August 11, 2005

トレーダーにはなれない

著名で優秀な個人投資家の方が、それも複数の方が、四半期決算ごとに市場が過剰反応する世知辛い時代に対応して、投資戦略を立てるというようなことを書かれている。
たしかにごもっともな話であるが、自分には無理そうだ。

だって、それじゃあ一般のトレーダーのやり方とほとんど同じになってしまうから。
相当うまくやらないと勝ち目は少なそうだ。時間もとられそうだし。
単純にモノマネすると痛い目にあうかもしれない。


<以下は、自分のような凡人に関しての記述であり、達人の方には当てはまりません。為念。>

3ヶ月ごとの四半期決算では、よほどのことがない限り、冷静に見ると大きなサプライズというのは起こりにくい。何かその前に兆候が見えるはず。一企業が3ヶ月で急変するのは難しい。
そこでサプライズがあったら、自分の分析、見込み、皮算用が間違っていたということ。素直に負けを認めて退散するというのはアリかもしれない。
また、四半期決算などのあまり短期の数字を追いかけ過ぎると、大きな流れを見誤ってしまう危険もある。
自分の分析に間違いがないとしたら、急落なら買い(資金がなければ静観)、急騰なら売り(欲が突っ張っていたらもう少し待ち)が正解だろう。
で、これにいちいち反応するのはしんどいので、大きく動かなければ基本的にスルーでいいと思う。
だって、そのために中長期の視点で判断し、いちおうリスクなども考えたりして投資するわけだから。

忙しく動かないと負けてしまうようなら、そのような銘柄は基本的に投資対象から外すのが賢明だろう。
常に全銘柄でプラスを目指す、とか、毎月必ず結果(利益)を出さなければいけない、とかなら別だけど。
季節要因による変動が大きな銘柄は、それを利用して儲けるというのもアリだろうけど、毎年同じようにいかないのが世の常である。

のんびりしていると多少パフォーマンスは落ちるかもしれないが、忙しく動いてそれに見合うだけの利益が得られるかどうかは少し疑問。センスが無いとキツそうだ。
キャッシュで持っておいて急落したときを狙って買うというのは、有効だとは思うが、そのときに下げた分とそれまでに上がった分とを比べて、どっちが得だったかは結果論でしかわからない。
いっそのこと、短期トレーダーになって、利幅を考えて投機してキッチリ獲るような戦略の方が合理的に思える。

いや、個人的には、市場の反応に対応して動くというのは、あまりやりすぎると、市場が効率的であるというのを認める行動のように思える。
もしそうだとすると、インデックス投資に勝つ可能性は少なくなる。
今日は市場をうまく利用できたとしても、明日は自分の方が市場のカモになってしまったら。。。


ところで、
自分の投資基準は、最終的には、それを持っている価値が認められるか、価値に見合う株価の上昇が見込めるか、である。最終判断は単純で結構アバウトである。

また、自分の場合、株式投資に割り当てた資金は常にほぼフルインベスト状態にしている。といっても、全体の資産はそんなに多くないし、大きな割合で資金を突っ込んでいるわけではない。残りの多くは現金または同等物で、通貨を分散して置いてある。現在は短期債券以外の債券や金などのポジションは持ってない。
今の家計は円の定期収入がほとんど主力であるので、資産の外貨の割合は高めにしている。

全体の資産戦略みたいなことは、またこんどいつかの機会にでも。

Copyright (c) 2005-2008 Gabbiano. All Rights Reserved.

trackbacks

trackbackURL:

comments

Gabbianoさん、こんにちは。長文にて失礼します。
先日は書き込んで戴いてありがとうございました。

私も、四半期決算に対する貴兄の意見に同意します。
知っている投資家さんの何人かは、四半期ベースの決算を使って、10%程度の利幅をくるくるとっています。すごいなと思いつつ、仕事で不意に時間を拘束される自分では、こうした短期の「イベント」の利用は難しいと感じています。
生活スタイルにあったトレードを、ひとそれぞれすればいいんでしょうけれど・・・。トレードスタイルが違う人の目先のパフォーマンスがよかったりすると、ついつい「隣の芝生は青く」見えてしまいますね。真似すると火傷するのは目に見えてますから、しませんが・・・。

  • August 13, 2005 12:48

  • ------------------------------

雅さん、コメントありがとうございます。

自分の場合、時間がとれないことに加えて、性格的にトレード向きでないような気がするので、たい焼きの頭と尻尾はマーケットにくれてやって、真ん中のおいしいあんこがとれるような戦略を目指しています。

その反面、リスクがとれる資産は、エマージングマーケットなどでかなりリスクをとっています。
上がっても下がっても、そこそこ値動きがあった方が好みなので、かなりジャンキーかもしれません。
価格が上下にぶれる中である程度の収益が得られればと考えています。
そういう意味では、半年~1年である程度いけば一旦利確を考えるので、短期的な戦略といえるかもしれないのですが、短期のイベントを利用するものではありません。マイペースでやっています。

  • Gabbiano
  • August 15, 2005 07:56

  • ------------------------------

comment form
comment form