「Apple」という商標に絡む企業には、世界的に有名な2つのアップルがある。
1つは米国のApple Inc.で、最近アップル・コンピュータからアップルに社名変更したところ。以下では米Appleとする。みんなが知っているiPodやMacなどで有名だ。最近はiPhoneで話題をさらった(これも商標でいろいろ揉めそう)。ジョブズがまだ元気みたいで好調を持続している。
現在はこちらが超メジャー。
もう1つは英国のApple Corps Ltd.で、もとはビートルズが設立した会社である。以下では英Appleとする。昔はAppleレーベルなどを管理していたのだが、現在もビートルズが残した遺産を管理しているようだ。たしかビートルズの版権はマイケルジャクソンが持っているはずなので、お金になるのはAppleの商標ぐらいだったのかもしれない。あ、でも昨年ニューアルバム「LOVE」を出したりしたっけ。そのへんの権利関係は不明。
ビートルズというと、AppleレーベルでEMIから出ていて、たしか昔のLPの真ん中のレーベルのところに、A面には緑のリンゴ、B面には半分に切った切り口のリンゴが描かれていたと思う。
生まれて初めて買ったアルバムはたしか小学生のときに姉と共同で買ったLet it beのLPだったと思うので、それなりに思い出はある。あのとき、最初にAbbey Roadを買っていたら、人生が変わっていたかもしれないなあと思ってもみたり。
話を本論に戻すと、
この「Apple」の商標権については、何年も米Appleと英Appleの間で訴訟などで争われていたのだけど、昨日のニュースによると、両社の間で和解が成立して合意に至ったみたい。
詳細は発表されていないが、(1)米Appleが「Apple」のすべての商標権を所有し、商標権の一部を英Appleにライセンス供与すること、(2)米Appleが引き続き商標とリンゴのロゴマークを「iTunes」で使用すること、になったようだ。
つまり、相応のお金を出して米Appleが商標権を買い取り、英Appleにライセンス供与する形に落ち着いたようである。
米Appleとしては、中途半端な状態で今後もゴチャゴチャ言われるのはイヤだろうし、英Appleとしても、未来の展望はあまりなさそうなので、このへんで話を収めた方がいいと思ったのだろう。賢明な選択だと思う。