June 7, 2005

Googleの収益 <2>

前回列記した四半期決算データをもとに、自分勝手なGoogle評価コメント。

Googleの商売はシンプルなので、誰にでも理解は簡単。
ほとんどがインターネット上のサイトの広告による収入だ。

広告は、Googleサイトの検索結果ページの右側などにある広告リンクと、他の提携サイトや一般サイトに置いてあるGoogle AdSenseの広告リンクによるものである。
サイト閲覧者が広告リンクをクリックすると、スポンサーからGoogleにいくらかの広告料が入るしくみになっている。Google AdSenseの場合は、サイトオーナーにもわずかながらの分け前が入ってくる。

広告収入の内訳は、Googleサイトと他のサイト(Google AdSenseサイト)で半々ぐらいで、2004年の3Q以降はGoogleサイトでの収益の方が多くなっている。
収益は四半期ごとに順調に伸びており、わずかながら鈍化傾向にあるものの、前年比では100%程度(つまり倍々で増加)、四半期ごとに25%近くは増加している。

広告リンクのクリック数は、多くのサンプルを統計的に見ると、おそらく、広告リンクを置いてあるサイトへのアクセス数に対して、ほぼある一定の割合になっているんじゃないだろうか。このへんはオンライン広告やアフェリエイトの研究などを調査して確かめる必要がある。
このため、単純に考えると、Googleの収益は、GoogleサイトやGoogle AdSenseサイトへのアクセスが増加すると、それだけ収益が増加する構造になっている。

自分でも、たまに広告リンクをクリックすることがある。興味をそそられるサイトの説明があったりして、思わずクリックしたくなることがある。よっぽどその広告を置いているサイトが嫌いで儲けさせたくないとかの感情がない限り、興味があればクリックしてしまうこともあるだろう。
Google株を持っているからといって、やたらとクリックしてしまうようなことはない。むしろ、自分は少ない方だと思う。広告の売り文句に引っ掛かるのは、なんか自分の美学的にイヤなんである。

現状では、インターネットのトラフィックは、増えることはあっても減ることはまず考えられない。
また、今のインターネット環境では、GoogleサイトやGoogle AdSenseを置いてあるサイトを避けてインターネットを利用することはほぼ不可能に近い。
YahooやMSNの動向を見ても、ここ1,2年では、Googleに置き換わる強力な検索エンジンや広告システムは簡単に出てきそうにない。
このため、インターネットのトラフィックが増えれば増えるだけ、Googleにとって美味しいことになる。

収益に対するコストは、細かいデータを省いたが、ネットワークのトラフィックにかかるコスト(Traffic acquisition cost)が80%以上とほどんどを占める。これは通信回線にかかる費用、サーバやルータなどにかかる費用などであり、これらはGoogleにとって重要なインフラなので、充分に手当てする必要がある。

営業利益率は、2004年3Qの特異値を除くと、24 - 35%と高い利益率である。この点は大きな設備投資が要らないIT企業の強みである。かなり効率の良い商売だと思う。

このへんでまた続きは次回に。

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