November 16, 2005

出口戦略

投資を行うにあたり、出口戦略というのがかなり重要だと思っている。

ポートフォリオ全体のポリシーを考える際に、出口戦略をどうするかによって結果が大きく変わってくるはず。
日本株か、外国株か、債券はどうするか、個別銘柄か、ファンドを用いるか、などもこの範疇で考えられると思う。


1年間でフルに収益を上げたい場合と、20年後までに年利回り10%ペースで資産を殖やしたい場合とでは、戦略は全然違ってくるだろう。

あるモノに投資をするときに、出口はどうするかを考える必要がある。考えずに漠然と儲けたいだけでは、結果的には失敗する可能性が高くなると思う。
未来のことは誰にもわからないので、最初の想定とは状況が異なってくることも多々あるだろう。その時々で戦略を適宜修正していく必要があるが、このとき出口や通過点が決まってないと、目指す方向が定まらないんじゃないだろうか。
出口や通過点は大まかなもので良いと思う。自分は大雑把な方なので、そんなにキッチリ設定していない。あまり細かくしてもすぐに変わっちゃうしね。

いつ、どこで、何にお金を使うのか、その目的に向かって、よりベターな方法を考える必要がありそう。
なお、自分にとっては、お金は「効果的に使うもの」だと思っている。決して「貯める」や「殖やす」が目的ではない。これらはあくまで手段の一過程だ。


世界的にみて、現在は日本株式は好調な状況にあるといえるかもしれない。少し調整局面にはあるけど。
前にも書いたけど、外国株で苦労するよりは日本株の方がはるかに儲けやすいんじゃないかと思う人も多いだろう。

たとえ現在日本株にフルインベストに近い状態で投資している人であっても、この状態が10年以上続くと本気で思っている人はいないだろう。
日本市場が2001年~2003年のように下落が長い間続く状態になったらどうする?

キャッシュポジションを高めて下落相場に強い銘柄にシフトする戦略をとり、これが運良くうまくいったとして、日本円が急に下落したら? 全体のポートフォリオはどうなる? いつ頃になったら相場が好転するかわかる?
そして、金利は? 債券価格は? 税率は? 財政は? 国民の生活は? どうなってる?

このとき例えば米国市場が好調であったり、好調の兆しが見えているとして、これから研究を始めて乗り換えてみる?
ちょっと苦労して利益が出るようになって、果たして、乗り換えた市場が結果的にベストなパフォーマンスが得られるかどうか確信はある?


国家破産系の煽りネタみたいだが、十分にありえる話である。
各局面において、出口の違いによって最善手は変わってくると思う。


あと、最低限、日本株式と相関が比較的小さい外国債券を組み合わせるとか、分散効果が得られるように何か手を打っていた方が、最初の想定に対する結果のブレが小さくなると思う。
この点で、KENさんのポートフォリオの考え方などは、隙が無くて完成度が高そう。目指したいものの一つである。

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