January 24, 2005

金鉱株

金鉱株は思ったよりも難しい。

昨年末までNY市場に上場されている金鉱株をいくつか分散して少しずつ持っていた。これはバリュー投資とは関係なく、完全に投機の類である。
自分の性格のギャンブラー的一面を満たすためにやっていたが、バリュー投資に目覚めてから、もうこういう投機を続けるのは止めることにした。

ここ数年は金価格は上昇基調にあるという確固たる裏付けに欠ける思惑があり、金現物よりも金鉱株の方がはるかに儲かるのでは?という目論見による投資だった。
そして、一昨年から昨年にかけて何度か調整はあったものの、予想通りに金価格は上昇し、一時は1オンス450ドルを超える価格になった。
しかしながら、NY市場の金鉱株の指数であるHUI指数を見てもわかるように、金現物の価格上昇には素直に連動せず、あまり金鉱株の株価は上がっていない。しかも、金価格の下落に連れて株価は下がってきた。
国内で買える金鉱株ファンドの代表であり、一昨年までパフォーマンス上位によく顔を出していたマーキュリー・ゴールド・メタル・オープンなどは、基準価格が見事なまでに下がっている。

金鉱株を持っていたときは、KITCOのページなどで情報を探っていた。

金鉱株のパフォーマンスが悪かった理由として、USドルが独歩安で下がり、南アフリカを始めとする産出国の通貨が上がって鉱山会社の儲けが出なかったということが考えられるが、果たしてそれだけなのか?
自分的によくわからなくなってきたので、収支トントンのものや損切りしたものなど、全て売却して処分した。

金鉱株を買うに当たっての注意点としては、自分は以下のものを重視した。
(1)ヘッジ売りをしている会社は避ける。
「ヘッジ売り」とは、金価格の下落による損失をヘッジするために、鉱山会社が空売りすることである。大手の会社に多いので注意が必要だ。ヘッジ売りしている会社は、想定価格より金価格が上昇すると、逆に損失が出てしまう。金価格上昇を目論んで投資したのに、投資先が儲からないという笑えない状況になる。
(2)安定して利益が出ている会社に絞る。
当たり前の話だが、配当などがそこそこ出ているところが株価は安定している。小型株で冴えない会社を思惑で買っても、変動が大きく、投機には魅力的に見えるが、自制が必要だ。

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