September 7, 2005
バリュー株のインデックス投資 <1>
前回のエントリーの続きを考えてみる。
本業がなぜか少し暇なので、こんなことを書く時間があるみたいだ。
現在の価値に対して割安な株を買い、市場での評価が見直されて適正な株価に上がったところで売る。
ただし、どの銘柄がいつ見直されるのかはわからない。これは神頼みに近いところもある。市場がある程度効率的であることを信じなければならない。銘柄選択は他の投資戦略と同様に難しい面がある。
そのため、ある程度多くの銘柄に分散しないと、期待する利益が得られない場合がある。
こういう考えを採用すると、バリュー株のインデックス投資が最強という結論になってしまう。
自分の一押しの投資本に「投資4つの黄金則」がある。この本は各所で取り上げられているので読んだことがある人は多いと思う。
ちなみに、投資に必要な基礎知識として、「理論」、「歴史」、「心理」、「ビジネス」の4つについて書いてある。
この本の良いところは、投資の歴史や基本理論をニュートラルに近い立場で書いているところにあると思う。
基本的にはインデックス投資を推奨する内容であるが、最後のポートフォリオの実例になると、複数のインデックスファンドを組み合わせる例がいくつか載っている。
そもそも、インデックス投資が最強なら、S&P500を1本とかで充分なはずではないか?
小型株とかバリュー株を選択する根拠はいったいどこにあるのか。そこに明確な論理は書いて無いんだよね。
ただ過去のパフォーマンスが良いというだけでいいのか? インデックス投資理論に選択という行為を許容すると、論理に自己矛盾を孕んでしまう。だから、読んだ後にモヤモヤしたものが少し残ってしまう。
で、話は戻って、バリュー株のインデックスが最強だとすると、米国株の場合、中小型株までカバーするRussell2000のバリューインデックスなんかが良いんじゃないかという結論になる。
以前、Russell2000のバリューインデックスのETFを買おうとしたことがあるが、なんかつまらなそうなので止めてしまった。ところが、結構パフォーマンスがいいので、悔しい思いをしているのは事実だ。
ここで、USのYahoo! Financeのチャートを拝借して、Russell2000のバリューインデックスと他のインデックスのパフォーマンスを比べてみる。
簡単に購入できるETFを例にして、iSharesのRussell 2000 Value Index Fund (IWN)を用いてみる。
5年チャートだと縦軸が大きすぎて見にくいので、過去2年分のチャートにした。

上のチャートで、青がiShares Russell 2000 Value Index Fund (IWN)、赤がS&P500、黒がDow平均、緑がNasdaq総合指数である。
5年チャートでもほぼ全期間でRussell2000バリューインデックスが勝っている。
また、Russell2000において、Russell2000全体、Russell2000バリュー指数、Russell2000グロース指数を比べてみる。

上のチャートで、青がiShares Russell 2000 Value Index Fund (IWN)、赤がiShares Russell 2000 Index Fund (IWM)、緑がiShares Russell 2000 Growth Index Fund (IWO)である。
これも5年チャートでも全期間でRussell2000バリューインデックスが勝っている。
バリュー指数が最強、グロース指数は良くないという結果。
ここ最近2年の米国株で+38%ぐらいのパフォーマンスなら、御の字だろう。配当を再投資すればもう少しパフォーマンスが良くなる。
自分の考察の結論と実際の結果が合っていたのは偶然の一致か?
疲れてきたので問題の日本株についてはまた後日。
- by Gabbiano
- at September 07, 2005 07:25
Copyright (c) 2005-2009 Gabbiano. All Rights Reserved.
comments