March 19, 2007
その投資対象は儲かるか?
最近、日本株を投資対象から外してみようかと一瞬思ったりしたが、その後にいろいろ考えていちおうの結論が出たので、そのときの過程を記録として残してみる。
いきなり核心部分にふれると、投資して資産を増やしたいと思っている場合は、結局のところ、ぶっちゃけた話「ところで、その投資対象は儲かるのか?」ということが判断基準になっていると思う。
十分に資産があって、これから特に増やす必要がない場合は、社会貢献などを第一に考えて投資対象を選んでもいいと思う。でも、資産を「増やす」ためには、必ず利益が出て儲からなくては、増えていくことは無い。
つまり、表面的には綺麗事の理屈を並べていても、裏では損得を考えてプラスのリターンが期待できる(プラスのリターンが得られる確率が高い)ものでないと、増えていかない。お金には綺麗事だけでは済まない面がある。
(ここでは、社会的な名誉とか、心の充足感とか、正義感とかは傍に置いているので、そのへんは誤解なきよう願います。)
で、日本の株式市場は、開示資料の内容が怪しいことがありその確率は米国市場などに比べてかなり高いのでは?という疑惑について、大手証券や取引所の行動をみていると、やっぱりそうだと思える状況になっている。
そんなに信用ができないのなら、今後は日本株投資は止めようかと思ったりしたのだけど、上に書いた原点に戻って考えてみて、ちょっと気が変わった。
儲かりそうな期待が持てるのなら、そのような基準で選別せずに、枠や箱にとらわれずに自由にやればいいと思ったから。
ただし、ファンダメンタルの細かい数字にこだわりすぎると、その根拠に不正があれば失敗してしまうので、そのへんのさじ加減は必要になってくるのかもしれないなと思う。
結局、真実は市場にしかないということになるけど、市場はときどき間違えるみたいなので、付き合いは難しい。最近は改めてそう思う。
米国市場だって、エンロンなどの例があるように、不正はいろいろとあるし、将来も無くなることはないと思う。
でも米国のいいところは、民主主義や資本主義がいちおう機能しているので、自浄作用が働くことだ。
日本の場合は、基本的に裁量で動いているので、自浄作用などは期待できそうにない。
逆に、これぐらいでOKならと、もっと悪くなる可能性もある。ここで言っている「悪」とは「誠実でない」ということで、友達にはしたくないもののこと。
最近いろいろと不祥事が出ているのは、みんなが悪くなったわけではなくて、インターネットなどの普及によって悪いことが公衆に知られるようになったからだと思う。
たぶん昔の方が表に出ないだけでもっと悪いことがたくさんあったんじゃないかと想像している。
だけど、本当に悪い人は、悪いことを表に出さずに善良であるイメージを持たせるようにしているんだと思う。悪さが表に出てしまったら、それだけで悪い人ランクがかなり下がると思う。
見た目は良い人そうだけど、もしかしたら裏では悪いかもしれないわけ。法人も同じ。
そうすると、自分の善悪の判断すら誤っているかもしれないわけで、ここまできたら、どれだけリスクをとって投資して回収するか、これだけを第一に考えるしかないのかなと思えてきた。
そうは言っても、自分なりの判断基準はあるので、明らかに反社会的なものには手を出さないとか、それぐらいの意識は持っているつもり。
まあとにかく、自分の「わらしべ長者」の考え方に従って、今よりも将来価値が上がりそうなものに交換していくことを繰り返していって、資産が増えればいいかなと思っている。
間違っていたら、間違いに気付いたときにまた交換すればいいだけ。
ところで、うちの子の分はマネックスの口座開設を申し込み中。
積み立てるものは最終決定していないけど、今日の時点ではトヨタバンガードファンドが優勢で、資産設計ファンドの逆転もあるかな、という感じ。資産設計ファンドはもう少し様子を見たいというのが本音。
でも堅めにして資産設計ファンドの方がいいのかなあ。債券はあった方がいいと思うけど、REITはどうなんだろう?
あと、金融機関については、自分は悪い人前提で付き合っている。正義感だけで考えると、取引できる銀行や証券会社は存在しないと思うから。
もし自分が使っている金融機関で不祥事があっても、まだ使える点があれば以後も使うと思う。
例えば、大同銀行の三雲頭取のように、良い人だけでは今の時代には生き残っていないだろう。
ボッタクリのファンドなどを金融機関から買ってくれる人がいるから、手数料値下げや金利優遇などの恩恵を受けられるわけで、全てに誠実な金融機関だったら、その運営コストはあなたが負わなければならない。
- by Gabbiano
- at March 19, 2007 17:50
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comments
確かに金融機関と、そこで売ってある商品とは別で考えた方がいいかもしれませんね。営業マンの良し悪しが商品のリターンに影響を与えることはないですから。
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イニシアティブさん、コメントありがとうございます。
極悪っぽい金融機関の方が、あまり宣伝をしないところに良い商品やサービスがあったりします。
こういうところの方が幅が広く懐も深いように思います。
それだけの能力はあるからなのでしょうか。
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