September 13, 2007
周産期医療
たまには医療関係の話題でも。
最近、妊婦の救急医療などの問題がいろいろ言われているけど、自分らも近いところにいるので他人事ではないから、ちょっと書いてみようかと。
うちの奥さんは2人目の子供の予定日が11月である。
以前から前置胎盤ぎみと言われて、結局なかなか胎盤が上がらない状態なので、いちおうハイリスク出産の部類に入るから、当初の予定を変更して、MFICUやNICUが完備された病院で産むことにした。
前置胎盤は、紀子さんの件で有名になったもので、通常は子宮の高い位置に付く胎盤が、子宮口やその周辺に付いた状態になったもの。
何が問題かというと、出血しやすく、ときには大量出血につながるから。
突然に予告出血がおきてから大量出血することもあり、この場合、母子共に危険な状態になる。
現状の診断結果は低置胎盤ということで、シビアな状況ではないかもしれないが、用心するに越したことはない。
当初は、上の子と同じに実家の近くの病院でいわゆる里帰り出産する予定だったのだが、万が一そこで対応できなくて他に搬送されるような事態も考えると、最初から設備が整ったところの方がリスクが小さいだろうとの判断。
予定外の早産になる可能性もあるし、帝王切開になる確率も高く、前置胎盤や低置胎盤は出血量が多いらしいから。
転院先は、全ての緊急や異常に対応可能なので他に搬送することは原則として無い、というような所だから、ここでヤバければ他では助からないと思うしかない。
いちおうあのA病院にも問い合わせてみたけど、やはり人気が高くて予約が一杯のようだ。第2候補にあたることにした。
小児科や産科の医療現場が崩壊しつつあると言われているけど、確かにどんどん進行しているのかもしれない。
温暖化なんかの問題よりも、はるかに進行が早いし、切実だろう。
ああそうか、人口が減って省エネになるから、究極の温暖化対策といえるのかも。(笑)
お産ができる病院はどんどん減っている。救急患者を受け入れる総合病院だって、余裕はあまりない。
上の子のときも、最初は実家の一番近くの個人病院で産もうと考えていたけど、そこが婦人科の不妊治療専門になって産科を止めてしまって、やむなく近くの病院を探したのだ。
不妊治療でめでたく子供ができても、産むところを探すのに苦労するなんて笑えない状況も起きるかもしれない。
妊婦の救急医療の問題が奈良で続けて起きたけど、どこでも起こり得るんじゃないかなと思っている。
状況としてはどこもそんなに大きく変わりはなくて、たまたまシステムが比較的弱いところに問題が集中して発生しただけじゃあないのかな。
奈良のシステムを少し改善しても、本質的な問題は解決しない。システムがどこも同じなら、問題が発生する場所がランダムになるだけかも。多少は確率が下がるかもしれないけどね。
関東は現状では比較的マシなのかもしれないが、やはり人口が多いので、患者が集中すると対応しきれなくなる可能性もある。
うちの場合は、通える範囲に周産期母子医療センターに指定された病院が複数あるだけでも恵まれているのかもしれない。
救急車に乗ったことがある人はわかると思うけど、受け入れ拒否でたらい回しなんて、よくあることだと思う。
5年前ぐらいの自分の経験でも、救急隊から各病院に問い合わせて、搬送先を探すような感じだった。
あと、命に別状がない場合は、運ばれてからも普通の外来のように結構待たされたりする。
自分の場合、他の要因もあるのだけど、退院までトータルで5つの病院をハシゴしたことがある。
スノーボードで上腕骨を粉砕骨折したとき。
なんかいろいろ思い出してきたので、後日もし気が向いたら当時のことを書いてみるかも。
- by Gabbiano
- at September 13, 2007 21:34
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