June 28, 2005
自分が不動産関連株に投資できなかった理由
近頃話題の不動産関連株であるが、自分も少し研究した結果、一部買いを検討したりしているものがある。
なぜかというと、今の状況では、リスクとリターンのバランスを見た場合、日本株では不動産関係が一番良さそうに思えたからだ。
結果として、軽薄にトレンドに乗っているだけと考えることもできるが、まだ自分の後に続くカモはいそうなので、ババ抜きに参加してもそれなりのリターンは得られそうだという皮算用である。
自分の方針では、日単位や週単位で売買することは無いが、2,3ヶ月単位ぐらいでは、当初想定した状況になったり、逆に想定外の状況になったら銘柄の入れ替えはやるようにしている。
逆にいうと、今の状況では、日本株で数年の長期に渡ってじっくり取り組める魅力的な銘柄が少なそうだし、自分の能力では今のところ見つけることができていない。
でも、不動産関連株の投資にはかなり抵抗があった。
一番の理由は、営業キャッシュフローがマイナスであること。
不動産関係は先行して土地を仕入れる必要があるため、成長期には営業キャッシュフローがマイナスなのは普通のことであるが、本業のお金の収支がマイナスというのはどうしても抵抗がある。これは、お金の代わりに不動産を持っているわけなので、発想の転換が必要になる。
二番目の理由は、有名なバリュー投資家も何人か参戦していること。
これに一緒に乗っている人はたくさんいそうだし、末期症状かもしれないと思う。最近は、バリュー投資家が物色した後、ブログで話題になり、雑誌やアナリストレポートで煽りが入って相場が終わってしまうことがよくあるような気がする。
バリュー的な指標ではとても買えない(割安ではない)と思うし、この手の成長株をバリュー投資というのは違和感がある。
三番目の理由は、不動産関連、特に流動化銘柄なら何でも上がっていること。
何でも上がっているということは、ひとたびどこかの企業で悪条件が出たら、個々の業績に関係なく何でも連られて下がってしまうということである。こうなると逆に絶好の買い場であるが、それまでいつになるかわからないものを待つのもつらいし、キャッシュで置いておくよりもちょっと買っておいてウォッチするのもいいかなと思う。
で、長考した結論として、少なくとも3ヶ月~半年ぐらいは好業績の状況は変わらないように思えるので、ゴーサインを出すことにした。短期の下げはあるかもしれないが、EPS的に伸びそうな銘柄を選べば怪我は少ないと判断した。
まあダメだったら素直に負けを認めて早めに撤退するのが賢明だろう。
不動産関連株に投資する場合は、自分も不動産に投資するときの発想が必要であるように思う。
自分の場合、ローンを組んで自宅を購入して住宅ローン減税の恩恵を受けたりしているので、不動産業者の資金の転がし方は少し理解できる。でも自分の家についてはレバレッジをかけて投資にたくさん回すよりも、繰り上げ返済を中心にする派である。先祖の土地を持っていたり、億単位で余裕資金があるわけではないので、今のところ不動産投資には手出しするつもりは無い。
あと、マンション業界では一番良さそうなフージャースであるが、一つ気になる点がある。
それは先週あたりにニュースになったサラリーマン世帯の増税案である。給与所得者の基礎控除や配偶者控除を減らされて、一番打撃を受けそうなのがフージャースの顧客層のような気がする。安価で良い郊外のマンションを買っていた層が、安価なマンションすら買えなくなってしまうおそれがある。
2,3年後も現状の完売状態を継続できるかどうかわからない。まあ短期では関係ないけどね。
この税金問題についてはとても頭にきているので、また後で書きたい気がする。
原油高が再燃して米国株全体が軟調な中、Google株はおかげさまで$300を突破したが、まだずっとホールドの予定。あまり急上昇したり、急落してストップに引っ掛かったりせず、長くホールドできるようにじわじわ上がって欲しいものである。
- by Gabbiano
- at June 28, 2005 12:25
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