覚悟でやっている。
まあそこまで行く前に想定以上の下落ということで損切りになることが多いのだけど、もし半分になっても放っておいて問題のない資金である。
さすがに全体が半分になるのはポートフォリオや戦略が間違っていると思うので、その前に手当てをすることになるとは思うけど。

シンプルな考えの続きを読む

May 29, 2006

現在の気持ち

以前のエントリーで書き足らないと思ったことを少々。


現在、BRICsの中ではインドがひどく下落している。
東欧株や中国株もその影響を受けている。
米国や欧州の株価も崩れて調整した。でも、米国株や欧州株は一旦落ち着きつつある。

今回は昨年の10月頃にあったBRICs諸国の短期的な調整と違って、米国、欧州、日本ともに調整した。
このため、東欧株や中国株は昨年の10月のように直ちにリバウンドして戻ることは期待薄。
しばらく停滞、または下落、あるいは今のレンジでボックス圏の推移となる可能性が高い。ボラティリティも高めの状態が続きそう。


よって、少し弱気のポジションは一旦整理。調整が長引くと持ちつづけるのはツラくなる。
頭を一部リセットして再検討したら? という声がどこからか聞こえたかも。
考える時間の猶予は少しありそう。

自分が売ると反発することも多々あるので、一回売ったらもしかして騰がっていくかも。
もしそうなったら、再検討した状態で再エントリーするのも悪くない。

理想的には、はっきりと上昇する前に見込みがありそうなものに腹を決めて投資したい。


基本的には、株式は米国、欧州、日本、新興国などほとんどの市場で全般的には強気継続。どちらかというと仕込み時かもしれない。
ただし、ある程度セクターや銘柄によって勝ち負けがハッキリしそう。

米国の短期金利上昇もずっとは続かないので、そろそろいい加減ピークがきてもよさそうな雰囲気もある。
債券関係も少し研究が必要か? 目先のところでみると、短期-中期系のものなど。

現在の気持ちの続きを読む

May 26, 2006

山勘売買

自分の場合、まえがき(About this site)にも書いているけど、基本スタンスとして、最終的な投資判断は好みを優先させている。

つまり、最終的には山勘で売買しているということになる。


例えば、今月の売買についても、突き詰めてみると「なんとなく」としか説明できなくなる。
定量的にこのレベルとか、定性的にこんなところ、とかいうのは、はっきり説明できない。
一つの要素だけからみた単純な理由ではないし、自分の頭の中を簡単に説明することは無理。
でも、個人的にはこういうやり方でもOKかなと思っている。

このときの決断に至るプロセスは、全くのデタラメということではなく、過去の経験や今後の見通しなどをいろいろ総合して判断したものだ。この判断が良かったかどうかは、何年も経たないと結論が出ないと思う。現時点では誰も正解はわからない。


将来において、過去と全く同じことは起こり得ないので、過去の例をそのまま当てはめて判断するようなことはしたくない。

一方で、投資において、将来を予測することは不可能なので、自分勝手な予測に基づいて行動することは愚かなことである、という意見がある。
これについて、90%以上は正論であると思うが、人間は全く将来の予測をしないで過去の例だけに基づいて行動することはできないと思う。もしできたらマシンである。
例えば、道を歩いているだけでも、現在得られる情報を集めて、過去の経験を当てはめ、近未来の予測をしながら体を動かしていると思う。

山勘売買の続きを読む

May 23, 2006

ポジション調整のメモ

去年の反動なのかもしれないが、今年は調整局面が多い気がする。
毎月一度はやってくる感じ。

特に今月は国内だけでなく、米国、欧州、エマージングと、どこも下げているので、結構痛みは大きい。


自分の場合、エマージング市場に関しては特にチキンなので、儲かっても損してもあまり頑張りすぎずに適当なところで逃げることが多い。
基本的なスタンスは以前にも書いたが、弱気のところは一旦撤退、強気のところはホールドである。


後で思い出せるように現在の状況をメモとして残しておく。


[とりあえず売って逃げたもの]

・東欧株ファンド
・中国株ファンド

この2つは売る決断が遅れたので(先週後半)、少し手遅れの感じがあるが、まだ利益があるうちに一旦外すことにした。

東欧株ファンドは、昨日のロシア市場の混乱からは逃げ切れていないと思う。約定は下落してしまった価格だと思うが、とりあえず様子見。また上がりだしたら再購入を検討。
昨年初めに利確して買い直したときの価格からすると、先週末時点の価格で+60%程度とまあまあの利益はとれている。3月に一部利確しておいたのも助かった。(この分は乗り換えたMan Groupの下落で結局やられているけど..)

中国株ファンドは、昨年8月に購入してから先週末時点の価格で+18%程度だが、含み損になったりしたら売るに売れなくなるので、一旦様子見。このファンドは成績もそんなに良い方ではなかったので、弱気の判断となった。


・Nordstrom

ここの残り分は前から売ろうと思っていたが、結局もっと安くなったところで売却することに。成り行きで早く売っておけばと思ったりしても後の祭り。相変わらずに売買は下手くそだ。まだ利益が出ているだけマシか。

ポジション調整のメモの続きを読む

March 16, 2006

日本向けManファンド

今年の初めぐらいから日本国内で販売されている日本の投資家向けのManファンドはお買い得なのだろうか?

これは某掲示板でも話題になって、賛否両論あったようだが、お得かもしれないという意見の方が多かったように思う。
日本の投資者に向けた商品だからといって、特に客をナメたようなボッタクリ仕様にはなっていないようだし。


基本的には、どのようなものであっても、源流に近い所で買った方が中間コストを負担しなくて済むのでお得である。
ただし、一般消費者が元売りに買いに行っても小ロットで売ってくれないので、小売から適当な量を買うようなことは普通であり、需要に応じてケースバイケースなこともある。

ファンドの場合も、コスト面をみると、ファンドオブファンズよりも元のファンドに投資した方が、中間コスト分は有利になるはずである。


最近銀行などから販売された日本向けManファンドは、上の理屈からすると、日本の販売業者が乗せる中間コストの負担がある分だけ不利であり、IFAなどを通して本家から購入した方がいいということになる。


はたしてそうかというと、一概に言えない面もある。
これは日本の摩訶不思議な税制にある。

日本向けManファンドの続きを読む

March 8, 2006

外貨建て資産

以前より何度か書いているが、自分の場合、現在では外貨建て資産の方にウエイトを高く置いている。

外貨建て資産をどう捉えるかということは、突き詰めると、天動説を信じるか、地動説を信じるか、ということになる。
つまり、何を基準にして、どの種類のものさしを使って資産を見ているかということ。

自分が絶対に揺らぎのないと思っている地面が、実は動いているかもしれないのであるが、その人の物事の捉え方しだいなので、絶対的な評価はできない。


これは宗教に近いものがあるので、一つの正解は無いように思う。

自分としては、現在は円ベースで生活しているが、今後もしばらくは安定的に続くと思われる定期収入が円ベースであること、将来定職につかない状態になったら、日本より外国で過ごす期間の方が長くなることも十分考えられること、などを考えると、外貨建て資産を持っている方が合理的に思えるので、そうしている。

また、現状では、外貨建ての方が無リスク資産をベースにした期待利回りが高いわりに、ここしばらくは外貨建て資産の減価が少ないように思えるので、外貨を持って日本円ベースでリスクを取っても十分にリターンが得られそうだとの判断もある。
実際に、ここ2,3年のスパンでみると、外貨建て資産は銀行にマネーファンドなどでそのまま置いていても儲かっている。


あと、漠然とした日本円に対する不安というものがある。

外貨建て資産の続きを読む

February 21, 2006

頭の整理

最近、日本市場の調整がきつくなり、新興だけではなく、東証一部などにも波及しそうな雰囲気になっている。
特に信用取引関係の需給悪化によって、事態はまだ悪い方向に向かっているような気がする。


売りがどんどん連鎖している。
現物だけだからとか、東証一部の大型株だからといって、無関係ではいられないような状態。

毎日のようによく訪れて参考にさせてもらっているブログのオーナーも、生き残りのためにポジションの一部を手仕舞いする人も増えてきた。


自分の場合も日本円の資産に関して、昨年の含み益がかなり減ってきている。
フィンテックなんて強制ロスカットだし、ダヴィンチもさすがに状況がヤバくて辛くなってきたので一部を利確して様子見したりなど、以前に言っていることと実際やっていることのギャップに自己嫌悪状態である。
また、日本株のポジションとしてみると、一部は含み益を減らしてポジション整理、一部はヤセ我慢して年末ぐらいまでの皮算用を目論んでホールドと、なんかドタバタなことになっている。

まだまだこれから市場がどういう方向に進むのかわからないが、このへんで一旦頭の中を整理してちょっと冷やしておきたい。
高い実績を残している投資家のブログには、いろいろと良いことが書かれていて、それを参考にしてやっていれば、もう少しマシな結果になったとは思うが、こればっかりは自分の経験の中で血や肉にしていかないと身に付かないと思う。
それぞれの個人がおかれている環境や考え方が様々であるし、現在のポジションや将来の出口が異なるので、やはり自分の中で消化していく以外に方法はない。

相変わらず成長していないので、反省点は山盛りである。
また何日か経つと考えが変わったりしているかもしれないが、現時点での考えをまとめておきたい。


一つめは、含み益の幻想と売りの心理的抵抗に関して。
ある銘柄の含み益が多くなってくると、どうしてもホールドのバイアスが強くかかる。ここで売ると税金でいっぱい持っていかれるのでイヤだなあ、という感情が生まれて、つい売りそびれて含み益を減らしてしまう。
含み益は、実現するまでは絵に描いた餅であるが、どうしても気が大きくなって油断してしまう自分がいる。

できるだけ利確は遅らせた方が利益が大きくなることが多いのであるが、タイミングを逸すると含み益が消滅してしまうこともある。
特に、現在のような日本市場のボラティリティでは、下落幅も大きく、一旦下がりだしたら我慢するのはかなり大変である。常人の精神力では耐えられそうにない。

