July 12, 2007

パスタ高騰か?

昨日のヤフーニュースで目に留まった記事。
やはりというか、イタリアのパスタが高騰する恐れがあるらしい。

時事通信が配信した日本語記事を引用しておく。
元のBBCの記事はこちら


伊でパスタ高騰の恐れ=温暖化などで小麦不足-英BBC

7月11日6時0分配信 時事通信

 【ロンドン10日時事】英BBC放送は10日、パスタの本場イタリアで代表的原料であるデュラム小麦が不足し、スパゲティなどの価格が高騰する恐れがあると報じた。地球温暖化やバイオ燃料への転用増加が背景という。
 イタリアは現在、パスタ生産用のデュラム小麦のうち40%を海外から輸入。大半はカナダ、シリア両国から調達しているが、カナダではエタノール製造用として小麦の使用量が増加。地中海沿岸の生産地帯では、温暖化が原因とみられる気候変動で生産量が減っている。
 BBCは、イタリアのパスタ製品価格が今秋までに20%上昇すると予測しており、パスタ好きが多い日本への影響も懸念される。

地中海沿岸の干ばつで不作→地球温暖化の影響と考える人が多いだろう。
そして、温暖化防止のために石化燃料使用削減→バイオエタノールの使用促進→小麦の高騰。

まさに絵に描いたようなシナリオで笑っちゃいそうになるほど。


イタリアのパスタは日本の米と似たようなものだから、食事には欠かせないもの。
イタリアがパスタの原料をこんなに輸入に頼っているとは知らなかった。
日本も食料自給率が低いから、他人事ではないし、笑ってはいられない。
今すぐにでも自分がおかれている状況を考えて、覚悟をしておかなければいけないかもしれない。

 
パスタで使用するデュラムセモリナ粉というのは、デュラム小麦を粗挽きにした粉のこと。これが無いとパスタにはならない。
バイオエタノールへの転用のためにデュラム小麦の生産量まで落ちているとは。
デュラム小麦をエタノール用に使うのはもったいないので、たぶん普通の小麦などに転作したのではないかと思われる。


以前にも少し書いたように、個人的なスタンスは、「地球の変化はなるようにしかならない」というもの。
環境の変化に対応して生き残っていけるかどうかが問題で、今の状態を無理に維持しようとするのはエネルギーの無駄だし、非効率だということになるのかな。


環境保護の過激な活動家を生理的に受け入れられないのは、裏にエゴが見えてくるから。
中には何もわかっていなくて善意だけでやっている人もいるのかもしれないけど、これは本当に救えないし、最悪なパターン。

彼らは、今の状態やほんの少し前の状態、つまり自分自身の生活環境や自分が勝手に良いと思っている世界を守りたいというのが根底にある。これは無意識の場合も多いかもしれないけど。
実際には自分自身に「氏ね」と言っていることに近い行動かも。


地球は人間の思惑とは関係なく、じわじわっと変化して行く。
人間が太ったり、痩せたり、年老いたりするのと同じ。
変化を受け入れてその後を考える方が建設的かも。


山などで海の生物の化石が出てきたりして、昔は海だったということはよくある。何万年まえかは海だったところが隆起して山地になったところは多い。ヨーロッパアルプスだって海だった時代があったりする。ドロミテなんかでもたまにアンモナイトなどの化石が出たりするみたい。
関東平野も縄文時代は海だったところが多いみたいだし。もし縄文時代の地形に一夜にして戻ったとしたら、自分の家は海底にあるかもしれないわけ。


地球の温暖化や海面上昇などは、トレンドが形成されているとすると、人間の一生のレベルではずっと続く可能性が高い。これはもう避けられない。
ヴェネツィアは好きな街の一つだけど、何百年スパンでは無くなっている可能性もあるが、変化に対応できなければ残れないのは事実。

もし温暖化デリバティブがあったとしたら、ロングしておけば自分が死ぬまではずっと儲かる可能性が高い。ある程度の押し目に耐えられる範囲でレバレッジをかけてもいいぐらいかな。


温暖化の要因は、おそらくいろんな要因が絡んでいて、真犯人を一つに絞るのは無理だと思う。
要因をいろいろと科学的に証明したとしても、それは、相場が急落したときに、後付けで原因をいろいろ考えて納得するのに近いこと。ここを重視してもあまり大きな意味があるとは思えない。
事実として温暖化が進んでいるのなら、それに対応してどう生きるかを考えるだけ。

まあ、みんなが省エネ行動をとると、わずかでも温暖化の進行を少なくできるのかもしれないから、精神的な気休めにはなる。
これだけやってはみたけど、温暖化が進んでしまっても、「しょうがない」かと。

これは環境保護活動を否定しているわけではなくて、方向としてはやった方が良いとは思うけど、別の要因で悪くなることもあるから、一概には言えないということ。


極論を言うと、もしCO2の排出量の増加が地球温暖化の主要因だとしたら、人口を減らして、経済を衰退させていけば、解決する。
これはまともな人間なら受け入れられるものではないだろう。

仮に、電気もガスも石油も使わない生活を1週間続けてみて、それでも温暖化を止めるために石油を使うのを止めようと思うなら、そう主張してもいいかもしれない。
もちろんPCやインターネットなんかも無いし、移動するには陸上は徒歩か自転車、馬、馬車、リヤカーなど、海上はヨットや帆船、手漕ぎボートなど、空ならグライダーなどかな。雪があれば、スキーや犬ゾリという手もあるけど。
火をおこすために枝を燃やしたら、神経質な人はダイオキシンが気になったりして。
代替案として、オール電化にして原子力発電しようという方向を主張する人はいるのかな?


で、言いたいことは何かというと、自分の生活だけは守ろうとして、ヘタな小細工を考えるよりも、せいぜい身の回りの無駄なエネルギーは無くすようにして、後は変化に対応する術を考えた方が利口に思えると、個人的には感じている。
もしかしたら、上を向いて自分に唾を吐いているかもしれないと、想像してみたことはあるだろうか。


経済発展を止める方向は受け入れられないでしょ?
もしこれを受け入れて、ラッキーにも生き残れて、なおかつ投資を継続できたとしても、一般の投資家は儲からない状況だ。ていうか、生きていくだけで大変だろう。


まあ、どれが善でどれが悪かなんてわからないから、自分がバイオエタノール関係に投資する可能性はあるけどね。(^^;
結局のところは、あまり極端なことは止めようということに落ち着くのかな。
 

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