February 24, 2007

キャリートレードもどき

土曜日も仕事だけどちょっと休憩。


そういえば、最近、為替動向を語るときにキャリートレードの話がよく出てくるけど、これって結構昔からあったものだと思う。


実は、昔シティバンクをメインで使っていた頃、もしかしたら自分もキャリートレードに近いものをちょっとやっていたような気がする。
何年前かは忘れたけど、90年代中盤か後半だったと思う。
当時も日本円の金利はゼロに近く、米ドルや英ポンドの金利はたしか5%ぐらいと高かった。ユーロではなく独マルクとかの時代。


FXなんて大口の機関投資家の為替ディーラーの世界で、個人には全く無縁だった。
外貨投資といえば外貨預金がメイン。証券口座は持っていなかったし、証券会社のイメージはかなり悪かった頃。外貨MMFはちょっと敷居が高く感じられた。


シティバンクも日本の銀行と同様に、預金を担保に融資を受けることができる。マルチマネークレジットとかいう名称だった。
日本円の貸出金利と米ドルの定期預金の金利を比べると、かなり差があるので、金利分を稼げるんじゃないかと思ったのだ。現時点で外貨預金の資金を入れなくても、次のボーナスとかで返せばいいので、その期間の金利分が儲かるのでは?との考え。
発想は現在のFXのスワップ受取りに近い。

 
とりあえず日本円を普通預金で置いておいて、日本円の融資枠を使って米ドルや英ポンドの定期預金をする。1ヶ月物や3ヶ月物などでロールオーバーしていって適当なところで普通預金に振り替える。
今思うと、めちゃくちゃ効率が悪いのだけど、当時は知識があまり無かったのに加えて、他に選択肢もほとんど無かったし、コストは仕方がないものだと思っていたので、とりあえず実行してみた。

たしか、シティバンクの顧客向けのマンスリーレポートにも、これと似たようなことがちょっと書かれていたかもしれない。
たぶん、欧州などの銀行では、スイスフランで借り入れて高金利通貨で運用するとかは普通にやられていたと思う。


結果は、外貨ベースでは増えるのだけど、円ベースでは為替が円高に振れると実質は儲けにならない。
ということで、銀行を儲けさせるだけかもしれないと思い、長くは続けなかった。
手仕舞いは外貨を日本円に戻すのではなく、外貨のままで持っていて借りていた分を日本円で追加して返済。だから、あまり金利や手数料の負担は大きくない。
FXだったら現受けということになる。
そういえば、一旦外貨に替えたものはほとんど日本円に戻したことがないかも。


もしシティバンクで外国のETFや債券に投資ができたら、もっと良い結果が出たかもしれないけどね。
でも、90年代も市場でいろいろ波乱があったから、大損していた可能性もある。


まあ、いろいろと実体験してみれば物事の本質が見えてくる。
 

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comments

シティのマルチマネークレジット懐かしいですね!先日も書きましたが、私が初めて外貨定期を作ったのはシティバンクでした。たしか電話で取引で来ましたよね。当時、財務部にいて、会社では会社が発行したワラント債の為替予約なんかもやっていた関係で銀行のディーラーとも付き合いがあったりで、個人的にもなんて考えたのがきっかけでした。
たしかにこれもキャリートレードですね。
そういえば何回か電話がかかってきて、追加資金を催促されました。(^_^;)

  • tst
  • February 24, 2007 14:33

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tstさん、こんにちは。

tstさんもマルチマネークレジットを利用されていたのですか。
当時はテレホンバンキングがメインでしたね。

> そういえば何回か電話がかかってきて、追加資金を催促されました。(^_^;)

私も一度電話を受けたことがあります。
これって追証みたいですね。(^^;

  • Gabbiano
  • February 24, 2007 20:07

  • ------------------------------

>一旦貨に替えたものはほとんど日本円に戻したことがない

僕もできればこうありたいと思います。
日本の金融機関では、外貨のまま資金を利用できる(配当・分配金を外貨のまま受け取ったり、外貨のまま送金したり、クレジットカードで利用したり…)ところが、まだまだ少ないのが悩ましいです。
東証・大証への海外ETFの上場が渇望されておりますが、売却した資金や分配金もすべて強制円転されてしまうという部分は、痛し痒しと思っています。

水瀬さんこんにちは。

私はシティバンクと野村證券以外の日本国内の金融機関で外貨を預けたことが無いのですが、たしかにまともにマルチカレンシーで扱えるところは外銀と大手証券ぐらいですかね。

国際的にみて金融機関のシステムや力が劣る→投資家にとって選択肢が少ない→個人の金融リテラシーが育たない
全て連鎖しているようにも思えます。

  • Gabbiano
  • February 25, 2007 22:08

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