頭の整理の続きを読む

February 9, 2006

売上のバラツキ

フィンテックのようなブティック型投資銀行業務において、主力の「証券化商品製造業」では、月次ごとの売上はかなりバラツキが大きいのではないかと想像される。


小売業や製造販売業とは全く性質が異なると思う。
小売などでは、取り扱う商品の性質などによって多少の季節要因があると思うが、受注して顧客に納品や販売がされると、そんなに時間差がなく売上につながる。


自分は素人なので想像の域を出ないが、証券化のアレンジメント業務では、受注して即ちに売上になることは無いと思う。
業務の進捗状況にもよるとは思うが、おそらく、顧客の決算期ごとの締めなどの影響を受けるのではないだろうか。

また一般的な企業間取引において、顧客への費用請求に関して、「予算が足りないのでこれは来期分に回して」とか、「これはなんとか今期分に入るように間に合わせて」などというやりとりは、日常的にあることだと思う。


顧客にとって、ファンド組成による資金調達やオフバランス化は、その企業の財務においてそれなりに大きなウエイトを占めると思う。
ファンド組成の期日なども決算期と全く無関係ではなさそう。

このため、フィンテックの売上は半期末や期末に集中するのではないかと自分勝手に想像している。

売上のバラツキの続きを読む

February 3, 2006

401K

自分の勤務先でも確定拠出年金が導入されるようである。
自分には関係ないと思って、今まで401Kの制度について調べたことは無かった。

説明会で内容を聞いたが、運用のしくみをみると、積み立て型の変額年金保険とほぼ同じと考えてもよさそうだ。
定期預金や投資信託などの複数の金融商品の中から選択して資金を投入し、運用していくもの。
新規資金の組み入れ割合の変更や積み立て資産のスイッチングは随時できるみたい。


投資信託を選択する場合は、当然ながら、信託報酬などのコストを考えなければならない。
必然的に長期投資になるので、日々のコストは大きく影響を受ける。
株式などでアクティブファンドを選択する理由はあまり無さそうな感じである。

だが、自分が今回加入するものでは、日本株式のインデックスファンドとして、日経225連動のものしか選択肢に無いので、とても困っている。
これからTOPIX連動のものを導入するように、強く要望していこうと思う。

最近1~3年のパフォーマンスでは、日経225連動のインデックスファンドより、TOPIXをベンチマークにしている日本株式のバリュー型アクティブファンドやグロース型アクティブファンドの方が成績が良い。
これは、インデックスとして、日経225よりもTOPIXの方が上昇率が高いことが大きな理由ではないかと思う。今後はどうなるかわからないが、日経225の方がTOPIXよりパフォーマンスが良くなる可能性を考えると、少し悲観的である。
これじゃあコストだけを考えてインデックスファンドに投資する意味がわからなくなってくる。
現状では、日本株式に関してはTOPIXベンチマークのバリュー型アクティブファンドにするしかなさそうだ。


あと、現在では全く投資対象にはなりそうに無いが、日本債券のインデックスファンドについては、401K用のものしかマトモなものが無いように思う。
将来的に日本債券のインデックスファンドに投資しようと思ったときに、一般では購入できないと困るので、このあたりは何とかならないかと思っている。
とはいっても、その401K用のインデックスファンドでさえ、債券インデックスをトレースできているかというと、かなり怪しいので、日本債券の投資については投資信託を使うのは難しそうだ。

401Kの続きを読む

January 24, 2006

鉄則

昨夜、ライブドア関連容疑者逮捕のニュースを見て、正直「ホッとした」という感情が生まれた。
多くの人がそう思ったのか、今日の日本市場は反発した。月曜のNY市場の反発も影響があったのだろう。まだ予断を許さないけど。


今回の調整で、強制捜査があった翌日にポジションを縮小できなかったことについて、少し気持ちの整理ができつつある。

ここでまたさらに思いを強くした点は、セオリーどおりに動いた方が怪我が少ないということである。

あと、新たに思った点は、日本株式についてもあまり長期を見据えると、短期的な変動でヤラれ過ぎて大きなダメージを受ける場合があるということである。
自分のポジションで日本株式の個別株だけをみると、現時点で、16日の最高値から23日の最低値まで1/3ちょっとぐらい下落している。
今回の場合は市場全体が下がったので、成長株でなくとも結構下落したように思う。


一番の反省点は、以前からうっとうしいと思っていた企業のスキャンダルのせいで、こんな理由で持ち株がそんなに下落してたまるか! という思いが潜在的にあって、その主観的感情に引きずられてしまったことが、良くなかったのではないかと思っている。

市場全体にも影響が及ぶかもしれない、よくわからない状況のときは、とにかくポジションを軽くして様子を見るというのが、やはり鉄則だと思うし、結果的に正解だった。

鉄則の続きを読む

January 21, 2006

冷静

今週の日本株式市場の調整に対して、自分自身がかなり冷静でいることについて、驚くと共にちょっと感心。


ホールド銘柄がダヴィンチとフィンテックなので、それなりに大きなダメージは受けているはずなのだが、不感症になってしまったのか。まだ信用ポジションもそのまま持っているのに。
どちらかというと、損をしたというより、ちょっと儲け損なった印象が強い。

自分なりに理由を考えると、以下のようなものかな。
 (1)昨年のダヴィンチの大きな含み益&実現利益があり、フィンテックなどはコストゼロなので、感情的にあまり痛みを感じていない。
 (2)NYなどの海外市場で何度かヤラレていて、このような経験の一つとしては、死ぬほど大きなものではない。
 (3)保有企業のファンダメンタルは特に変わっていない。ただし、フィンテックやダヴィンチのビジネスモデルは誤解されて嫌気される危険はある。


でも、前にも書いたけど、買いポジションの縮小や売りポジションの構築ができなかったことについて、まだ自分の頭の中で完全に整理ができていない。

冷静の続きを読む

January 16, 2006

1年経過

このブログも、ふと気が付いてみると、書き始めてから1年が経過していた。

思ったよりも続きそうな気配である。
まあ市場環境が好調なせいもあるのだろう。
損失が拡大していて1年続いたりすると、たぶんやってられないだろうし。


自分のような考えにも一部賛同してくださる方がいるので、モチベーションも保つことができている。
さすがに、自分と同じようなポジションを持っている人はいないと思うが、取り入れる場合にご自身でもよく考えてみることをお勧めします。
かなり個人的な趣味がはいっているので、そのままでは他人にはあまりお勧めできません。


外国株に関して、中国株や米国株が動いてきたので、春までは基本的に放置でよいかと考えている。
個別株にはいちおうストップオーダーの指値は入れているけど。

1年経過の続きを読む

January 6, 2006

米国の消費状況

昨日(1/5)は、現地時間の朝にNordstromの12月の月次売上発表があり、予想よりかなり良かったようで株価は+5.31%と急騰し、新高値を更新。
幸先の良いスタートである。

既存店の売り上げは前期比で+7.7%、期待値は+3.5%程度だったので、倍以上の成績だったようである。
クリスマス商戦は少し苦戦が予想されていたが、おそらく予想以上に売り上げが伸びたのだろう。
ここは1月が期末なので、11ヶ月が経過したところだが、通期ベースでもまずまずの業績が出そうな感じである。


米国の状況は、日本からではインターネットなどの情報から推測するしかないのだが、まあそんなに大きなハンデとは思っていない。
日本の企業でも、営業エリアが離れているところの場合は、似たような状況だと思う。
例えば東京に住んでいる場合に、沖縄や北海道がメインの企業に投資する場合に、自分の肌で感じるリアルな情報を得るのはそんなに簡単ではない。
ネット上の情報やデータを検討するのなら、日本と米国とで差はあるものの、そんなに絶望的なものではないと思う。IR関係の情報などはむしろ米国の方が充実していることが多い。まあ英語の壁というのは大きいことは確かであるが。


米国の消費状況は、以前から言われている二極化がさらに進んでいるように思える。
今はディスカウント系の販売はあまり調子が良くないみたい。売り上げは前年比でプラスにはなっているけど、クリスマス商戦でも値引きがさらに進んだようで、おそらく利益はあまり多くでていないと予想される。

これに対し、デパートなどの高級品の販売は、堅実に売り上げを伸ばしていて、利益も上がっている。
住宅市場の活況が沈静化しても、しばらくは好調が持続しそうな感じがする。

米国の消費状況の続きを読む

December 19, 2005

好調な状況での心構え

ダヴィンチ強すぎ。


本日の上げで信用分の買建は全て売り切れ。
まさか89万まではすぐには上がらないだろうとおいていた指値にヒット。
持株は現物のみになった。

さすがに、先週の再現を狙ってストップ高手前の90万ちょいで売建の指値をいれていたが、そこまでは過熱せず。最近、日々の値動きの質がちょっと変わってきた雰囲気がある。

ここしばらくは売れた分も少し買い戻したりしていたが、ずっと粘って売らなかった玉が売れてしまって無くなり、ここでひと休みすべきかどうかを考え中。


ダヴィンチのポジションだけをみると、6ヶ月で現物は含み益で2.7倍、信用の実現益を加えると資産が3.8倍になった。
すごくラッキーである。またまた幸運の女神様に感謝。

現在は東証一部から新興市場に資金が流れている感じはあるので、かなり警戒が必要なことは確かである。
現状では買うのも売るのも怖いと思う人が多いだろう。

だがしかし、「もうこれで十分」とか、「こんなに簡単に儲かるはずはない」とか、無意識に思ってしまうことには注意したい。

好調な状況での心構えの続きを読む

December 17, 2005

Russell 2000 Value Index <4>

前回のエントリーの続きで、Russell 2000 Value IndexとMSCI US Small Cap Value Indexのパフォーマンスを比べてみる。

ここでは、Russell 2000はiSharesのETF、MSCI US Small CapはVanguardのインデックスファンド(ミューチュアルファンド&ETF)を用いる。
スペック的にはそんなに差が出ないと思われるが、実際はどうなんだろうか?


