December 11, 2006

長期投資への応用

先日のエントリーの続き。

わらしべ長者の考えを長期投資に応用するには、単純な話、時間軸を長くするだけ。
頻繁に資産を入れ替えていたら、手数料や税金でマイナスになる可能性があるので、それだけは絶対に避けたいし。

たとえば、1年とか、3年とか、10年とか、自分に合ったサイクルでときどきポートフォリオを見直して調整すればよい。
そのときに、現在持っている資産よりも将来価値が上がりそうな有望な資産があれば、一部またま全部をそれに交換していく。
いくらインデックスに分散投資していても、何年か経てば状況が変わってきているはずなので、セクターや地域の好不調、今後の見通しなどは変化していると思う。
そういうときも不動でいるのがインデックス分散投資の極意という考えもあると思うけど、ポートフォリオのバランスが大きく変化していたら調整した方がいいと思う。


自分の場合、1年ちょっと前ぐらいに書いた出口戦略のエントリーにもあるけど、出口戦略や途中のマイルストーンを重視しているので、何十年もの長期間を考えていても、節目節目の状況とか、それぞれの資産の手仕舞い方などは最初から意識している。

現状では資産を子孫に相続させるかは未定なので、一旦買ったものは売る時のことをほんのわずかでも考えている。
相場で一番難しいとされる「売る場面」というものを意識し、今はまだいろいろと試行錯誤の段階だけど、資産が大きくなったときに失敗を少なくしたいと思っている。


あと、ポートフォリオのリバランスによるマジックを一つ紹介しておこうと思う。

 
石坂さんのサイトのコラムの特別版「Kelly基準とその周辺の意味するもの」の中の、5ページ後半から7ページあたりにかけての部分が興味深い。

株価が短期では変動するが、長期では変化がないような株に投資しても儲けられる


 toy model というか極端に単純化したとして、各期ごとに全く値段の変化しない資産(=現金)と、各期ごとに半々の確率で2倍になるか1/2になるかする資産(=単純化された株)があったとします。
 どちらも、単独では利益を生み出さない資産ですので、ずっと持っていても永久に儲かりません。ところが、各期ごとに現金半分、株半分にリバランスすると、あら不思議、各期約6%程度のプラスのリターンが得られます。


これを最初に読んだときは少し衝撃を受けた。
つまり、最終的には値段が上がらない資産でも、上がったり下がったり変動を続けている場合、相関が0の資産との間でリバランスを繰り返すと、リターンがプラスになるということ。


今年の日本株の調整で少し痛みを受けた後に、この記事と、ジムクレイマーの本を読んでからというもの、リバランスや利確については効果的な手法として考えるようになった。
このことは、短期とか長期とかにはかかわらず適用できると思っている。
自分に合ったスタンスや期間で考えればよいと思う。


あと、長期投資に直接関係するかどうかわからないけど、投資に望むにあたって思っていることをちょっと書こうかと思っている。

まだ続く予定。
 

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