December 14, 2005

東証の誤発注事件の続き

いやぁ、UBSグループを始めとする証券会社にはたくさんのボーナスが入って良かったですね。


結局、みずほ証券の1つのチョンボにつけこんで利益をかっさらった形になった。便乗できたデイトレーダーも美味しい思いをしたのだろう。
これを市場の厳しさと一言で片付けてしまえばそれまでだが、今回、やるべきことをやっていない一番の困ったちゃんは東証だと思う。


手打ちをして決済金額を決めるなんていうのは、市場の機能を軽く見て株価を一部の人間が操作していることを認めるようなものだろう。
こんな超法規的措置をとるような非常事態とは思えない。単なるケアレスミスによる事故だから。
そもそも妥当株価なんて言い出したら、公募価格ぐらいしか裏付けのある価格は無いだろう。
日本証券クリアリング機構だって、人の流れをみると、いくら公正中立を主張しても東証の息がかかっていると思ってしまう人は多いだろう。


このような事故を公正中立にさばけるのは、市場運営者のみ。
システムに不具合があったのなら、そのときの取引をキャンセルするのが筋だろう。
取引を全部認めて決済するなんて、その思考回路や価値観は全くもって理解不能。
つまり、お役所体質なんだ。誰も責任を取れないから、判断を下せない。起こってしまった結果は仕方がないから、事後の調整をごちゃごちゃやるだけ。
トップは辞めちゃえばそれで済む。後はどこか関連の組織や会社に再就職してぬくぬくすればいい。もう責任は無いし、無関係だと主張できる。

しかも、システムの不具合は納入元に責任をなすりつけようとしているし。
例えば、自動車メーカーが不具合があってリコールするときに、部品メーカーに責任を転嫁しているだろうか?
内部のことはよくわからないが、少なくとも表向きは自動車メーカーが全責任を負って対応していると思う。
これと一緒じゃないか? 自分のところのシステムはちゃんと自分で責任を持ちましょう。
投資の世界ではよく言われているじゃない。個人的には嫌いな言葉だけど、「自己責任で」って。

あと、今回改めて証券会社の自己売買部門は最強の仕手集団であることが実証されてしまったわけで。
彼らの手にかかれば、無制限に空売りできるし、100億単位で買い上がることも可能なので、株価は意のままになる。

こういう世界で、個人が細々と売買やって一喜一憂しているなんて、アホらしくなってしまうが、今のところ利益が上がっているので、これに乗らない手はないのかな。


日本市場は、市場規模は大きいけど、システム、運営者、組織などをみるとエマージング市場並みということなので、いつでもすぐに逃げられる準備はしておいた方が賢明だろう。
ホールド銘柄でも逆指値をおいておいた方がいいかも。

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comments

はじめまして。ご意見に全く同意いたします。
結局、インサイダー取引まがいの利益は返上することになったようですね。

  • tst
  • December 15, 2005 19:18

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tstさん、コメントありがとうございます。
さすがに、これだけ周りでいろいろ言われているので、今後のことも考えての判断でしょうね。
結果的にみずほ証券が罰金を払ったような形になったのですが、これで収めてしまうと、問題は全然解決しませんね。

  • Gabbiano
  • December 15, 2005 21:05

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