March 25, 2005

海外資産運用セミナー

ブログをブラウズしていたら、たまたま、今話題のライブドアが募集している海外資産運用セミナーに辿り着いた。

いまどき、5万円も取ってこんなセミナーやってもいいのだろうか?
AICの海外口座開設サポートセミナーの方がまだマシである。

このセミナーの紹介文は突っ込みどころが満載である。のっけからOffshoreのスペルを間違えてるし。。
Internaxx, シティーバンク、コルレスバンク(???)、HSBC, Bank of Scotland, Abbey National などだったら、口座開設は自力でできるので、自分に5万円の半額でもくれたら、口座開設までなら手取り足取り教えて上げられるのだが。。。
スイスのプライベートバンクでも紹介してくれるのなら、価値はあるかもしれないが、資産5000万円ではそれは無理な注文かな。

そもそも、DIYでも開設可能な海外口座を開くのに、エージェントに頼ったり、この程度の初歩的なセミナーに大枚を払うぐらいなら、海外への直接投資は止めた方がいいと思う。

海外口座を維持していくには、それなりに現地の金融機関とやり取りしていく必要がある。その度にいちいちエージェントに頼るのは無理だろう。しかも、銀行口座に預金で寝かしておくのではなく、年率10%以上の運用をしていくには、口座に対する指示の頻度は高くなる。現状、インターネット上の指示だけで100%済むところは無いと思うし、口座を使っていていろいろとわからないことが出てくるのが普通である。
仮にそのエージェントが全面的に信頼できるとして、何かある度にサポートをお願いしたら、年利回り20%で運用できたとしても、利益のほとんどがエージェントのポケットに入ってしまうかもしれない。

海外口座は、口座開設から自分で主体的にやるぐらいの意識が無いと、海外口座を維持して利益を上げていくことは難しいと思う。
口座開設のための情報なら、インターネットでいくらでも無料で手に入る。インターネット上の情報は信用できなくて、5万円払ったセミナーの情報なら信用できる? そういう人は、海外では間違いなくカモになるだけである。

しかも、オフショア口座は、税金や手数料の面では国内に比べてあまりメリットが無いと考えた方が間違いがない。運用対象としては、それなりに利回りが高いものはあるのだが、金融機関の言いなりになっていると、最終的には金融機関だけが儲かる結果となる。

「例えば、昨年の実績では年間利回り20%を超えるファンドや4%以上の金利の定期預金や7%の債権などがありました。いずれも日本国内よりも高い格付けの金融機関が取り扱っていたものです。」

これは間違いではないのだが、どうしてこの事実から、

「年率10%以上の安全投資も可能!」
「低リスクで安全性の高い投資でも利益数百万円のチャンス!」

という誇大妄想になるのか理解できない。まあ不可能ではないが、日本株で話題の会社の株に短期売買で投機した方が確率が高くないか? かなりきわどい言い回しである。

ただし、トルコリラ建ての債券とか、南アのランド建てのジャンクボンドなどを、HSBCなどの高格付け金融機関が販売を取り扱っているというのはあるかもしれない。だけどこういうのは扱っている金融機関が高格付けなだけで、投資対象はかなりハイリスクなのだが。。。
現地通貨ベースではすごい利回りになるかもしれないが、円やドルやユーロベースで果たして儲かるのか??

とにかく自分で行動し、自分の頭で考えることができない人は、海外口座に手を出してもメリットは無いかと思う。

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