それぞれのファンドのAverage Annual Returns(年平均リターン)は以下の通り。

1年  3年  5年 
Russell 2000 Value Index 
(iShares) 
7.81%  21.43%  15.76% 
MSCI US Small Cap Value Index 
(Vanguard) 
9.75%  20.66%  15.03% 

最近1年間はMSCI US Small Cap Value Indexの方が良く、3年及び5年の期間ではRussell 2000 Value Indexの方が良いようである。

う~む、どちらも3年間で年平均20%超、5年間で年平均15%超のリターンとは、素晴らしいの一言。
しかも、この5年間のS&P500やNasdaq総合指数はトータルでマイナス、ダウ工業平均がかろうじて水面から頭を出している程度である。


次に、株価or基準価格をグラフ化したものでパフォーマンスをみてみる。

Russell 2000 Value Index <4>の続きを読む

December 15, 2005

Russell 2000 Value Index <3>

前回のエントリーの続きで、Russell 2000 Value IndexとMSCI US Small Cap Value Indexとの比較。
MSCIのインデックスについても、本家のMSCI.comを見てみる。

MSCI US Small Cap Value Indexは、MSCI US Small Cap 1750 Indexをベースにしたバリュー系のサブセットであることはわかるが、ここだけでは詳細は不明。
MSCI US Small Cap 1750 Indexをベースにしたバリューインデックスということは、Russell 2000 Value Indexとは、まあ似たようなものなんじゃないかと思われる。
米国市場のインデックスとしては、マイナーな部類だと思う。米国の小型株インデックスといえば、Russell 2000を思い浮かべる人が多いだろう。


インデックスファンドは、コスト分だけインデックスに劣後することは通説であるので、低コストである方が良いことは確かである。
低コストのインデックスファンドといえば、Vanguardの右に出るものは無い。

Vanguardの小型株バリューインデックスファンドとしては、ミューチュアルファンドのVanguard Small Cap Value Index Fund (VISVX)と、ETFのVanguard Small Cap Value VIPERs (VBR)とがある。
Vanguardのミューチュアルファンドは、米国非居住者では購入できないし、自分の口座があるブローカーでも扱っていない。このため、検討対象はETFの方になる。

VanguardのETFのページなどを見ると、上記のミューチュアルファンドとETFとは同じマザーファンドで運用しているのではないかと推測される。
ミューチュアルファンドのページにはファンド総資産額が$3.7 Billion、シェアクラスの総資産額が$3.3 Billionと書いてあり、ETFのページにはファンド総資産額が$3.7 Billion、シェアクラスの総資産額が$136.7 Millionと書いている。
つまり、インデックスファンドのごく一部がETFになっているような感じである。

ちなみに、MSCI US Small Cap Value Indexの構成銘柄数は950、Vanguard Small Cap Value Index Fund (VISVX)及びVanguard Small Cap Value VIPERs (VBR)の保有銘柄数は951である。

Russell 2000 Value Index <3>の続きを読む

December 14, 2005

東証の誤発注事件の続き

いやぁ、UBSグループを始めとする証券会社にはたくさんのボーナスが入って良かったですね。


結局、みずほ証券の1つのチョンボにつけこんで利益をかっさらった形になった。便乗できたデイトレーダーも美味しい思いをしたのだろう。
これを市場の厳しさと一言で片付けてしまえばそれまでだが、今回、やるべきことをやっていない一番の困ったちゃんは東証だと思う。


手打ちをして決済金額を決めるなんていうのは、市場の機能を軽く見て株価を一部の人間が操作していることを認めるようなものだろう。
こんな超法規的措置をとるような非常事態とは思えない。単なるケアレスミスによる事故だから。
そもそも妥当株価なんて言い出したら、公募価格ぐらいしか裏付けのある価格は無いだろう。
日本証券クリアリング機構だって、人の流れをみると、いくら公正中立を主張しても東証の息がかかっていると思ってしまう人は多いだろう。


このような事故を公正中立にさばけるのは、市場運営者のみ。
システムに不具合があったのなら、そのときの取引をキャンセルするのが筋だろう。
取引を全部認めて決済するなんて、その思考回路や価値観は全くもって理解不能。
つまり、お役所体質なんだ。誰も責任を取れないから、判断を下せない。起こってしまった結果は仕方がないから、事後の調整をごちゃごちゃやるだけ。
トップは辞めちゃえばそれで済む。後はどこか関連の組織や会社に再就職してぬくぬくすればいい。もう責任は無いし、無関係だと主張できる。

しかも、システムの不具合は納入元に責任をなすりつけようとしているし。
例えば、自動車メーカーが不具合があってリコールするときに、部品メーカーに責任を転嫁しているだろうか?
内部のことはよくわからないが、少なくとも表向きは自動車メーカーが全責任を負って対応していると思う。
これと一緒じゃないか? 自分のところのシステムはちゃんと自分で責任を持ちましょう。
投資の世界ではよく言われているじゃない。個人的には嫌いな言葉だけど、「自己責任で」って。

東証の誤発注事件の続きの続きを読む

December 13, 2005

Russell 2000 Value Index <2>

前回のエントリーの続きとして、Russell 2000 Value Indexのパフォーマンスを他のインデックスと比べてみる。


自分が小型株バリューインデックスに投資する結論に至った経緯は、以前のエントリーに書いた通り。
小型株については詳しく触れなかったが、好みとパフォーマンス実績から独断で決定することにした。

前回と少し重複する点もあるが、過去のパフォーマンス実績について確認してみる。
ここでは、Russell関連のインデックスはiSharesのETFのパフォーマンスを用いる。
今回はグラフの縦軸をリニアにしてみて、過去1年と5年のチャートを見てみた。


まずは、Russell 3000、Russell 1000、Russell 2000の比較。

Russell 2000 Value Index <2>の続きを読む

December 12, 2005

Russell 2000 Value Index <1>

ここで、先月から投資しているRussell 2000 Value Indexについて、おさらいをしておこうと思う。
本家のRussell.comを見てみる。


まずは、ベースとなるRussell 3000から。
Russell 3000は、米国の代表的な年金コンサルタントであるFrank Russell社が開発した米国株式インデックスの一つ。 これは、米国株式の中から時価総額で見て上位の3000銘柄を時価総額加重平均して算出したもので、 米国株式市場の時価総額の約98%をカバーするインデックスとなっている。

次に、Russell 1000は、Russell 3000のインデックス構成銘柄の中で時価総額上位1000銘柄を抜き出して時価総額加重平均したインデックス。Russell 3000の時価総額の約92%がカバーされる。
つまり、Russell 1000は米国の大型株から中型株をカバーするインデックスになる。

そして、Russell 2000は、Russell 1000の残りであり、Russell 3000のインデックス構成銘柄の中で時価総額下位2000銘柄を抜き出して時価総額加重平均したインデックス。Russell 3000の時価総額のわずか約8%をカバーするもの。
つまり、 Russell 2000は米国の小型株をカバーするインデックスになる。

さらに、Valueインデックスは、ベースのインデックスの中から、低PBRと低利益成長見通しで選別したバリュー株の指標となるサブセットのインデックスである。
なお、Growthインデックスは、Valueと逆に、高PBRと高利益成長見通しで選別したグロース株の指標となるサブセットのインデックスである。

Value株とGrowth株を具体的にどういう基準で選別しているのか、詳細は不明。

Russell 2000 Value Index <1>の続きを読む

December 9, 2005

東証の誤発注事件

なんともお粗末な事件である。

自分でも、たまに発注の入力ミスをやることがある。
楽天証券のウェブのインターフェースはあまり良くないので、株数と指値を取り違えて入力してしまうことがある。
例えば、ダヴィンチの売りで750000株、1円とかやってしまうのだ。

今回のケースと全く同じ。

この場合、確認画面に移行したときに、エラーになるので助かっている。
もしここでエラーにならなくても、まさかこんな注文を出しても通らないと思ったが、証券会社の注文なら通ってしまうようである。
個人の場合は余力の問題があるので、その時点で跳ねられると思うし、そもそもそんな大量注文は発注ミスか、そうでなかったら市場操作の疑いをかけられてしまうだろう。


まともなシステムだったら、明らかにミスだと推測される異常値はハジくなりエラーになるなりするんじゃないかと思う。
しかも、以前に同じ事故が起きているようであるし。

さらに言うと、対象銘柄の発行済み株式数は14500株であり、その40倍以上の株数の注文である。

ふつう、ありえないだろう??

