September 20, 2006

欧州株のETF

自分が欧州のファンドや株式などに投資を始めた3年ぐらい前は、欧州市場のETFはあまり充実していなかった。
欧州株に関しては、FTSE100やDAX、CAC40など、メジャーな株式指数に連動するものがほとんどだったと思う。あとはMSCI指数に連動するものなどがあるぐらいだったかな。

まあ、これらに投資していれば、欧州株の資産クラスとしては十分なのかもしれないが、個人的にはちょっと芸がないなあと思っていた。


しばらくETFをチェックしていなくて、最近になって欧州市場のETFをチェックしてみると、昨年から今年にかけて結構いろんなETFが組成されて上場されていて、そこそこ充実してきているのに気がついた。
ユーロ建てのETFもいくつか候補を挙げておく必要があるかと思い、少し調べてみた。

その中で個人的に少し気になったものをいくつか挙げてみる。


(1)iShares
 <iSharesのサイトは注意書きを承認したり居住国や個人投資家などのカテゴリを入力しないと先に進めない.適当にUK居住の個人などと入力すればよい>

iSharesは欧州ではアイルランドベースでいろいろなETFを運用している。
昔はダウジョーンズのEURO STOXX指数も大型株のEURO STOXX 50ぐらいしか無かったと思うが、現在ではEURO STOXX 600やそのサブセットがいろいろと組成されている。
興味を持ったものとして、EURO STOXX 600のミッドキャップやスモールキャップ、グロースやバリューなどがある。
ETFのパフォーマンスはラウンチして1年ぐらいしか経ってないのでよくわからないため、インデックスのパフォーマンスを見てみると、EURO STOXX 600の場合、ここ3~5年ではグロースとバリューではそんなに大きな差は無いみたい。米国市場のようにバリューインデックスが最強というわけではなく、グロースが勝っている期間も結構あるようだ。
それよりも、EURO STOXX 600全体よりミッドキャップやスモールキャップのパフォーマンスが良いという傾向が顕著で、両者の内では比較的スモールキャップの方がいいみたい。欧州でも小型株効果は効いているのかな。

自分が投資するとしたら、iShares DJ Euro STOXX SmallCapあたりが好みかも。
ただし、このようなまだラウンチして1年程度で、少しマイナーなインデックスに連動するETFは出来高が少なく、売買には注意が必要かもしれない。
このETFに関しては、パリ市場よりもアムステルダム市場の方が出来高が多そう。日によってどちらが多いかは違うけど。1日で数百単位なのでバラツキも大きいかな。思ったときに売買できるかちょっと不安はある。

そこで、iShares DJ Euro STOXX MidCapの方が出来高は一日10万以上と多くて安定しているので、こちらの方がいいかも。パフォーマンスはそんなに差がないみたいだし。

でもなぜかFT.comではこれらのETFの株価データが出てこない。ロンドン市場のポンド建てのものしかデータが無い。まだかなりマイナーなのかな?
後に挙げるETFもFT.comにデータが無いので、ポートフォリオのパフォーマンス管理が面倒になる。

 
(2)Lyxor

Lyxorも最近ETFの種類が充実してきている。
特に面白そうなのが、EURO STOXX 600で業種セクター別のインデックスに投資するものなどかな。
例えば、Financial Services、Banks、Insurance、Food & Beverage、Personal & Household Goods、Retail、Travel & Leisure、などなど、各種業種が揃っている。
Lyxorは商品のCRB指数に連動するETFもある。CRB指数全体のものと、non-energyのものの2つ。non-energyの商品指数のETFなどは珍しい部類かな。

個人的には、Lyxor ETF DJ Stoxx 600 Food & Beverageなどに興味を持ったけど、自分の口座があるブローカーでは株価データが出てこないので、取引ができないみたい。
というか、これらのセクター別ETFは極端に出来高が少ないものがほとんどで、まだ今のところ売買するのは簡単ではないかもしれない。Banks以外はほとんど出来高が無い。
一瞬、Financial ServicesまたはBanksとFood & Beverageあたりをホールドしておくのもいいかもと思ったけど、しばらくは様子見の状態でいるしかないみたい。ラウンチしてまだ日が浅いので、もう少し熟成が必要かな。
ファンドの商品企画的には面白いものが多くて個人的に興味があるので、ぜひPRを頑張ってメジャーにしてほしい。


(3)streetTRACKS
 <streetTRACKSのサイトは注意書きを承認しないとファンドの情報を見れない仕様になっている.注意書きの下のI acceptのボタンをクリックすればよい>

streetTRACKSはMSCIインデックスのETFが充実している。
日興が扱っているMSCI Europe ETFはここのものだと思う。
MSCIも業種セクター別のインデックスがいろいろある。
Lyxorよりは種類が少ないけど、Financials、Health Care、Utilities、Consumerなど、各種業種が揃っている。

個人的に興味を持ったのは、streetTRACKS MSCI Europe Consumer Staples ETFあたりかな。
ここの業種セクター別ETFも出来高はあまり多くない。でもLyxorよりはかなりマシだけど。
このETFだけはそこそこ出来高があって、1日に千以上はあるみたい。
今のところ、業種セクター別ETFならstreetTRACKSかな。


米国市場の充実度に比べるとまだ全然選択肢が少ないけど、日本よりは数段マシな状態である。
欧州株のETFについては、まだまだいろいろと検討中。
 

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comments

いつの間にか欧州も増えていたんですねー。
僕は米国上場しか普段はみないので知りませんでした。

米国上場でも、国別のMSCI連動は別として、あんまり欧州モノってないんですよね。

ところでこの前ETFで有名なB社の営業の方と話す機会があったのですが、やっぱりETFはほとんど儲からないので量で攻めている、というような話をされていました。
アクティブファンドやヘッジファンドはそれに比べて申し訳ないほど儲かる、とのことでした。

  • vanillacoke
  • September 21, 2006 22:38

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バニラコークさん

私も最近気がついたのですが、欧州も増えてきているようです。
まだ出来高が少ないものが多いのですけどね。
欧州株でしばらく放置しておけるようなものを検討していて、ETFを探してみたところです。

ETFの手数料ではあまり儲けが出ないのでしょうね。薄利多売の戦略なんですね。
ヘッジファンドと比べると手数料のケタが2桁違いますしね。

  • Gabbiano
  • September 22, 2006 12:17

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