October 12, 2006
YHOOオプションその後
先日取引したオプションのその後はどうなったかをちょっと書いてみる。
現状としては、まだオプション売買は初心者以下のレベルであるため、経過はあまり良くない。
米国のヤフー株の個人的な思惑は、次のとおりだった。
(1)減益予想のニュースで急落した後、25ドルあたりをサポートにしばらく踏みとどまる。
(2)10月17日の3Q決算発表後は株価が動くはず。決算の結果を市場が全て織り込み済みとは考えにくく、予想以上に悪くて急落するか、予想よりは良くて持ち直すかのどちらか。トレンド的には下がる確率の方が高そう。
このため、(1)をもとに10月限の権利行使価格25ドルのプットを売り、その後、(2)をもとに11月限の権利行使価格22.5ドルのプット買いと27.5ドルのコール買いを組み合わせて、ロングストラングル(ストラングルの買い)のポジションを仕掛ける。
(A)
YHOO OCT 25 PUT 0.85 SELL
(YHOOの10月限、権利行使価格$25のプット売り、プレミアムは0.85)
(B)
YHOO NOV 22.5 PUT 0.45 BUY
YHOO NOV 27.5 CALL 0.60 BUY
(YHOOの11月限、権利行使価格$22.5のプット買い&$27.5のコール買い、
プレミアムは0.45+0.60)
(A)は10月21日までの間、株価が上昇、そのまま25ドル以上のレンジ内で不動、25ドルよりちょっと下落のどれかなら利益になり、25ドルから大きく下落したら損失になる。
(B)は11月18日までの間、22.5ドル以下に下落または27.5ドル以上に上昇したら大きな利益になり、22.5~27.5ドルのレンジ内にとどまると価値ゼロになって損失になる。
我ながら、イマイチなポジションだなあと後で思った。ちょっと変な形になっている。ちなみに、本などには載っていない。
(A)のプット売りに関しては、16日までに手仕舞うことは必須。それまで25ドルあたりで踏みとどまれば、権利行使期限は21日なのでオプションの時間価値が無くなってきて売りで利益がとれるはず。
先週までは、一時25ドルを割って下落する場面はあったものの、押し返されて25ドル半ばになっていた。
しかし、昨日、今日と連続で大きく下落していき、これを書いている10月12日0時現在では24ドルを割って23ドル台に突入。あえなくポジション構築時に設定していたストップオーダーのロスカットラインに達してしまい、損切りで手仕舞うことに。その後もプレミアムが上昇しているので、まあまあ傷が少ないうちに逃げられたかと思う。
権利行使期限まであまり時間が無いオプションは、原資産の価格が動くとプレミアムが大きく変化する。これを身をもって体験することになった。
敗因としては、
(1)どちらかというと下落トレンドにある中で、下落の確率の方が高いと思いながら、プレミアムが高くなったプットを売ったこと。初心者のためセオリーに従ってみたが、自分の予感の方が正しかった。自分の予感とは逆に動くのではと思ったが、こういうときに限ってそのとおりになる。先週まではいい線いっていたのに。
やはりトレンドに逆らう形になることは避けたほうが良さそう。
(2)受け取るプレミアムを欲張ってしまい、権利行使価格がポジション構築時の原資産価格に近すぎたこと。25ドルは結構強いサポートかと思ったが、変動幅としては狭すぎたかもしれない。市場の地合いも悪くなってきたし。ちょっとギャンブルの度合いが強すぎたかも。
でも、プレミアムが半分ぐらいだった22.5ドルのプットをもし売っていたとしても、今の感じではそんなに儲からないかさらに下落して損で終わる可能性もある。やはり今回はプット売りはあまり良くなかったということかな。
(3)権利行使期限の直前に株価が動く可能性のあるイベントがあるにもかかわらず、オプションの売りを行ったこと。もし仮に思惑通りに進んでいたとしても、安全のために手仕舞う日の時点ではまだ時間価値が残っていて得られる利益が少ない可能性がある。つまり、リスク/リターンのバランスが悪かったのではないかと思う。
(B)のロングストラングルに関しては、3Q決算発表後の状況をみて、株価があまり大きく動きそうになかったら価値が残っているうちに適当なところで手仕舞うつもり。権利行使期限の間際まであまり粘らない方が賢明なようだ。
現状では、プットのプレミアム上昇分がコールのプレミアム減少分より大きいため、若干の含み益状態である。
もしプットかコールのどちらかが2倍になれば半分を利確予定。その後、さらにアウトのオプションを売るなどの仕掛けも考えられる。
オプション売買を経験して思ったことは、個別株オプションの場合、いくらヤフーなどのメジャーな株とはいえ、流動性はあまり高くない。なかなかBid/Askの差が埋まらない。
このため、基本的には指値での売買が必要になる。今回のようにストップオーダーに引っかかると、成り行きの売買となって不利な値段で手仕舞うことになる。
まだまだいろいろと勉強や経験が必要だ。
だけど、かなりおもしろいかも。
- by Gabbiano
- at October 12, 2006 00:51
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comments
僕も最近Gabbianoさんに影響されて日経225オプションを見たりしています。
僕は一度もオプション取引はしたことがないのですが、考えているのは権利行使期限がそこそこ近くて(今なら11月限あたり)、大幅にアウトオブザマネーのオプション(単価10~20円くらいの)を売ったら面白いのでは、と思っています。
時間価値が減少していくのを期待して、10円のオプションが1円(または紙くず)になるのを期待するというものです。
今だと19000円のコールとか14000円のプット辺りが対象になりそうです。
まあ、問題はその時もロスカットのルールをどうするか、でしょうね。
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バニラコークさん、こんにちは。
オプションもそうそう初心者が簡単には儲けられないことをわかっていただければと思い、書いてみました。
やはり、ある程度利益を得ようとすると、売りで大きなポジションを持つか、買いを組み合わせないと、利益率は向上しないみたいです。
十分な優位性を見つけることがポイントのようです。
まあ、個人では小さいポジションでちょこちょこやっているのが安全でいいと思います。
日経先物オプションではそんなにアウトのオプションに値段がついているということは、売買が成立しているということですよね。
買う人の意識はほとんど宝くじのレベルですかね。たぶん。
もしあと1ヶ月ぐらいでインザマネーになったりしたら、投資元本に対する利益はすごい倍率になりますね。売り方はそのまま頑張ったりしたら即死ですけど。
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