この前のシステムダウンといい、ダメなシステムであることは完全に実証済み。


ストップ高/安の値幅制限があるから、通常はそんなに問題にならないんじゃないかって?
このケースは逆に、このような値幅制限があることと、IPO初日であることによって、ややこしい問題を引き起こしたと思う。

東証の誤発注事件の続きを読む

November 29, 2005

オフィス賃料の上昇

日曜日の日経新聞の記事で、東京の既存ビルのオフィス賃料が上昇に転じたことが報道されていた。ちなみに、新築ビルの賃料は3年連続で上がり続けている。

2005年9月末の全国賃料統計でも、全国平均でオフィス賃料が上昇に転じたみたいである。これは、東京圏や名古屋圏の賃料が上昇して、全国平均を押し上げる結果となったようである。


ダヴィンチの株価に関しては、しばらく50万円台前半でうろうろしていたので、今週は少し上がるかなあ、上がればいいなあ、と思っていたら、特に材料が無いのに月曜、火曜と2日連続で急騰。軽く60万円を突破してしまった。
月曜日に上げ過ぎたので、今日は一休みするかと思ったが、強すぎる。
先週までの弱気の雰囲気はどこに行ってしまったのだろうか。


月曜日はたまたま休みをとっていて、午前は家にいたので、信用分の一部は利確。実はもっと低いところに入れていた指値を慌てて上げたのだった。
午後は外出予定だったので、59万円あたりで指して外出。後で確認してみたら、終値は599000円。先週の終値に対して+41000円(+7.35%)である。

初めてマーケットスピードで板情報をリアルタイムで見てみたが、とても楽しかった。
売り板が面白いようにバクバク食われていき、どんどん歩み値が上がっていく。
こんな光景は滅多に見られないだろう。
かなり力強い大人買いの雰囲気だった。

オフィス賃料の上昇の続きを読む

November 24, 2005

PEGレシオって??<2>

PEGレシオの続き。

PEGレシオとは、結局のところ、EPS成長率が20%だったらPER20倍以下なら割安、EPS成長率が40%だったらPER40倍以下なら割安、EPS成長率が100%(倍々成長)だったらPER100倍以下なら割安といっているだけである。

ダヴィンチは社長がEPSの年40%成長を公言しており、現在の達成度からみるとしばらくは裏切られそうにないので、PERが40以下だったらバーゲンセールということになる。
これはあながち全く的を外れている話ではないと思うが、結論がかなり乱暴すぎる。


ここで、一例として5年後のEPSとPEGレシオを計算してみる。
簡単にするため、現在のEPSを1(万円)とし、他の要因は省略する。
PEGレシオ=1が妥当な株価とする。現在、EPS成長分が全て株価に織り込まれていて、株価が5年後も不変だとする。
かなり乱暴な設定だけど、まあ厳密にやる意味はないのでこんなもんでお許しを。

(1)EPS成長率が20%の場合

 現在の妥当な株価は20(万円)

 5年後のEPSは
 (1.2)5≒2.49(万円)

 現在このEPS成長分が全て株価に織り込まれていて、株価が5年後も不変とすると、PERは
 20÷2.49=8.03

PEGレシオって??<2>の続きを読む

November 22, 2005

PEGレシオって??<1>

成長株の株価水準をみるときの指標の一つとして、PEGレシオというものがある。
これは、PER Grouth ratioのことであり、株価収益率成長率などとも呼ばれるようである。

少し前にGoogleの株価水準が実際のところどうなのか?をみるために、PEGレシオをみてみようと思い、使えなさそうで挫折したことがある。
ダヴィンチなどの成長企業の株価水準をみる際に、そういえばPEGレシオってあったなあと思い出し、ここで改めてその「使えなさ度」について考察してみようかと思ったので、メモとして残しておく。


PEGレシオは、以下のような式で求められる。

 PEGレシオ=PER÷EPS成長率

ここで、PER(Price Earnings Ratio)はよく知られた指数であり、株式時価総額÷純利益とか、株価÷EPSなどで求められる。EPS(Earnings Per Share)は純利益÷発行済み株式数で求められる。


アメリカなどでは、PEGレシオが1以下なら割安だとかいう目安があるらしいが、特に根拠は無いらしい。

PEGレシオって??<1>の続きを読む

November 21, 2005

楽天証券の手数料値下げ再延期

そういうわけで、今日楽天証券のウェブを覗いてみたら、社長からのお知らせがあり、12月に延期された楽天証券の新手数料導入は再延期とのこと。
再延期の期日は今のところ不明。


ほとんどオオカミ少年状態に。。


いま持っている信用ポジションを適当なところで閉じたら、速攻でカブドットコムに現物を移管して戻ることにしよう。手数料もだいぶ安くなってきたし。個人的には使い勝手は一番しっくりきて自分に合っているみたい。

カブドットコム→イートレード→楽天→カブドットコムと渡り歩いてみたが、まあどこも一長一短なので、自分に合っているところがいいと思う。
楽天で外国株などはやる気はしないので、手数料が安くなければ使うメリット無い。強いてあげればマーケットスピードぐらいか。

November 16, 2005

出口戦略

投資を行うにあたり、出口戦略というのがかなり重要だと思っている。

ポートフォリオ全体のポリシーを考える際に、出口戦略をどうするかによって結果が大きく変わってくるはず。
日本株か、外国株か、債券はどうするか、個別銘柄か、ファンドを用いるか、などもこの範疇で考えられると思う。


1年間でフルに収益を上げたい場合と、20年後までに年利回り10%ペースで資産を殖やしたい場合とでは、戦略は全然違ってくるだろう。

あるモノに投資をするときに、出口はどうするかを考える必要がある。考えずに漠然と儲けたいだけでは、結果的には失敗する可能性が高くなると思う。
未来のことは誰にもわからないので、最初の想定とは状況が異なってくることも多々あるだろう。その時々で戦略を適宜修正していく必要があるが、このとき出口や通過点が決まってないと、目指す方向が定まらないんじゃないだろうか。
出口や通過点は大まかなもので良いと思う。自分は大雑把な方なので、そんなにキッチリ設定していない。あまり細かくしてもすぐに変わっちゃうしね。

いつ、どこで、何にお金を使うのか、その目的に向かって、よりベターな方法を考える必要がありそう。
なお、自分にとっては、お金は「効果的に使うもの」だと思っている。決して「貯める」や「殖やす」が目的ではない。これらはあくまで手段の一過程だ。


世界的にみて、現在は日本株式は好調な状況にあるといえるかもしれない。少し調整局面にはあるけど。
前にも書いたけど、外国株で苦労するよりは日本株の方がはるかに儲けやすいんじゃないかと思う人も多いだろう。

たとえ現在日本株にフルインベストに近い状態で投資している人であっても、この状態が10年以上続くと本気で思っている人はいないだろう。
日本市場が2001年~2003年のように下落が長い間続く状態になったらどうする?

出口戦略の続きを読む

October 28, 2005

信用口座は開いたけど

楽天証券では、信用口座も開いて試している。

以前、銘柄を乗り換える際に、手持ちの現物を売ってから新しい銘柄を買うことがあったが、これだと売り注文が約定して現物の買い余力ができてから、新たな買い注文を出すことになり、タイミングがうまく乗れずに買いたかった値段で買えないことがあった。

そこで、現物の売り注文と信用の買建注文を並行して行い、それぞれをお好みの指値で出しておき、現物の売りが約定した後で信用の買建分を現引きすればいいのでは? ということに気が付き、信用口座も開いてその環境を整えてみた。

最近は信用取引の手数料が安いところが多いので、一石二鳥かなとも思う。
ただし、手数料については裏がありそうなので、ちょっと注意したほうがよさそうだ。
信用取引を行うと、一般には短期の取引が中心になる。制度信用で最大6ヶ月、一般信用で無期限といっても、何年も売買せずに信用分のポジションを置いておく人はほとんどいないだろう。
このため、現物よりも自然と売買回数が増加することが予想されるので、その分による手数料収入を見込んで値下げし、心理的な抵抗を和らげておいて信用口座の取引を増加させ、最終的な収入増加を狙っているのではないかと考えられる。
また、信用の買建には金利がかかるため、この分の収入も得られる。


以上のようなことを思って始めた信用口座であるが、今のところ日本株ではダヴィンチを売って他の銘柄を買う気がしないので、銘柄乗り換えのために信用口座を活用できていない。

信用口座は開いたけどの続きを読む

October 3, 2005

楽天証券の手数料値下げ延期

楽天証券が10月から売買手数料を値下げする予定であったが、2ヶ月延期となり、新手数料は12月からの実施となった。

自分はこの新手数料を目当てにして、8月末に口座開設し、イートレードから株を移管したのに。
ちょっと裏切られた気分。
まあ、新規口座開設から3ヶ月以内は約定金額20万円以下手数料無料とかあるし、今でもそんなに高くないので、困ることはないけど。

8月から9月にかけてたび重なるシステム障害が発生したため、システムの安定稼働を優先することによる延期らしい。
またイートレードに戻すのはとても面倒だし、今のような相場状況だと逆指値注文ができた方が有利な気がするので、このまま楽天を使っていくつもり。

楽天証券の手数料値下げ延期の続きを読む

September 14, 2005

個人的な当面の投資スタンス

低PBR投資をメインとしたバリュー投資の戦略をとる場合、自分的には、以前のエントリーに書いたように「バリュー株インデックス投資」という一つの解が出たことになる。

そこで、今の資産を殖やす「資産運用」よりもこれから資産を貯めていく「資産形成」を重点に考えた場合、バリュー株インデックス投資を一つの柱にすることによって、リスク-リターンの面からも好結果が得られそうな気が勝手にしている。

日本株の場合、さわかみファンドをメインの一つとし、残りは趣味的に個別株で有望と思われるものをいくつか投資する方針でいこうかなんて考えている。
そんなわけで、現状とはあまり変わらないスタンスを継続することになる。

外国株の場合はいろいろ検討の余地がありそう。

個人的な当面の投資スタンスの続きを読む

September 8, 2005

バリュー株のインデックス投資 <3>

バリュー投資の目で見て、バリューインデックス投資のパフォーマンスは結構良さそうだという1つの結論から、

それじゃあ日本株でどうすればいいのか??

