January 28, 2008

ELEMENTS

前回書いたロジャーズ国際商品指数(RICI)連動のETNについて、ちょっと補足しておこうかと。


このELEMENTSのETNは、いわゆるDebt Securities(負債証券)の一種である。
ETFなどと違って、NAVというものがない。
その代わり、理論的な価格は算出できる。
(組成時の価格×指数連動分)-(annual fee 0.75%の日割り分) である。
配当は無い。指数によって価格が変化するのみ。ノートの満期は2022年10月24日。

RICI指数は、ブルームバーグやロイターの端末がないと最新の値はすぐにわからないようなので、個人投資家にとっては本日現在の理論価格を計算するのは簡単ではない。前日の指数ベースの価格はELEMENTSのページに掲載されている。
まあ、少しプレミアムがついている雰囲気があるけど、だいたい適正なBid/Askの値が立っているようなので、それなりの指値で買えば大きくボッタクられることはなさそうだ。


このETNの出口としては、市場で売却する他に、発行体に買い取ってもらう方法もある。
その制限日が2008年1月28日だから、明日以降は発行体への買取請求が可能になる。
ただし、最低金額は5百万ドルなので、一般の個人投資家には縁が無さそう。
あと、ブローカーが買い取って、5百万ドル分まとめて発行体に買い取ってもらう方法もとれなくはない。

まとまった資金があれば、もし市場価格が割安にディスカウントされていた場合に、市場で買って発行体に買い取ってもらう裁定取引は理論的には可能。
でも、現在の出来高では、短時間で5百万ドル分買い集めると、市場価格が上昇して割高になってしまう可能性が高い。


ETNの発行体はスウェーデンの政府系金融機関である。幹事はメリルリンチ。
略称はSEK(スウェーデンクローナのことではない)で、正式名称はAB Svensk Exportkredit、英語表記はSwedish Export Credit Corporation、
日本語ではスウェーデン輸出信用銀行と呼ばれている。
スウェーデン政府が100%株式を保有している。格付けはAa1/AA+だからかなり優秀な部類。
もしものことがあっても、スウェーデン政府がSEKをつぶすことは普通はまず考えにくいように思える。

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January 26, 2008

結局のところはジムロジャーズ指数

以前に書いた商品指数連動のETFだけど、

結局のところ、ジムロジャーズ御大のロジャーズ国際商品指数(RICI)連動のETN (RJI)を買ってしまった。

一番大きな理由は、中国株ETF(FXI)を売った米ドルがあったという、行き当たりばったりの理由だったりする。(^^;
とりあえずユーロよりも米ドルの方が使いやすかったので。


ロジャーズ国際商品指数は、少し前から注目していたけど、手数料が高いファンドしかなかったので手が出なかった。
この指数はエネルギー、農産物、金属の割合が程よいように思う。品目も多いし。
嶋田さんのブログの情報から、最近になってロジャーズ国際商品指数のETNがAMEXに上場されていることを知り、さっそく確認して物色することにした。
一番オーソドックスに全部入りのやつ。

正確には、ELEMENTSという会社が組成しているElements Linked to the Rogers International Commodity Index - Total Return というもの。ここってスウェーデン由来の会社なのかな?
このノートのYearly Feeが0.75%ということだから、まあまあのレベルでしょう。ファンドを買うよりははるかにマシだと思う。

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January 9, 2008

海外移住はYEN次第?

今日の日経新聞の記事を見て、少し前とずいぶん状況が変わったなあと改めて感じたので、書き留めておこうと思った。


今年に入ってから、「YEN漂流」という特集記事が1面に連載で掲載されているのだが、1月8日付は老後の海外移住についての話題。
今日はさらに5面に鴻上尚史氏のインタビュー記事も載っていた。こちらはロンドンで公演したときの英国事情の変化について。


80年代後半に、老後は海外で暮らすシルバーコロンビア計画というのが政府から発案されていて、そういえばそんなものがあったかもしれない。でも、それを発案したのが現在の経産省の事務次官とは知らなかった。
当時は、スペインなどは物価が安くて温暖で、特に欧州ではリタイヤ層には人気の場所だった。シルバーコロンビア計画は、スペインなどの外国で優雅な老後を過ごそうではないかというものだったらしい。


