March 8, 2006
外貨建て資産
以前より何度か書いているが、自分の場合、現在では外貨建て資産の方にウエイトを高く置いている。
外貨建て資産をどう捉えるかということは、突き詰めると、天動説を信じるか、地動説を信じるか、ということになる。
つまり、何を基準にして、どの種類のものさしを使って資産を見ているかということ。
自分が絶対に揺らぎのないと思っている地面が、実は動いているかもしれないのであるが、その人の物事の捉え方しだいなので、絶対的な評価はできない。
これは宗教に近いものがあるので、一つの正解は無いように思う。
自分としては、現在は円ベースで生活しているが、今後もしばらくは安定的に続くと思われる定期収入が円ベースであること、将来定職につかない状態になったら、日本より外国で過ごす期間の方が長くなることも十分考えられること、などを考えると、外貨建て資産を持っている方が合理的に思えるので、そうしている。
また、現状では、外貨建ての方が無リスク資産をベースにした期待利回りが高いわりに、ここしばらくは外貨建て資産の減価が少ないように思えるので、外貨を持って日本円ベースでリスクを取っても十分にリターンが得られそうだとの判断もある。
実際に、ここ2,3年のスパンでみると、外貨建て資産は銀行にマネーファンドなどでそのまま置いていても儲かっている。
あと、漠然とした日本円に対する不安というものがある。
日本という国家や、日本円という通貨が、遠い将来にわたって存続しているかどうかというのは、わからないとしか言いようがない。
まあこれは、どこの通貨をとっても同じような不安があるのだが。。。
個人的な意見では、日本円だけで資産を持っている方がリスクが高いと思っている。
日々の生活では変動していないと思っていても、世界の基軸通貨である米ドルベースでみると、円建ての資産は変動している。
為替レートは相対評価なので、何を基準にするかで評価が変わってくると思うけど、日本国内だけで生活しているからといって、日本円だけでいいのかどうか考えると、少し不安を感じるのは自分だけだろうか?
結局、複数通貨に分散しておいた方がリスクが少なくなるのではないか、という信念のもとに行動している。
また、複数の通貨でそれぞれ収益を上げる方法を考えていた方が、いろいろな局面に対応できる幅が広がるのではないかという漠然とした思いもある。
とはいえ、外国のこともウォッチしておきたいという趣味的なものが大きな要素なのかもしれない。
一番のポイントは、各自の出口戦略をどうするかによって、外貨の位置付けが変わってくるので、その辺をよく考えた方がよいと思う。
なんか全然まとまらないので、またいつかに続くかも。
- by Gabbiano
- at March 08, 2006 07:21
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comments
お久しぶりです。私も外貨資産が全資産の50%超を占めています。Gabbianoさんの仰る通り、ほぼ間違いなくハイパーインフレでも起きない限り、返済不可能な国・地方政府の債務という一点を考えただけでも、円に全資産を預けるほど楽観的にはなれません。
それからいつかも書いていらっしゃたと思うのですが、「出口戦略」についても賛同します。
株式にしても長期的なタームで、過去の実績から言えば確かに他の資産よりパフォーマンスが良かったし、今後もそうだろうと思いますが、それはあくまで平均にならした場合に言えることで、長期のタームを区切って見れば、大きな乱高下があり、自分が資金の必要な時に上がっている保証はないですしね。
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こんにちは。
「出口戦略」のお話、なるほどと頷きながら読ませていただきました。
つい資産を運用することばかりに目がいきますが、実際に使う時のことも考えて、金融商品を選択したいものですね。
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tstさん、水瀬さん、こんにちは。
出張などがあったので、コメントが遅れました。
私は、為替は全く予測不能というスタンスですので、分散する戦略しかとりようがないというのもあります。
為替差益を取ろうという願望はあまり無いです。為替差損を上回る運用収益を得たいという希望はあります。
大きくインフレになった場合、日本円は株式で持っていればそれなりに株価は上昇すると思いますが、トータルでは目減りするでしょうね。たぶん。
まあ、預金なんかは最悪なので、それに比べれば遥かにマシでしょうけど。
しばらくは基本的にインフレ対応の戦略で間違いは少ないと思っています。
出口のための口座などは、作れるときに作っておこうと早々と用意しましたが、肝心の資金をこれから作らなければいけません。(^^;
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