という話になると、意外に難しそうである。


日本株のバリュー指数というと、Googleでサッと検索した感じでは、RUSSELL/NOMURA日本株インデックスのTotal Market Value インデックスやSmall Cap Value インデックスぐらいしか見つからなかった。MSCIもあるのかもしれないが、よくわからない。

そこで、このRUSSELL/NOMURAのSmall CapなどのバリューインデックスをトレースするETFやインデックスファンドがあるのかというと、Googleでサッと検索した感じでは、無さそうに見える。
日本の投資信託って、過去の良い経験があるために、あまり真剣に探す気が起こらない。

RUSSELL/NOMURAのチャートをちょっと探してみたものの、バリューインデックスのチャートはすぐには見つからなかった。

バリュー株のインデックス投資 <3>の続きを読む

September 7, 2005

バリュー株のインデックス投資 <2>

前回のエントリーを書いてから、インデックスファンドと言えば、Vanguardを忘れてはいけないことに気が付いた。

前回と同様、USのYahoo! Financeのチャートを拝借して、iSharesのRussell 2000 Value Index Fund (IWN)とVanguard Small-Cap Value Index Fund (VISVX)とを比べてみる。
Vanguardの方は、MSCI US Small Cap Value Indexをトレースしているようだ。

バリュー株のインデックス投資 <2>の続きを読む

バリュー株のインデックス投資 <1>

前回のエントリーの続きを考えてみる。
本業がなぜか少し暇なので、こんなことを書く時間があるみたいだ。

現在の価値に対して割安な株を買い、市場での評価が見直されて適正な株価に上がったところで売る。

ただし、どの銘柄がいつ見直されるのかはわからない。これは神頼みに近いところもある。市場がある程度効率的であることを信じなければならない。銘柄選択は他の投資戦略と同様に難しい面がある。
そのため、ある程度多くの銘柄に分散しないと、期待する利益が得られない場合がある。

こういう考えを採用すると、バリュー株のインデックス投資が最強という結論になってしまう。

自分の一押しの投資本に「投資4つの黄金則」がある。この本は各所で取り上げられているので読んだことがある人は多いと思う。
ちなみに、投資に必要な基礎知識として、「理論」、「歴史」、「心理」、「ビジネス」の4つについて書いてある。
この本の良いところは、投資の歴史や基本理論をニュートラルに近い立場で書いているところにあると思う。
基本的にはインデックス投資を推奨する内容であるが、最後のポートフォリオの実例になると、複数のインデックスファンドを組み合わせる例がいくつか載っている。

そもそも、インデックス投資が最強なら、S&P500を1本とかで充分なはずではないか?
小型株とかバリュー株を選択する根拠はいったいどこにあるのか。そこに明確な論理は書いて無いんだよね。
ただ過去のパフォーマンスが良いというだけでいいのか? インデックス投資理論に選択という行為を許容すると、論理に自己矛盾を孕んでしまう。だから、読んだ後にモヤモヤしたものが少し残ってしまう。


で、話は戻って、バリュー株のインデックスが最強だとすると、米国株の場合、中小型株までカバーするRussell2000のバリューインデックスなんかが良いんじゃないかという結論になる。

バリュー株のインデックス投資 <1>の続きを読む

September 4, 2005

Bank Abroadさんのページ復活

Bank Abroadさんが運営されている海外口座情報交換のページ(BAI: Bank Abroad Information)が先月末ごろに急に閉鎖されていた。

どうやら、コンテンツを置いていたUKのLycosの無料ホスティングサービスから一方的な通達があって強制閉鎖させられたらしい。

ご本人にも応援メールを送っていたが、今朝メール連絡があり、新しいサイトで復活したとのこと。
新しいURLは、
http://roachhost.com/bankabroad/frame.html
このページのリンクも修正。
ここはマイナーなブログサイトであるが、わずかながらでも告知に貢献したい。

すばやい対応に感謝。どうもありがとうございます。
このような有益な情報が充実している貴重なサイトは、無くなったときの喪失感には計り知れないものがあることがわかった。

September 3, 2005

常識は一度疑ってみる

自分の場合、世の中にあるいろんな投資理論について、どれも盲信しないようにしている。
投資においては、どのような考え方であっても、適合するような状況になれば正解になることがある。
だから投資というのは奥が深いし、「あがり」に到達することはなかなかない。

テクニカルはあまりよく知らないし、ほんの参考程度にとどめている。
バリュー投資ですら、100%は信じていない。例えば、成長バリューなんて話になると、少し論理に曖昧さが出てきてしまうから。やはりバリューとグロースはアプローチがちょっと違うように思うし。

成長って一体なんだろう。
例えば、過去の株価の結果を示したチャートから将来の株価を予測する(占う)ことと、過去の実績と現在のポテンシャルから将来の業績を予測する(占う)こととは、根本的な思考回路としてはそんなに大きな差は無いように思う。さらに業績と株価がリンクするとは限らないし。
将来の価値を見積もるときには、過去の常識が将来も続くという前提が根底の意識としてあるはず。


前にも少し書いたけど、個人的には確率論や期待値についても信じていないところがある。

簡単な例で、サイコロで6が出る確率は1/6だけど、果たして本当なのだろうか?
学問的には確かに正解だけど、実践においては本当にそうなのか。
人生において判断すべきことは数多くあるけど、理論的な確率に収束するほど何回も試行するような機会はまずありえないと思っていいのでは。

常識は一度疑ってみるの続きを読む

August 31, 2005

日経新聞の威力

日経新聞は一応ほぼ毎日見ている。
新聞記事は参考程度にしてあまり真に受けない方が良いのであるが、他の新聞に比べれば読むところは少しあるし、何かと利用価値がないわけではないので、定期購読している。
掃除やゴミ出しで新聞紙やチラシが重宝することもあるし。

日経新聞の記事によって株価が動くことがあるが、かなり威力はあるのだろうか?
例えば、ダヴィンチの場合、先週の8月27日土曜日の朝刊に例の1兆円ファンドに関する記事が出た。
1兆円ファンドのことは、ホルダーやウォッチしている人にとっては特に目新しい情報は無い。

ダヴィンチの最近の株価の動きは以下の通り。
8月中旬頃から下降トレンドが続いていた。

8/24(水)  333000  -9,000  -2.63%
8/25(木)  311000 -22,000  -6.61%
8/26(金)  330000  19,000  6.11%
8/27(土)  <日経朝刊に記事掲載>
8/29(月)  352000  22,000  6.67%
8/30(火)  350000  -2,000  -0.57%

いかにもな感じの株価の上昇ぶり。
記事を見て買った人がいるのだろうか? これだけ反応があるのは興味深い。
やっぱり買い増ししようかと先週から資金の準備を始めていたが、タイミングを逃してしまった。
だが、まだ弱気の方が優勢な雰囲気があるので、もうひと押しあってもおかしくはない。

日経新聞の威力の続きを読む

August 16, 2005

不動産流動化の続き

今日はダヴィンチが大きく下げた。といっても、-21,000円(-5.77%)で死ぬほどではない。含み益はかなり減ったけど。


やっぱりそう来ましたか。一見地味な中間決算だったので下がるかとは思ったが、売りがさらに売りを呼んだ感じ。
今日の市場の結果しか見ていない人の感想はこんなもん。

さわかみファンドを一部解約して買い増し資金作ろうかなどと皮算用するもう一人の自分がいたり。

また改めて中間決算短信や説明会資料を見たけど、ダヴィンチの収益の柱は不動産ファンドのアセットマネジメントフィーといってもよい。
これは、一般の投資信託の信託報酬と似たようなもので、ファンドの運用額に対して何パーセントかの運用手数料をとっているもの。例えば、川上戦略で挙げられている私募の一任型ファンドではエクィティ金額(出資金額)の1.5%。
つまり、ファンドの運用額が大きくなればなるほど、利益が生まれることになる。

よって、基本的には、不動産をいっぱい仕込んで多くのファンドを組成し、投資家に投資してもらえれば、ダヴィンチの収益が上がる。
ファンドを組成して売り続けることができれば、ダヴィンチの勝ちである。
不動産をどれだけ仕込めるか、投資家をどれだけ確保できるか、などの見極めが重要になりそう。
そのうち限界が見えるので、その後の戦略なども聞いてみたいものだけど。

結局のところ、金子社長の手腕にかかっているというありきたりの結論か?

不動産流動化の続きの続きを読む

August 15, 2005

不動産流動化

自分も不動産流動化銘柄としてダヴィンチ・アドバイザーズに少額ながら投資している。
不動産流動化って、錬金術っぽくってなんだか少し怪しげな雰囲気があり、こういうのは自分的に結構好きである。

なんかよくわからないけど、儲かりそうで、株価が上がりそうでしょ?

それだけで投資している訳ではないが、そういう一面があることは否定しない。
でもインターネットをいろいろ見ていて、不動産流動化の内容について本当に理解している人って、あまりいないのではないかと思っている。自分も理解しているとは到底言えないのだが。。。
社長と少数の幹部しかわかっていなかったりして。
でも結果として、利益が大きく成長し、株価が上昇しているのは確か。

ところで、今日は引け後にダヴィンチの中間決算発表があったけど、好決算ではあるものの、特にサプライズは無し。明日株価はどっちに動くかは不明。

最近、不動産流動化銘柄は軟調であるが、その理由の一つとしてJ-REIT指数が下落しているというのがあるようだ。

ここでよく考えると、REITってそもそも、不動産を証券化してオフバランスさせることに意味がある。投資家にリスクを負ってもらっているわけだ。その代わり、不動産の有効活用、不動産投資機会の創出、リスク分散など、双方にとっていいことはある。
だから、REITの価格が少しぐらい下落しても、発行体はほとんど傷を負うことはないはず。自分の持分は少し減価するけどね。
また、都心の地価が下落傾向に転じたとか、オフィスの空室率が上昇しているといった話は今のところ無さそうである。

不動産流動化の続きを読む

August 11, 2005

トレーダーにはなれない

著名で優秀な個人投資家の方が、それも複数の方が、四半期決算ごとに市場が過剰反応する世知辛い時代に対応して、投資戦略を立てるというようなことを書かれている。
たしかにごもっともな話であるが、自分には無理そうだ。

だって、それじゃあ一般のトレーダーのやり方とほとんど同じになってしまうから。
相当うまくやらないと勝ち目は少なそうだ。時間もとられそうだし。
単純にモノマネすると痛い目にあうかもしれない。


<以下は、自分のような凡人に関しての記述であり、達人の方には当てはまりません。為念。>

3ヶ月ごとの四半期決算では、よほどのことがない限り、冷静に見ると大きなサプライズというのは起こりにくい。何かその前に兆候が見えるはず。一企業が3ヶ月で急変するのは難しい。
そこでサプライズがあったら、自分の分析、見込み、皮算用が間違っていたということ。素直に負けを認めて退散するというのはアリかもしれない。
また、四半期決算などのあまり短期の数字を追いかけ過ぎると、大きな流れを見誤ってしまう危険もある。
自分の分析に間違いがないとしたら、急落なら買い(資金がなければ静観)、急騰なら売り(欲が突っ張っていたらもう少し待ち)が正解だろう。
で、これにいちいち反応するのはしんどいので、大きく動かなければ基本的にスルーでいいと思う。
だって、そのために中長期の視点で判断し、いちおうリスクなども考えたりして投資するわけだから。

忙しく動かないと負けてしまうようなら、そのような銘柄は基本的に投資対象から外すのが賢明だろう。
常に全銘柄でプラスを目指す、とか、毎月必ず結果(利益)を出さなければいけない、とかなら別だけど。
季節要因による変動が大きな銘柄は、それを利用して儲けるというのもアリだろうけど、毎年同じようにいかないのが世の常である。

トレーダーにはなれないの続きを読む

August 4, 2005

潮目が変わった?

