October 20, 2005
最近の東欧株ファンド
最近、東欧株ファンドの下落がきつい。
イートレードのウェブを久しぶりに見てみたら、トップページの中央上部の目立つ所に、
「SGロシア東欧株ファンド」の下げは健全な調整
ファンドマネジャー・レポートより
というリンクがあり、イートレードが扱っている東欧株ファンドのファンドマネジャーからのコメントが出ている。
顧客から問い合わせや苦情が殺到したのだろうか?
下落要因については、経済情報をウォッチしていれば、誰にでもわかる。
株式ファンドで、2日間で-8%強の下落と言うのは、経験がないとビックリするかもしれない。
自分が持っているテンプルトンのファンドも、下落幅は少し小さいが、似たようなものである。
ファンドの場合はすぐに逃げられないので、即日解約しても下落し終わった価格でしか売ることができない。
エマージングの株式ファンドではこういうことはたまにある。
購入者は、頭ではリスクはわかっていても、実際に遭遇するときついものがある。
このファンドマネジャーのコメントは、運用サイドからの視点では真っ当なことを言っているとは思うのだが、顧客に対するメッセージとしては配慮に欠ける点があると思う。
「健全な調整」と言われてもねえ。
確かに、急上昇したときは急落することはよくある。市場とはそういうものだ。
しかし、下落した方が健全だというのは、結果が出た後の後付けの論理による意見でしかない。
持っている資産が下落して喜ぶヤツなどはいない。ショートポジションを持っていたり、買い増しを狙っている人以外は。
だから、下落して「健全な調整」などとは、心では思っていても、顧客に対して言っちゃあいけないんじゃないかと思う。言い訳にもなりゃしない。
だったら、調整の前に教えてくれよ! と思うのが普通。もしそのまま上がっていったらどうするんだ? 調整のタイミングなんて事前に察知するのは難しい。
ここで、「引き続き強気のスタンスを維持」とか言われても、信用できなくなってしまう。
「調整しそうだったので、一部利確して下落を抑えました。」とかいうコメントが出たら、最高なのだけど、そんなファンドマネジャーはいないか。
個別株をやらずに、ファンドだけに投資している人は、こういう感情なのではないかと、勝手に想像してみた。
エマージングもののファンドは売り時が難しいところがある。
情勢が良いときはどんどん上がっていき、下手に売ってしまうと大幅上昇して後悔してしまう。
と思うと、今回のようなきつい下落がある。
このため、自分の場合、ある程度経つと適当なタイミングで一旦売って利益確定していくようにしている。今のところ何年も持ち続けるようなことはしていない。
例えば、結構利益が出ていたのに下落してトントンになってしまったとする。そこからさらに下落して損失が出ても、なかなかすぐには損切りできないのが普通である。しばらく低迷したりすると、ずっと塩漬け状態になってしまう。
一旦、ある程度のところで利益確定をしておくと、下落した場合は思い切って損切りできる。売ってからまだ上がっていった場合は、すぐに買い戻してついて行けばいい。
売買手数料などがもったいないが、エマージングものの保険と思って割り切るしかないかなと考えている。
ところで、イートレードがやっているファンドって、SBI未公開株ファンドとか、ソフトバンクグループ株式ファンドなど、購入する気は起こらないが、ちょっと目論見書を見てみたくなる興味深いファンドがあっておもしろい。
- by Gabbiano
- at October 20, 2005 18:29
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