September 17, 2005

旬なテーマ

とある本屋で月刊 旬なテーマという雑誌が平積みされていて、ふと目に入ったのでちょっと立ち読みしてみた。

どうやら創刊号らしい。
表紙に大きく書いてある「内藤忍さんに資産運用のやり方をちゃんと教えてもらう」というのが目に付いた。
内藤さんのブログはときどき見に行っている。最近はいろんな雑誌に登場していて、売れっ子のようだ。
特に投資初心者にとって必要な基本知識について、いろいろとセミナーや書籍で伝道していっているようである。
この特集の部分しか読んでないけど、ちょっと感想を。


旬なテーマの特集で書かれていることは、自分にとっても同意できることが多い。

 個人投資家は日本株のウエイトが高すぎること
 個別株投資中心でリスクをとりすぎていること  などなど

大多数の一般人を対象にすると、この方向の考えで間違いないと思う。

また、ポートフォリオの配分について、日本株、日本債券、外国株、外国債券、流動資産の各アセットクラスへの配分の仕方は、考え方に近いものがある。
いやこれはたまたま自分の今の方針がちょっと似ているだけであり、プロが推奨するものとは中身がぜんぜん違うけど。
なお自分の場合、今のところ債券は短期のマネーファンド以外は持っていない。これは債券というより流動資産に近いものだけど。
現在の景気サイクルでは、まだしばらくは株だけでいった方が良さそうに思える。


あと、FXについてもちょっと書かれていて、概ね好意的な雰囲気である。

ちょっとネタばれになってしまうが、円ベースで考えた場合の外貨預金的な活用の仕方がポイント高い。単なるスワップ金利狙いの買い持ち放置とは違うもの。
例えば、米ドルの外貨預金を1万ドル(110万円相当)するのと、FXで10倍相当のレバレッジをかけて、10万円の証拠金で1万ドルの買いポジションを持ち、残りの100万円を円キャッシュで持っておくようにするのとでは、外貨保有のポジション的にはあまり変わらないという考えである。この例では、FXを使う方が円高時のリスクヘッジができるし、両替手数料やスワップ金利の点で有利である。
細かい点ではいろいろメリットデメリットがあるのだが、プロの発想からすると、このような戦略はよくあることらしい。

自分の場合、外貨ベースでも考えたりしているので、全面的にこの戦略は受け入れられないが、このようなFXのポジションは持っていてもいいかなと思う。
もしInteractive Brokersあたりに口座を開いたら、円ベースのFXを検討するかもしれない。


あと、話はかなり飛ぶが、inatoraさんのブログにコメントしてから少し思ったこと。

先人の意見というのは、直接役に立つことは少ないのだが、自分の経験上、後で振り返ってみると正しいことが多いように思う。
これは、先人の言うとおりにするのがベストだという意味では全然なくて、着目しているポイントに重要なものが含まれているからだと思う。

若いときは、親や先輩などに逆らっていろいろ無茶をやるものだが、考え方や方向性は良くても、手段や道を間違ってしまうことが間々ある。
正しい手段や道を選ぶと良い結果が得られるが、ここを間違ってしまうと、才能や努力、運だけでは取り返せない壁が立ちはだかる。

手段や道の選択がうまくできるかどうかは、経験や知識としかいいようがない。
なので、経験というのは価値ある情報であり、しかも自分自身で実際に経験しなければなかなか身につかないものでもある。
先人の意見は、一応謙虚に聞いて一回考えてみるのも無駄ではない。

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