日本の株式市場は潮目がちょっと変わってきたかな?

日経平均の上昇のニュースがあったと思ったら、新興市場の中小型株は昨日から軒並み下げている感じ。
中小型株に関して、昨年の終わりごろから今年の前半にかけて上がりつづけていたトレンドは一旦終わるのかもしれない。

こういうときはバーゲンセールでめぼしいものを拾うのが良いのだが、特に予定が無かったし、無理してキャッシュをかき集めるのも主義に反するので、このまま特に何もしないというつまらない戦略になりそうだ。
これでメシを食っているわけでもないし、ちょっとパフォーマンスが下がるとしても、自分のような立場では相場にいちいち反応しないという手もアリなのではないかと思う。

潮目が変わった?の続きを読む

July 28, 2005

負けない投資

ごく個人的な思いとして、

  過去において「負けない投資」は、将来においても負けない確率が高い。

  過去において「勝つ投資」は、将来において負ける投資になり得る。

というのがある。

July 22, 2005

中国人民元の切り上げ

昨晩の一番の話題は中国人民元の切り上げのニュース。

って言っても、各所でずっと語られていたことだし、想定の範囲でないのか?
その時期がきただけだ。
切り上げ幅はとりあえず2%ぐらいなので、これも中国の戦略からすると思ったとおりか少ないぐらい。
とりあえず裁定が働いて、ほぼ自動的に2%ぐらい米ドル安円高に振れた。これは自明の結果。
これからどこまで円高が進むかがマーケットの注目ポイント。

人民元(英語ではrenminbi、略称RMB)の切り上げは、中期的には米ドル買いではないかと思う。
最近、円安がずっと進んでいて、外貨の仕込みができなかったが、絶好の米ドルの仕込み時のようなので、まずは中国政府に感謝。

そういえば、いつのまにかユーロも対米ドルでかなり戻している。英ポンドはまだ安いみたいだが。

中国人民元の切り上げの続きを読む

July 11, 2005

優待と配当

最近、消費欲があまり無い(投資欲はあるが)ので、自分的には、株主優待についてはあまり魅力を感じない。
金券などを使うのが面倒くさいと感じてしまう。オークションで売るなんてもっと面倒くさい。
株主優待を出すぐらいなら、まだ配当でもらった方がマシだと思うが、税金を引かれてしまうので、あまり嬉しくない。

そういうわけなので、まだまだこれから資産増大を遂行中の自分としては、利益を内部留保して有効活用してもらって1株あたりの価値を高めてもらうのが一番良いと思っている。
とはいっても、利益が毎年積み上がっていって、それを有効活用して殖やしていける有能な経営者がいるような、そんなに都合が良い企業はあまり無いとは思うが。

それで自分の場合、現段階では配当や優待にはあまりこだわっていない。

優待と配当の続きを読む

July 7, 2005

資産運用のカラクリ

一部の投資家の間では有名な安間伸 氏の著書、資産運用のカラクリのシリーズは、全て購入して読んでいる。

少し前に出た3作目、ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇も楽しんで読み進むことができた。

この人、ウェブの内容はちょっとつかみどころが無いところがあるが、本の内容はタイトルのイメージとは違ってマトモなことがいろいろ書いてある。
読む人によってはふざけた感じに受け取れるかもしれないが、投資において重要な考え方が各所に示されている。決して回し者ではないが、3冊ともぜひ読んでみた方がいいと思う。
結果的に投資で利益を残そうと思ったら、必要となる要素がいろいろとわかり易く書かれているから、タメになることが多い。

3冊目では、「錬金術≒資産運用≒裁定取引」というのは、全くもってそのとおりだと思う。ただし、実際に実行するためにはそれなりのハードルがあると思うけど。
また、後ろの方にある「裏目じじいの逆を張れ」はすごく的を射ていて、笑いながらも参考にできるテーマである。自分にも当てはまっていないか振り返ってみるのもいいかもしれない。
あと、「投資は長期的に逆張りが有利」というのは、現在順張り方向にいる自分には耳の痛いところであるが、確かに納得できる。結局、順張りだとオッズ(収益率)が小さくなるのでたとえ勝率が高くても期待値が小さくなるということである。

資産運用のカラクリの続きを読む

July 4, 2005

月次パフォーマンス

個人投資家のブログで、月毎のパフォーマンスを開示しているところが多い。
自分の場合、月次のパフォーマンスを気にしたことが無いし、何かと面倒なので公開するつもりは今のところない。
いちおう、大まかなパフォーマンスの把握はしているけど。

個人投資家の場合、月毎のパフォーマンスなんてほとんど意味が無いと思う。しかし、自分の好パフォーマンスを誇示したいとか、他人様のパフォーマンスが気になるとか、ニーズはそれなりにあるようには思う。

逆のデメリットとして、心理的に、どうしても短期のパフォーマンスが気になってしまうということがある。
月毎のパフォーマンスを気にするあまりに、短期で手っ取り早く儲かりそうな銘柄を追ったり、短期売買に走ってしまうなど、愚かな手法をとってしまう危険がある。
また、無意識のうちに、全期間に渡って、全銘柄で勝たなくてはいけないなどと、勝手に変なプレッシャーをかけてしまう危険もある。
また、投資において失敗の元になる横並びの意識を持ってしまうこともあると思う。

これは自戒を込めてやってはいけないことだと思う。
個人投資家は、四半期毎などで評価を受ける機関投資家とは違い、あまり投資期間にとらわれる必要が無いという大きなメリットがある。自分の想定した投資期間で目標とするパフォーマンスが得られれば良いわけで、途中で少しぐらい失敗しても、結果がよければすべてOKである。

月次パフォーマンスの続きを読む

June 24, 2005

投資生活の送り方

個人投資家の目標としては、経済的自由を獲得してアーリーリタイヤを目指す、というのが多いかと思う。

自分の場合もそれに近いものがあるが、じゃあ現在ここに1000万ユーロが手元にあったとして、今すぐにリタイヤするかというとそれはわからない。

とにかく、常に日々楽しく過ごしたいと思う。
今は本業の仕事もそれなりにモチベーションを持ってやっているし(苦しいときは当然あるが)、投資についても楽しんでやることをモットーにしたいと思う。
つまり、現在の日々の生活が嫌だから、早く資産を作ってリタイヤしたい、というようなちょっと後ろ向きの考えは持たないようにしている。
そうじゃないと、投資生活において精神面で失敗する確率が高くなりそうな気がする。

投資生活の送り方の続きを読む

June 8, 2005

Google関連情報サイト

インターネット検索において、「Google」という単語はほとんど意味の無い言葉になっているので、公式サイトやニュース以外でGoogleの株や業績などに関する有益な情報を探し出して得るのは、意外と難しい。

今日ネットをいろいろ探していたら、結構内容がまとまっている良さそうなブログが1つ見つかった。
    noglog

4月6日以降、更新が止まっているのが残念である。

May 31, 2005

市場とノイズ

稲虎さんのブログで、バリューとプライスとノイズについての記事があったが、これには自分もほぼ全面的に同意できる。
あまり追加するようなことも少ないのだが、思ったことを少し。

株式市場において、ノイズによって、プライス(株価)が割安になっていたり、割高になっていることは常である。これは間違いない。そうでなければ、毎日刻々と株価が変化すること自体が間違っている。

では、バリューはどうなのか?
企業分析によってある程度理論的なバリューは算出できる。だが、これもある特定の人物のある手法によって見積もられたもので、唯一の真理ではない。
これは市場(いちば)で取引される他のモノでも同じである。絶対的な価値は誰も決められない。
スーパーの野菜などは個体差があるので比較するのは難しいが、バラツキの少ない電化製品などの工業製品を例に考えると、定価というものが存在しなくなった現在にあって、同じモノであっても、それを4万5千円で買う人もいれば、5万円で買う人もいるのが現実である。それぞれが価値を認めてお金を払っているわけだ。
価値が認められないものは、いくら価値があると主張したところで、高い値段では売れない。人間社会なんて理不尽なことだらけである。

そもそも自分が出している指値自体がノイズになっていることはないのか? その買値や売値の妥当性は?

自分の投資(投機?)がバリュー投資かどうかは別にして、ノイズによる価格の上下によって収益が得られている点は否定できないので、得られた収益のほとんどがノイズの恩恵によるものだったとしても、喜んで受け入れる。
自分が見積もったバリューが絶対に正しいのであって、市場(ノイズ)の評価は間違っている、と思っていたとしても、それは自分の思い込みに近いもので、その投資による最終的な結果は、市場からのみ導かれる。決して投資家や経営者が決められるものではない。


自分の場合、性格が大雑把なので、企業分析もザックリ見ることが多い。細かい分析をしても、精度は上がるかもしれないが、100%正確な分析は不可能なので、個人的には他のことに時間を使いたい。
また、投資に割り当てた資金は、生活資金とは別のものと考えている。例えば、一般の日本人が100ポンドといっても直ちにピンとこないように、別の単位の数字だと思うことにしている。外貨の場合はその点で客観的な視点を持ちやすい。そうじゃないと、売り買いの決断に躊躇したりなど、冷静な判断ができないことがある。今回の損失が生活費の何日分かなどと考えるのは最悪である。長い目で見て、得か損かを冷静に判断したい。

市場とノイズの続きを読む

英国の好景気に陰り?

