September 5, 2006
ゴーロイズは使えるか?
自分はLloyds TSB Group株のホルダーでもあるので、企業研究を兼ねて、日本でのLloyds TSB関係のサービスについてちょっと書いてみようかと思う。
日本には、ロイズTSB銀行東京支店がある。
東京メトロの溜池山王駅の近く、赤坂ツインタワーというビルの5階の一角にあって、銀行支店というよりはオフィスの雰囲気に近い。
日本での個人向けのサービスとしては、外貨定期預金と、ゴーロイズという海外送金サービスぐらいしか展開していない。
外貨定期預金は300万円相当額以上からで、これといった特徴が無いので、あまり利用価値が無いかもしれない。たまに日経新聞の土曜面などに広告があるけど、売り文句としては英国の高格付けの銀行というぐらいか。
あとそういえば、香港支店やシンガポール支店の預金口座の開設を東京支店で取次ぐサービスをやっているけど、最低預入額がUSD 75,000以上からと高額なので利用する人は少ないだろう。しかも、口座開設後のサポートはやってないので、英語でのコミュニケーションが必須だし、香港やシンガポールはインターネットバンキングが無いのでいろいろと苦労するかも。
でも、ゴーロイズについては、場合によって利用価値があるのではないかと思っている。
例えば、海外に留学している子供に送金する場合とか、日本円のままで海外銀行などに送金する場合などだ。
ゴーロイズは、事前に送金先などを登録しておき、三井住友銀行にあるゴーロイズ専用口座に送金資金を日本円で振り込むだけで送金できる。
登録はオンラインで可能である。海外送金にまつわるいろいろな手間を考えると、手軽な部類だと思う。
送金手数料は、送金金額に関係なく1回につき一律2,000円である。ただし、コルレス銀行や受取銀行などで手数料を少し引かれるみたいである。ウェブには通貨ごとに海外での手数料が記載されている。
また、日本円のまま円建て送金する場合は、送金金額の0.1%(最低1500円)の手数料がロイズTSBで加算される。
送金手数料だけを考えると、シティバンクで100万円以上の口座残高を維持している場合のオンライン海外送金手数料と変わらない。コルレスチャージはシティバンクの方が海外送金ネットワークが充実している分だけ安く収まることが多いかもしれないけど。
また、シティバンクではシティの海外支店向け以外には日本円の海外送金は受け付けないことになっている。やろうと思えば、コルレス銀行などをちゃんと指定すれば、シティや三菱東京UFJなどから日本円を海外送金することはできるかもしれないが、たぶん日本円のリフティングチャージを取られるので、円送金の場合は総合的にみてゴーロイズが良さそうに思える。
他にもっと安価な円送金ルートがあれば教えて欲しいぐらいである。
判断基準は、ゴーロイズの送金手数料の安さがメリットとなるかどうかと、海外送金にかかる手間をどう評価するかではないかと思う。
送金手数料の安さがメリットになる場合(比較的少額の送金)は、ゴーロイズが有利だし、一般銀行と同じ程度の両替手数料がデメリットとなる場合は、他のルートが有利である。なお、ロイズTSBのTTSレートは同日付の三菱東京UFJのレートよりほんのわずか安いみたい。
また、送金頻度が高い場合などは、送金にかかる手間を無視できない。
一般に知られるようになった野村外貨MMF(USDの両替手数料片道50銭)→外貨のままシティバンクに出金(手数料ゼロ)→シティバンクから海外送金(口座残高100万円以上でオンライン海外送金手数料2000円)のルートなどは、それなりに面倒だし、時間がかかる。
ゴーロイズだと15時までに入金すると同日付で電信送金される。お手軽で素早い海外送金が可能である。欠点は、外貨への両替レートが送金当日のレートで決まってしまうことかな。
ここまできて、ふと思いついたのは、ロイズTSBの外貨定期預金を利用できないかなあということだ。
ロイズTSBの外貨定期預金は、定期預金だけどいつでも中途解約が可能。外貨での入金や出金もできるみたい。
つまり、野村外貨MMFなどでタイミングを計って有利なレートで両替しておいて、ロイズTSBの外貨定期預金に入金する方法もアリかも。最初は300万円相当からだけど、以後は100万円相当から可能みたい。ロイズTSBから外貨で送金する場合の送金手数料は2000円らしい。
と書いてみたけど、これって野村-シティバンクのルートとあまり変わらない。堂々巡りになっている。
外貨ベースでみて、野村外貨MMFやシティバンクの外貨普通預金で置いておく場合と、ロイズTSBの外貨定期預金を最短の1ヶ月定期などで入れて適当なタイミングで中途解約する場合とで、どちらが有利かにもよるかも。
あと、実際に使ってみないとわからないけど、電話で指示して一部を中途解約して海外送金が即日実行可能だったら、シティのオンラインバンキングでPCをカチャカチャやるよりかは楽かもしれない。
まあ、結局のところ、置いておく資金量や送金頻度、送金金額など、各自の事情に合わせて最適な方法をいろいろ模索するしかなさそうかな。
- by Gabbiano
- at September 05, 2006 18:22
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