August 8, 2005

サウジの国王

先週書こうと思って時間が取れずに書けなかった話題。

8月1日にサウジアラビアのファハド国王が死去した。後継には異母弟のアブドラ皇太子が新国王になることに。実際の権限は生前にかなり委譲されていたようなので、大きな混乱は無さそうである。
年齢は諸説あるようだが、日経の記事によると、死去したファハド国王が84歳、後継のアブドラ新国王が82歳と、かなりの高齢である。また、新皇太子はスルタン国防航空相で、この人も81歳と高齢だ。

サウジアラビアって、1932年に建国されているのだが、建国者であるアブドルアジズ初代国王の後は、その息子たちの第2世代でずっと国王を継承しているのである。
ちなみに、アブドラ新国王は第6代である。

う~む、この状況って、また戦争でも起きなければ、若い世代に権力が移るまでにかなりの時間がかかりそうだ。っていうか、国王になる前に死んじゃう王族も多そうである。
アラブの王族って子孫が多いし、生き延びて国王になるには多くの困難を乗り越える必要がありそうだ。王族に生まれてもそれなりに大変なのかもしれない。
でも権力にこだわらなければ、お金は使い放題だろうし、悠々自適に暮らせそうだ。


ここしばらくは石油の値上がりで国際市場は沸いているが、サウジ国王のニュースはあまり大きく取り上げられていない。
OPECの力は相対的に落ちてるとはいえ、サウジなどの影響力は無視できないだろう。
体制が変わらないということで、今は扱いは小さいけれども、現在の権力者層の構成はそう長くは続かないことは明らかであるから、大きな変化は起こり得ることかもしれない。

ファハド第5代国王は、スペインのどこかの別荘に何千人も王族や使用人を引き連れてバカンスに行くので有名であった。
別荘がある地元にはかなりのお金と雇用がもたらされたらしい。

こういうめちゃくちゃな金の使い方は、なんだかな~という部分も多いが、少しは富の再分配につながるのではないかと思う。
スペインにはバカンス成金が出たかもしれないし、そういう人はサウジ王族がバカンスを止めてしまうと干上がって困ることになりそうだ。

日本の富裕層といわれる人々も、特に高齢者の方々は、お金を貯め込んで死蔵せずに、景気よく使ってもらえると、少しは富が再分配されるんじゃないかと思う。
相続税で黙って持っていかれるよりも、使ってしまうという選択もありかもしれない。もっと人道的には、寄付などの道があるけれども。

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