先週、英国の大手銀行であるバークレイズ銀行で不良債権が増加しているというニュースがあり、Lloyds TSBなどの他の大手銀行も道連れにして株価が落ちてしまった。
バークレイズの収益は逆に増加しているんだけど。。。

自分的にも気になるのが、個人のクレジットカードのローンなどによるBad Debtが増加していることだ。日本で言ういわゆるカード破産ですな。好景気で調子に乗って借金しまくっているのだろうか?
これは銀行にとっては悩ましいようなところだと思う。貸し倒れリスクが想定の範囲内に収まれば、かなり美味しい商売である。日本の消費者金融などを見れば一目瞭然だ。
バークレイズは高格付けの銀行(S&PでAA(Stable)あたり)なので、あまりこういうところで傷を負うと、良くない方向へ進んでしまうような気がする。

自分の勝手な見込みでは、英国の場合、住宅バブルがはじけて不動産価格が急落するようなことが無いかぎり、それまでは投資妙味はまだあると思っている。

May 22, 2005

KENさんのセミナー受講

今日は有意義な日曜日の午後を過ごせたと思う。

KENさんのセミナー、テキストが充実していて、これだけで元がとれそうだし、価値がある。
収益バリュー投資については、まともな話を聞いたのは初めてだったのだが、方法論としては納得のできる内容がほとんどで、参考にしていきたいことが多くあった。
収益バリュー投資の安全域の考え方というのが、意外に新鮮に感じられて、自分的にはポイントの一つであったと思う。これ以上はネタばれになるのでこの辺で。。

結局のところ、投資するかどうかは、自分の品定めに対して株価が割安か?というバリュー投資の原点に帰ることになるので、基本姿勢が重要だということを再認識した一日であった。

日本株は一部の株が売り指値にヒットして少しキャッシュができたので、ここらでちょっといろいろ検討してみることにするか。

May 19, 2005

債券高

ここ最近、米国や欧州では、投資資金が原油などのリスクの高いものからリスクの低い債券に流れ込み、国債などが高くなっているようである。
これにより、米ドルやユーロの長期金利がかなり下がっている。

株価については、3月ぐらいまでは上昇基調であったのに、上がり切る前に下降気味になってきている。
近頃の景気サイクルはどうもよくわからん。

う~む、自分には、このバカ高く、利回りの低くなった国債などに手を出す人の心理がどうも理解できない。社債などはGMショックの影響で不安定要素があるし。
思ったほどリスクが低くないのではないだろうか。
結局、行き場のない資金が消去法の結果で債券に集まってきたような感じなんだろうか?

債券高の続きを読む

April 30, 2005

外国株投資の是非

稲虎さんのブログのインデックス投資に関するシリーズは、自分にとってもかなり考える点があり、参考になっている。

このエントリの中で、外国株式の投資に関する記述についても、全く正論ではあるのだけど、最近では、自分としては少し異なる考えを持っている。
ただし、自分も以前に書いたように、外国株投資は、経済合理性だけを考えると、コストに見合うものが得られるかどうか難しいと思っていることは大前提としてある。

「一般的に海外投資を行う場合、「情報の少なさ」「取引コストの高さ」などがネックとなり、個別銘柄の調査は国内株式以上に困難です。」

コストに関しては、不利な点が多いと思うので同感だが、情報量に関しては、必ずしもそうではないと思う。
米国市場では、日本市場より企業の財務情報などは充実していると思う。欧州市場でも、ウェブページなどのIR情報がしっかりしている企業は日本と変わらないか、充実しているところも結構ある。
でもエマージングマーケットについては、情報が圧倒的に不足しているのは事実なので、個人には個別銘柄の投資は難しいだろう。中国株なども現地の投資家に比べると不利な立場にあるといえるかも。

日本の個人投資家にとって、日本企業の方が情報を多く得られると一般に思われているところは、実はノイズの情報がかなりの割合を占めているのではないだろうか。
定量分析だけを考えると、このようなノイズが無い方が正しい判断ができそうだ。
とは言っても、自分は定性分析をある程度重視しているので、情報量が少ないと判断が難しい面があるとは思っている。だが、必要な情報については、先進国市場に関してはバリュー投資家の対象になりやすい日本の地方のマイナー企業と比べてそんなに大差ないのではないか、と最近思っている。

外国株投資の是非の続きを読む

April 3, 2005

現状

やはり年度末や年度初めは、本業などに手をとられて余裕がなかった。
自分の場合、週末は家族のことに時間をとられるので、あまりブログを書く余裕が無いが、あまり間隔を空けるのもなんなので、ちょっと雑記を。

Lloyds TSB BankのOverseas Clubの口座などについて、少し書きたいところであるが、これからぼちぼち書き進める予定。

マネーファンドで持っている外貨の方は、米ドル高のトレンドの雰囲気を自分なりに見極めてから、ゆっくりと通貨の配分を検討する予定。
現在の保有通貨は、EUR, GBP, AUD, USDの4つ。
基本的には、マネーファンドは通貨分散して防衛するのが主目的なので、内訳を大きく変えることはないだろう。為替差益を狙うならFXで積極的に取りにいった方がいいと思うし、自分にはその気は全く無い。

株の方は、以前書いたポートフォリオから変わっていない。パフォーマンスは気が向いたときに随時書くかも。
現在、米ドルベースのバークシャーとノバルティスが不調。
INGやLloyds、東欧株ファンドは、3月に多少の調整があって利益が減ったものの、まあまあ順調である。
資金量もそう多くないし、特に動くような局面でも無いかな。

日本株は、少し足踏み状態だが今のところ順調に推移。
オオゼキは2800円あたりで買い増ししようか考えていたところ、増配のニュースで少し上がってしまったので保留。
コンビは当初の想定よりも上まで行きそうな感じになってきた。そろそろW指値を入れて利益確定を考えることにするかな。

現状の続きを読む

March 28, 2005

バリュー投資って?

近頃、バリュー投資についていろいろ議論があるようだが、自分が思うに、結局のところ、「儲かるのか?」が一番重要ではないだろうか。投資スタイルなんて、100人いれば100通りあるはず。
投資歴が長いからエライとか、最近株式投資を始めたからダメとか、全く関係ない。また、投資の一つの側面だけをとらえて、あーだこーだ言い争っても無意味である。

「バリュー投資」といっても、「資産バリュー」や「成長バリュー」など、いろんな考え方があるので、一つの枠に収まるものでもないし、言葉の定義を厳格に決めてもあまり意味は無い。
また、投資手法が「本物」か「偽物」かなんてわからないし、結果的に儲かればいいんでしょ? 自分で考えて出した結論なら、それがパクリであったとしても、儲かればオッケーでしょ? 正しい評価方法を行って投資しても、損をしてしまったら元も子もない。
自分の投資方法が正しいとか、エライとか、スゴイとかを争ってもむなしいことだ。
損をしたら、そこでまた勉強するなり、退場するなり、好きにすればいい。他人のことまでいちいち干渉しても仕方が無い。
他人の結果を気にするのは愚かなことである。

要するに、バリュー投資とかいってビギナーズラック的に儲かっているのが気に入らない人がいるわけだ。
他人を妬んだりすると、その人には決して幸福はやってこない。


投資をして株式マーケットに関係している以上、無意識の中だとしても、広い意味でのテクニカル的な動きは気にしているはずである。バリュー投資において市場動向は結構大きく関係していると思う。それは、相場の下落時などにミスターマーケットがたびたび行き過ぎてしまうことや、不人気で過小評価されていることなど、市場の非効率なところを突くような手法になるからである。
バリュー投資に徹するなら、そのときに「資産バリュー株が騰がり過ぎている」とか、「市場が過熱している」とかは全く気にする必要は無くて、単純に自分が想定した株価に達したら黙って売るだけだ。そこで「もっと儲けたい」とか「損したくない」などと、余分な感情を持ってしまうと、失敗してしまう。

バリュー投資って?の続きを読む

March 25, 2005

海外資産運用セミナー

ブログをブラウズしていたら、たまたま、今話題のライブドアが募集している海外資産運用セミナーに辿り着いた。

いまどき、5万円も取ってこんなセミナーやってもいいのだろうか?
AICの海外口座開設サポートセミナーの方がまだマシである。

このセミナーの紹介文は突っ込みどころが満載である。のっけからOffshoreのスペルを間違えてるし。。
Internaxx, シティーバンク、コルレスバンク(???)、HSBC, Bank of Scotland, Abbey National などだったら、口座開設は自力でできるので、自分に5万円の半額でもくれたら、口座開設までなら手取り足取り教えて上げられるのだが。。。
スイスのプライベートバンクでも紹介してくれるのなら、価値はあるかもしれないが、資産5000万円ではそれは無理な注文かな。

そもそも、DIYでも開設可能な海外口座を開くのに、エージェントに頼ったり、この程度の初歩的なセミナーに大枚を払うぐらいなら、海外への直接投資は止めた方がいいと思う。

海外資産運用セミナーの続きを読む

March 16, 2005

オフショア環境の変化

先日送付されてきた海外銀行のステートメントに同封されていた、EU加盟国関連の税制の変更について。

以前からBankAbroadさんのサイトTAX-NEWS.COMなどで情報を得ていたのだが、EU加盟国において、銀行預金の課税に関する指令がとうとう今年の7月1日から発効されることになる。しかし、開始日の7月1日については、最終決定されていないので、延期される可能性は残っている。
これにより、EU加盟国の間では、銀行口座の利子等の収益について、各国間で情報交換がなされることになる。つまり、EU内では、他の国に持っている口座の収益についても、現地の当局から居住国の当局に情報が提供され、居住国の当局が把握できるようになる。

