February 25, 2005
円高時に利益確定
確定申告の時期でもあるので、ちょっとした小ネタ。
外貨建ての株式などの資産の収益については、現在の日本の税務署の方針では、以下のように申告するようにとのお達しである。
[1]
(A)(外貨建ての購入価格 → 購入時のTTSで円建て換算)+(外貨建ての手数料 → 購入時のTTSで円建て換算)・・・円建てのネット購入価格とする。
(B)(外貨建ての売却価格 → 売却時のTTBで円建て換算)-(外貨建ての手数料 → 売却時のTTSで円建て換算)・・・円建てのネット売却価格とする。
(C)円建ての売却益を(B)-(A)で求める。
ここで、購入時と売却時は、約定日または受渡日のどちらかにする。
自分には、この計算方法を決めた人の思考回路が全く理解できない。
海外パックツアーの免税品店での買い物じゃあるまいし、毎回毎回買ったり売ったりするたびに日本円-外貨の両替をするなんて、普通はあり得ない。
そもそも元手となる外貨の円建てコストなんか、正確にはわからない。日本円→外貨預金→日本円で受け取り、などのシンプルな場合を除けば。
外貨のまま売買を繰り返したり資金移動してたら、元手は何年も前の円だったりすることもあるし、複数回両替したらどの時点のものか特定できないだろう。USD→EUR→GBPと両替していったら、そもそも円でいくらだったの?なんて計算するのは無意味である。
[2]
手数料を控除した外貨建ての売却益 → 売却時のTTBで円建て換算 → 円建ての売却益
このような計算で円建ての売却益を求めるのが、取引をする人の普通の感覚だろう。
配当や利子については、配当などが発生した時点でのTTBで円建て換算するのだから、こちらの方が論理的な矛盾が少ない。
しかも、上の[1]の方の計算は、むちゃくちゃ面倒だと思う。
まあ、売却益を円に戻した場合は[1]の方が妥当かもしれないが、外貨のままにしておく場合は[2]の方が実体に合っていると思う。
そこで、この制度を逆に利用する手を考えてみた。
[1]で計算する場合、売却時に円高に振れていると、為替差損が出る。
例えば、しばらくホールドしておきたいが、購入時より大きく円高になっていたりしたら、一旦利益確定しておくのも手かなと思う。これで売却益が為替差損である程度相殺される。
そうは言っても、なかなか都合良くタイミングが合うことは少ないだろうし、売買手数料がかかるので、状況次第である。
実はこんなこと常識だったりして??
- by Gabbiano
- at February 25, 2005 07:10
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