February 21, 2006
頭の整理
最近、日本市場の調整がきつくなり、新興だけではなく、東証一部などにも波及しそうな雰囲気になっている。
特に信用取引関係の需給悪化によって、事態はまだ悪い方向に向かっているような気がする。
売りがどんどん連鎖している。
現物だけだからとか、東証一部の大型株だからといって、無関係ではいられないような状態。
毎日のようによく訪れて参考にさせてもらっているブログのオーナーも、生き残りのためにポジションの一部を手仕舞いする人も増えてきた。
自分の場合も日本円の資産に関して、昨年の含み益がかなり減ってきている。
フィンテックなんて強制ロスカットだし、ダヴィンチもさすがに状況がヤバくて辛くなってきたので一部を利確して様子見したりなど、以前に言っていることと実際やっていることのギャップに自己嫌悪状態である。
また、日本株のポジションとしてみると、一部は含み益を減らしてポジション整理、一部はヤセ我慢して年末ぐらいまでの皮算用を目論んでホールドと、なんかドタバタなことになっている。
まだまだこれから市場がどういう方向に進むのかわからないが、このへんで一旦頭の中を整理してちょっと冷やしておきたい。
高い実績を残している投資家のブログには、いろいろと良いことが書かれていて、それを参考にしてやっていれば、もう少しマシな結果になったとは思うが、こればっかりは自分の経験の中で血や肉にしていかないと身に付かないと思う。
それぞれの個人がおかれている環境や考え方が様々であるし、現在のポジションや将来の出口が異なるので、やはり自分の中で消化していく以外に方法はない。
相変わらず成長していないので、反省点は山盛りである。
また何日か経つと考えが変わったりしているかもしれないが、現時点での考えをまとめておきたい。
一つめは、含み益の幻想と売りの心理的抵抗に関して。
ある銘柄の含み益が多くなってくると、どうしてもホールドのバイアスが強くかかる。ここで売ると税金でいっぱい持っていかれるのでイヤだなあ、という感情が生まれて、つい売りそびれて含み益を減らしてしまう。
含み益は、実現するまでは絵に描いた餅であるが、どうしても気が大きくなって油断してしまう自分がいる。
できるだけ利確は遅らせた方が利益が大きくなることが多いのであるが、タイミングを逸すると含み益が消滅してしまうこともある。
特に、現在のような日本市場のボラティリティでは、下落幅も大きく、一旦下がりだしたら我慢するのはかなり大変である。常人の精神力では耐えられそうにない。
やはり適当なところで利確していくスタンスで地道に資産を増やしていく方が自分には合っているみたい。
感覚的に言って、車で坂を登り切ったときにフッと重力が抜けてそのまま進んでいく感じがあるが、それに近いものを感じるときがある。しかし、このようなときはまだまだ上昇しそうな雰囲気が強く残っている。
今回の相場で今から思い起こすと、具体的には、1月17日の前場、2月7日の後場などである。
まあ、こんなド天井で売れるような芸当は無理だが、そのままオーバーシュートを狙ってしまい、安心して何もしないでいるから何度も痛い目にあっている。
このようなときは逆指値を少し高めに絞ったり、近めの売り指値を入れる方がいいかもしれない。でもこれは難しいので、次の寄りでとりあえず成り売りしておくのもいいかも。
利確した人で破産した人はいない、というのは名言だと思う。
二つめは、ファンダメンタルの裏付けに関して。
業績が良い企業については、そのまま持っていたくなる。
個別企業のファンダメンタルが良好で、近い将来も上ブレの可能性の方が高いような場合、ホールドする気持ちが強くなる。合理的な売る理由が無い。しばらくして落ち着けば株価はファンダメンタルに収束するはずであるという思考からである。
しかし、今回のような需給相場では逆に危険な面もあるようだ。
昔の自分だったら、あまり価値の裏付けを考えていなかったので、ある程度下がれば機械的にロスカットまたは利確していたと思う。この方が結果的にケガが少なかっただろう。
ヘタに価値を考えるようになったので、これで心理的に強気になってヤラレている面がある。
しかし、価値の裏付けがあるので、逆に下がったときに拾うことのできる勇気が生まれる面もある。
やはり、ある程度は流れに従っていって大きく逆らわない方が安全なように思える。
一旦手放してから高値で買い戻してしまうことは、売る前から気にしないようにした方がよさそう。また買えるタイミングはいつか来るはずだ。