ただし、EU加盟国の中でも、オーストリア、ベルギー、ルクセンブルグは、口座情報を開示する代わりに、銀行口座から源泉徴収課税をすることを選択している。EU加盟国ではないが、オフショア地域のジャージー島、ガーンジー島、マン島、及びスイスも、この源泉徴収課税方式に合意している。

EU居住者がこれらの地域に銀行口座を持っている場合、銀行口座の利子等から税金が源泉徴収されることになる。これは預金だけでなく、債券やファンドの配当なども対象になるようだ。源泉徴収された税金は、その75%が居住国へ受け渡される。
詳しいことはよくわからないが、少なくともジャージー島、ガーンジー島、マン島のUKオフショアにあるEU居住者の口座については、7月1日から源泉徴収が行われるようである。税率は、当初2005年の7月1日からは15%で、2008年の7月1日からは20%、2011年の7月1日からは35%になるようだ。この35%もの高い税率は現行のスイス国内の預金の税率と同じである。

オフショア環境の変化の続きを読む

March 7, 2005

住宅ローン返済と投資

inatoraさんのブログ住宅ローンと投資のことが書かれており、これについて思ったことを少し。

自分は、いろいろとリスクをとって分散投資をしていて言うのもなんであるが、繰上げ返済をした方が良いと思う。
それは住宅ローンにはレバレッジがかかっているからだ。
住宅ローンの金利と投資の利回りを単純比較するのは危険である。分母が全く異なるからだ。

例えば、残債が3000万円あって、100万円の余裕資金があったとする。どうするか?
全く迷うことなく繰上げ返済するのが良いと思う。
簡単にするため大雑把に考えると、期間短縮型の繰り上げ返済をする場合、繰上げ返済前の残債全額に対して短縮期間分の利息が節約できる。これは繰上げ返済時点で直ちに今後の返済額を減少できるものだ。
100万円を繰上げ返済して1年期間が短縮できたとしたら、ローン金利が年利2%であれば約60万円節約できる。住宅ローン減税分1%を差し引いても約30万円である。しかも、現在は定率減税があるため、二重還付はないので住宅ローン減税は1%フルには還付されない。
100万円で60万円の利益を得るのはとても大変なことである。手数料や税金を差し引いて年20%の利回りが確保できても単利で3年、複利で2.6年ぐらいかかる。

住宅ローン返済と投資の続きを読む

February 25, 2005

円高時に利益確定

確定申告の時期でもあるので、ちょっとした小ネタ。

外貨建ての株式などの資産の収益については、現在の日本の税務署の方針では、以下のように申告するようにとのお達しである。

[1]
 (A)(外貨建ての購入価格 → 購入時のTTSで円建て換算)+(外貨建ての手数料 → 購入時のTTSで円建て換算)・・・円建てのネット購入価格とする。
 (B)(外貨建ての売却価格 → 売却時のTTBで円建て換算)-(外貨建ての手数料 → 売却時のTTSで円建て換算)・・・円建てのネット売却価格とする。
 (C)円建ての売却益を(B)-(A)で求める。
ここで、購入時と売却時は、約定日または受渡日のどちらかにする。


自分には、この計算方法を決めた人の思考回路が全く理解できない。
海外パックツアーの免税品店での買い物じゃあるまいし、毎回毎回買ったり売ったりするたびに日本円-外貨の両替をするなんて、普通はあり得ない。
そもそも元手となる外貨の円建てコストなんか、正確にはわからない。日本円→外貨預金→日本円で受け取り、などのシンプルな場合を除けば。
外貨のまま売買を繰り返したり資金移動してたら、元手は何年も前の円だったりすることもあるし、複数回両替したらどの時点のものか特定できないだろう。USD→EUR→GBPと両替していったら、そもそも円でいくらだったの?なんて計算するのは無意味である。

円高時に利益確定の続きを読む

February 2, 2005

FT.com

現在保有している外国株、日本株、外国株ファンド、マネーファンドの値動きは、FT.com のポートフォリオでチェックしている。
日本から普通に http://www.ft.com/ をURL入力すると、自動的にアジア版に飛んでしまうが、自分の場合は欧州メインで見ているため、本国のUK版を見ている。
Financial Times の紙の色は、意外と好きだが、日本で購読すると高いので紙面はほとんど読んでいない。
余談だが、イタリアに旅行に行くと、ピンク色のスポーツ紙 La Gazzetta dello Sport をなぜだか買ってしまう。

FT.com のポートフォリオは、ユーザ登録すれば無料で利用できる。ただし、やたらと有料のアカウントの登録に誘導されるので、注意が必要だ。なお、ヘッドライン以外の個別記事も読むには、有料アカウントにする必要があるみたいだ。
ポートフォリオの使い方は、AIC本の小富豪のためのタックスヘイブン入門が参考になる。

FT.comの続きを読む

January 18, 2005

Gold

分散投資となると、よく話が出てくる金(ゴールド)について。

自分の場合、10年ぐらい前にあまり深く考えずに純金積立というのを始めたのがきっかけである。預金以外のものに投資したのはこれが初めてだったかもしれない。ドルコスト法なんてものを知ったのもこの時だ。
当時は1グラム1300円ぐらいだったか。。一時1400円ぐらいになったりもしたが全般に低調で1100~1200円ぐらい、1000円を切ったときもあった。ずっと積み立てていたわけではなく、一時停止したり再開したりなど、細々と続いていた感じだ。
9.11以降、金相場が上昇基調に入り、2003年初めぐらいだったか1400円を超えたときにまあまあの儲けがあったので全部売却して解約した。結果論として、安い時期に積み立てていたものが利益になった形だ。

Goldの続きを読む

January 15, 2005

どうして国際分散投資か?

<欠点>
・数万ドル程度の資金では、分散すると効率が悪く、メリットが少ない。
 (これは百も承知である。)
・さらに、外貨の投資には、両替手数料がかかる。為替リスクもある。
 (外貨資金は旅行などで使う予定。将来、海外移住も視野に入れている。為替リスクは利益と損失が表裏一体のものである。)
・個人では特に得られる情報に限りがあるため、現地でやるよりも不利である。
 (これももっともなことである。)
・税金面のメリットはあまり無い。というかかえって国内よりも不利である。
 (この点は今後の研究課題の一つである。あくまで趣味の域を出ていないため、税金が気になるほどの儲けが無い。コストがかかりすぎるようなら戦略の練り直しが必要。)

<利点>
・嫌でも英語での対応が必要なため、英語がある程度使えるようになる。
 (趣味と実益を兼ねる第1の理由)
・世界情勢に敏感になる。
 (これから生きていくには必須のことと思う。)
・「価値」を見極める際に広い視点で見ることができる。
 (各通貨は相対評価であり、自分の尺度を持つ際に広い視野が必要と思う。)
・本当に金持ちになった際には、必要とされる「経験」「スキル」「強い心」を獲得できているため、資産運用に困らない。
 (これが目標であるが、趣味程度でも身銭を切ってやった経験は絶対に将来役立つと思われる。)

どうして国際分散投資か?の続きを読む

January 14, 2005

個人投資家のサイト

最近よく見ている個人投資家のサイトのベスト3は以下のものです。

1.inatoraの投資日記
  稲虎さんのバリュー投資関連のコラムはかなり勉強になります。いつもヒントをいただいています。

2.為替王
  為替王さんのサイトは為替動向を見るのに参考にさせていただいています。プロの意見はためになります。

3.笑える投資サイト CMB研究所
  内田さんのサイトはバフェット入門には最適です。勝手な内田さんファンの一人です。このサイトを読めば「億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術」は買わなくても済むのではと思えるほどよく書けています。

January 12, 2005

現在の投資スタイル

日本円、ユーロ、USドルなど、複数の通貨ベースで投資

外貨・・・某銀行(国内&海外)のマネーファンド、外国株、外国株ファンド
円貨・・・日本株、日本株ファンド

マネーファンドは、流動性と利回りを考えると、現状では定期預金よりも有利と思う。
各通貨の為替レートと金利を見ながら買い増し、スイッチングしながら調整。

債券は、現在の資金量(ゴミ以下)と経済環境を考えると、株の方が有利と考えられる。

日本株は基本的にバリュー投資を行う。主に資産のバリュー(低PBR)を考えるが、収益のバリューもそこそこ考慮する。今のところは、自分の身の回りにある企業で割安感のあるものに投資。
また、手数料が安く、運用方針及び成績もまあまあな某ファンドも毎月小額ずつ積み立てている。

外国株は、情報量などの問題から、どうしても大型優良株中心にならざるを得ない。そこそこROEが高く、PERが低めの企業に投資。
一部はエマージングマーケットにも投資する。個別株は外国在住の個人には難しいため、ファンドを利用する。投資する地域やセクターは自分の勘と好みを重視する。

January 11, 2005

趣味から始める国際投資

「趣味と実益を兼ねた国際分散投資」を考えた。

自分の場合、インターネットが無い時代にFAXでやり取りしてアメリカからPCのソフトや周辺機器を個人輸入したりなど、海外とのやり取りを楽しんでいた時期があった。

現在、世界的に見て、投資で「おいしい」市場というのはあまり無いと思う。株では日本株に割安感があるが、日本円だけで資産を形成するのはリスクがあると思う。

そこで、趣味も兼ねて楽しみながら海外にも口座を開き、地域に限定せずに投資して資産の倍増を図ることを目指してみる。
「グローバルな視点」などと言うとカッコはいいが、何のことは無い、自分的に興味を持った対象に投資してみるだけのことなので、結果は神のみぞ知ることになる。

Copyright (c) 2005-2009 Gabbiano. All Rights Reserved.