ユーロ統合前のスペインは、たしかに物価が安かった。特に南部は気候が温暖で過ごし易い。少し前の日本からみると東南アジアのイメージに近いものだろう。アジアよりもカラッとしているから、天国のようなところだ。

90年代後半に自分がイタリアの並行輸入車を買った輸入業者は、当時スペインからイタリア車を輸入していた。同じ車がスペインだと安く買えたのだ。かなりアバウトな記憶だけど、割高なドイツなどよりも軽く1割以上は安かったみたい。イタリア本国よりも安かった。


シルバーコロンビア計画が考えられてから20年以上経って、通貨がユーロに統合されて物価が上がり、さらに不動産バブルが起きた後の現在では、円安も影響して、円ベースでみると当初計画した水準よりも住宅費や生活費が倍ぐらいになっている。
とてもじゃないけど日本の年金だけでは生活できないぐらい高くなってしまったのだ。

これは欧州だけじゃない。記事によると、豪ドルが上昇して生活費が高くなったので、オーストラリアからタイに生活拠点を移した人がいるらしい。タイだってバーツ高傾向なので、いつまで安く暮らせるかはわからない。


うちの奥さんは現実派なので、「無理して海外に行かなくても、日本で暮らせばいいじゃない」
たしかにそうである。
最近は、欧州などの海外から見ると、日本の物価は割安にみえるらしい。10年前と立場が逆転している。
日本をベースにして、好きなときに海外で過ごすのが、いろんな面をトータルで考えて一番楽なのかもしれない。

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January 7, 2008

ユーロ建てのCRB ETF

昨日書いたユーロ建てのCRB指数連動のETFについて、

ふと思ったのだけど、


CRB指数が上がったときに、国際的に商品の価格が上がったのか、ドル安によって上がったのか、どちらの要因が強いのかがユーロ建てだと少し区別がわかるかもしれない。


ただそれだけ。


まだ少し様子見だけど、なんか買いたい気持ちが強くなってきた。

 

最近の市場の状況はつかみづらい。見通しが難しいように思える。
こういうときはどうしたらいいか、腹が決まってきた。

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January 6, 2008

年初からいきなり調整

あけましておめでとうございます。


4日から仕事をしたりしているけど、なかなかこちらには時間を割けない状況が続いている。
何も手が出せない状態の中、年初からいきなり調整がきた。

年越しでプット売りポジションなんか持っていたら、即撤退になるところだった。幸いにしてノーポジだったので助かった。
1日にインデックスで2~3%も下がるとさすがにキツい。
逆にチャンスが出てきたようなので、今週はエントリーしてみようかと思う。


あと、やはり少しは商品モノも持っていた方が良いのかな?
もともと、昔は純金積立とか金鉱株とかをやっていたので、金などには少しなじみがあるのだけど、去年あたりは今更買うのもなんだかなあと思っているうちに、そこからさらにかなり上がってきた。以前の値段の感覚があるだけに、なかなか手が出せなかったのだが、周りの状況がかなり変わっているので、水準が変わった可能性もある。
タイミングを逸した感があるけど、気になるものは少しでも持っていた方が精神的に良いかもしれない。自分が買って下がったら、それはそれで良いのだから。
これからもインフレの気配は続きそうな雰囲気もあるし。

商品の指数の1つとして、CRB指数というのがあって、これはインフレの先行指数とも言われていて、モーニングサテライトなどでも毎日メジャーな株式指数や為替レートと一緒に放送で挙げられているポピュラーなものである。
しかし、米国市場でざっくり探しただけでは、CRB指数連動のETFは無さそう。他の商品指数はあるけど、個人的にはCRBが好み。
CRB指数は、去年8月の底からは20%ぐらい上昇したところ。
欧州や香港ではLyxorのものが上場されている。

というわけで、
以前に自分も書いたけど、non-energyのものもあるので、これをユーロネクストあたりで少し買ってみるかな。
それとも、少しエネルギー関係が落ち着くのを待ってノーマルのCRB連動モノにしようかな。

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