以前の自分よりは、より確信を持って、高い確率で再エントリーできると思う。ある程度下がっても我慢できるだろうし、タイミングが悪かったり、想定以上にさらに下がったりしたら、ケガが小さいうちにロスカットしてまた出直せばいい。銘柄との相性がかなり悪くなっているようだったら、無理せずに他に移るのもOK。
三つめは、市場の連動性に関して。
ダヴィンチなどは、昨年は日経平均と逆に動くことが多かったような印象があったが、今年は特に下げるときに一緒に下がってしまうように思える。
また、不動産流動化銘柄をいろいろコレクションしている投資家が多いようなので、個別銘柄が悪くなくても連動することも多い。
自分としては、今のところ銘柄選択は間違っていないと勝手に思い込んでいる。
不動産ファンドではダヴィンチが最強だし、ストラクチャードファイナンスではフィンテックの右に出るものは無いと思っている。最近の業績開示を見ると、さらにこの思いを強くしているところ。
だけど、ダヴィンチは下げたとしても下げ幅は限定的で大丈夫だろう、などという根拠の無い変な思い込みはかなり危険である。
個人的には、あまりリスク分散にはならないので、他の似たような銘柄を複数持っていても意味が無いと思っている。がしかし、今回のような信用追証スパイラルに陥ったときに、そのことを忘れていると、同じ人が似たような銘柄を持っていたりするため、共連れになって落ちていってしまう。
このことは後から考えると自明なのであるが、早めに手を打っておかないとケガすることに今更ながら気が付いたアホである。
ダヴィンチは自株の分割だけでなく、他の関連銘柄の分割の影響も受けていると思うし、また明日以降もまだ動きが続きそうな気配だ。
自分の持ち株は、市場全体が下がるときは一緒に下がるし、上がるときはあまり上がらない。前提としてこう思っている方が間違いが少ないようだ。
そうして、周りの悪影響はあまり大きく受けず、他よりも成長していく株を選別できるセンスを徐々に磨いていければいいなと思う。
四つめは、ポートフォリオのバランスに関して。
自分の場合、外貨建て資産の方が多いし、日本株式はさわかみファンドも持っているので、資産全体としてダヴィンチなどはそんなに大きな割合ではなかった。
しかし、昨年の秋からウエイトが大きくなってきたことに、気づいてはいたものの何も手を打っていなかったことが、少し失敗だった面もある。さらに利益でフィンテックを足したりしているので、日本株に関してはかなりリスキーなポートフォリオである。
外貨建てでもハイリスクなものをそれなりに持っているが、こんなにボラティリティは高くない。
原則からいえば、リバランスすべきなのだが、一単位が大きめなのでなかなか減らしていくのに心理的な抵抗がある。前に書いた含み益の問題もあるし。
でも、ダヴィンチについては分割によってこの辺のポジション調節がやり易くなるので、これからはもう少しこまめに考えたいと思う。
米国株のように、株価が20~50ドルぐらいのものが多くて、1株単位で売買できると、自分のような小遣い投資家には都合がいいのであるが、日本株ではなかなか実現は無理そうなところが残念。
多くの企業がこれをやると、東証のシステムがパンクするしね。(笑)
- by Gabbiano
- at February 21, 2006 00:36
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comments
節分天井 彼岸底
昔よく言われた言葉ですが
これに冬季オリンピックが重なると
けっこう下げがきつくなります
でもまた月が替わるとあがってくるので
もう少し私は様子見でボーとしています
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ふくふくさん
冬季オリンピックの年に下げるというのも、面白い結果ですね。
単に4年周期ではなく、92年アルベールビル、94年リレハンメルと2年間隔でやって、夏のオリンピックと開催年をずらしましたし。今はワールドカップと同じ開催年ですね。
今年開催のドイツワールドカップをもう忘れている日本人も結構多そうな気がします。その頃には株式市場が順調に推移しているといいのですが。。。
日本市場は、今日時点で皆がちょっとホッとしているときかもしれませんが、まだ安心はできない気はしますね。
まあ、このまま上がってくれても文句はないのですが。。。
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