September 1, 2005

China Telecomの評価は?

昨日(8月31日)の中国市場の引け後、チャイナテレコム(中国電信、CHA)の05年上半期中間決算の発表があった。

結果はまあまあ。純利益で前年同期比約7.8%の増益。
なんとなく漏れ伝えられていたような感じではあるが、自分が思っていたよりも良かった。
アナリストの予想よりは悪かったようであるが。。
特に、ブロードバンドなどのインターネット事業やPHSのショートメッセージサービス(SMS、auのCメールみたいなもの)などが利益に貢献。
固定の音声通話事業は少し伸びてはいるものの、ARPU(Average Revenue Per User、1ユーザあたりの平均収入)は減少しており、あまり好調とは言えない。

最近の株価はだらだらと下げていたのだが、このニュースを受けてかどうかわからないけど、NY市場のADRは+1.73%と上昇。
昨夜のNY市場の好調さに助けられた面もある。

NY市場の結果を受けて、香港市場がどうなったかというと、
寄り付きからずっと無反応だったようで、前日の終値から変化なし、引けにかけて下落して終値は-1.74%。

う~む、中国市場はよくわからん。

中間決算と一緒に発表された300億元の短期社債の発行を嫌気したのか?
たしかに、徐々に負債が減ってきていたのに、バランスシートが悪化してしまう。しかし、やたら新株を発行してEPSが希薄化するよりは株主にとってはいい選択だろう。
株価に一番影響が大きいのは中間配当が出ないことだったりして。

資金調達目的は第3世代の携帯電話事業のためらしい。
つまり、チャイナテレコムが近い将来3Gの携帯電話事業を始めるよ、とほぼ公言しているようなものだ。
チャイナテレコムなどの通信会社が中央政府とつながっていないはずはないし。
というより一心同体に近いか? 株主に都合がいい方向に進むことが多いだろう。
中国というところは、政府の意思で国内の通信関係のルールを変えることができるし、チャイナテレコムはそれに便乗することが可能である点が強みかと思う。

もうこんな公然と知られた事実は既に株価に織り込み済みだろうって?
もしそうだとしたら、チャイナモバイルとのPERの差はどうやって説明をつけるのだろうか。17倍程度と8倍程度、約2倍も開きがある。

固定通信会社はインフラが重荷になる点は確かにあるが、うまく活用すれば、かなり有利なビジネスも展開できそうだ。
無線、有線を問わず、いろんなインタフェースを複合化した通信システムなど、ワンストップであらゆる通信サービスが提供可能になる。
NTTドコモとNTT東日本が一緒になったところを想像してみるとわかる。

チャイナテレコムは上海をはじめとした沿岸地域を中心に中国南部を営業エリアにしている。
自分ひとりで勝手に期待しているのだが、さてどうなることやら。

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