December 13, 2005
Russell 2000 Value Index <2>
前回のエントリーの続きとして、Russell 2000 Value Indexのパフォーマンスを他のインデックスと比べてみる。
自分が小型株バリューインデックスに投資する結論に至った経緯は、以前のエントリーに書いた通り。
小型株については詳しく触れなかったが、好みとパフォーマンス実績から独断で決定することにした。
前回と少し重複する点もあるが、過去のパフォーマンス実績について確認してみる。
ここでは、Russell関連のインデックスはiSharesのETFのパフォーマンスを用いる。
今回はグラフの縦軸をリニアにしてみて、過去1年と5年のチャートを見てみた。
まずは、Russell 3000、Russell 1000、Russell 2000の比較。
過去1年間のパフォーマンス。

上のグラフで、青はiShares Russell 2000 Index Fund (IWM)、赤はiShares Russell 3000 Index Fund (IWV)、緑はiShares Russell 1000 Index Fund (IWB)。
ここ最近の1年ぐらいの期間でみると、小型株インデックス(Russell 2000)と全体のインデックス(Russell 3000)及び大型株インデックス(Russell 1000)のパフォーマンスが結果的にほとんど変わらない。また、小型株インデックスは大型株インデックスよりボラティリティが高い(上下の価格変動が大きい)ことがわかる。
今年の米国市場の状況から考えると、この結果は自分の感覚から予想したものに近い。
そして、過去5年間のパフォーマンス。

上のグラフで、青はiShares Russell 2000 Index Fund (IWM)、赤はiShares Russell 3000 Index Fund (IWV)、緑はiShares Russell 1000 Index Fund (IWB)。
5年の期間で見ると、小型株インデックスが圧倒的にパフォーマンスが良いことがわかる。
というか、全体のインデックスや大型株インデックスはトータルでマイナスである。
iSharesのこれらのETFは2000年の5月から運用が始まっているので、ITバブルの前後でどうだったのかはよくわからない。
次に、Russell 2000でバリューインデックスとグロースインデックスの比較。
過去1年間のパフォーマンス。

上のグラフで、青はiShares Russell 2000 Value Index Fund (IWN)、赤はiShares Russell 2000 Index Fund (IWM)、緑はiShares Russell 2000 Growth Index Fund (IWO)。
ここ最近の1年ぐらいの期間でみると、バリューインデックスよりもグロースインデックスの方がわずかにパフォーマンスが良い。なお、5月から8月の下落→上昇局面では、グロースインデックスの下落が大きく、パフォーマンスは良くない。直近の上昇局面では、グロースインデックスの方がパフォーマンスが良いようである。
そして、過去5年間のパフォーマンス。

上のグラフで、青はiShares Russell 2000 Value Index Fund (IWN)、赤はiShares Russell 2000 Index Fund (IWM)、緑はiShares Russell 2000 Growth Index Fund (IWO)。
5年の期間で見ると、バリューインデックスのパフォーマンスが良く、全体のインデックスが中間、グロースインデックスのパフォーマンスが良くないことがわかる。グロースインデックスではわずかの利益しか得られない。
これも、ITバブルの前後でどうだったのかはよくわからないが、長い年数でみると、グロースインデックスが圧倒的に優位といえる期間はかなり短いのではないかと推測される。
将来のことはわからないが、Russell 2000 Value Indexに乗れば、そんなに悪くない結果が得られるんじゃないかと皮算用している。
個人的には、今後も米国市場は無視できないと思うし。
さらに、Vanguardのインデックスファンドで採用しているMSCI US Small Cap Value Indexについても比較検討してみた。
これについてはまた後日にでも。
- by Gabbiano
- at December 13, 2005 15:07
Copyright (c) 2005-2008 Gabbiano. All Rights Reserved.
comments
先日たまたまバリュー好きの運用会社の方とお話しする機会があってそこで話題になったのですが、バリューインデックス(ETF)のパフォーマンスがグロースより良いというのはいろんな国のかなり多くの期間で観測されているようです。
じゃあどうしてそのバリューアノマリーはいつまで経っても解消されないのか疑問なんですけど、どうやら多くの人は現実ではなくて夢を買いたがるみたいなんですね。
第2のヤフー探しや、たとえ多少PBRが高くても時代を変える(リードする)会社に一口乗りたいと思う性質が多くの人間には備わっているみたいです。
バフェットもどこかで「何十年もバリュー投資をしているけど、いまだかつて流行がこちら側にきたことはない」というような事を言っていますしね。
------------------------------
vanillacokeさん、コメントありがとうございます。
やはりこれからもバリューアノマリーは続くんでしょうかね。
米ドル資産の一部は、あまり深く考えずにバリューインデックス投資でもそこそこイケると皮算用しています。(^^)
------------------------------
>米ドル資産の一部は、あまり深く考えずにバリューインデックス投資でもそこそこイケると皮算用しています。
全く同感です。どうやらインカムゲインの差が効いてくるみたいですね。インカムを再投資して複利で運用できればなお良いようです。
------------------------------
インカムゲインの差ですか。。そこまでは考えていませんでした。
インカムの再投資は、庶民では手数料を考えると難しいですね。原資が大きければ問題ないのですが。
なお、ファンドで配当を出さずに再投資してくれるものは好みです。
------------------------------